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地球温暖化の真犯人は?(前編)


2008,5,24



 最近、農林水産省ではバイオ燃料をはじめとして地球温暖化防止をテーマとした、シンポジウムなどをよく開催している。これは、バイオマスニッポンの中に位置づけられていると考えられるが、洞爺湖サミットまでの国の積極性を世に示す必要があるため、国としては二酸化炭素を少しでも減らす手立てを模索しているのであろう。

 それはそれで良いのであるが、主催者の冒頭の挨拶の内容に気になるところがある。複数の講演者それぞれに表現の仕方は異なるが、最大公約数的に要約すると次のようになる。
・京都議定書で6%削減を約束した
・IPCCの第4次報告書で地球温暖化の原因はほぼ人為的であるとされた
・IPCCがノーベル平和賞を受賞した。

 つまりIPCCがそう言ったから、また、京都議定書で約束したから、という理由から、二酸化炭素を減らそうという趣旨である。

 これはいわゆる受け売りというもので、独自考えが一切入っていない。さらに言うと日本の立場を一切考えていない発言ともいえる。

 二酸化炭素を減らそうと約束してしまったのだから、それを守ろうとするのは当然のことである。しかし、それ以上のことはなく、二酸化炭素の増加=地球温暖化は、論理的に全くナンセンスな話である。それは地球温暖化の原因は他にも考えられるからである。

 それに、ごく微量の二酸化炭素の増加がすぐに地球温暖化に結びつくとは誰が証明したのか?

 私はそんな証明を聞いたことはない。しかし、世の中は皆その方向を向いてしまっている。

 理由もなくあることを信ずることを宗教という。また、理由もなくあることを信じさせることを洗脳ともいう。

 もし、地球温暖化に理由が見出せなければ上記の2つのどちらかである。

 最近はテレビのバラエティー番組でも、「二酸化炭素の増加=地球温暖化」という単純な図式があたかも成立しているように放映している。放映している側は、二酸化炭素の増加=地球温暖化というのは疑いのない事実として認識している。また、国民の多くの人の頭に既に刷り込まれているような気がする。

 二酸化炭素は増加していることは事実であるが、地球温暖化が進行しているかどうかはまだ結論付いていない。金星並みに濃度が高ければ、温暖化はするけれど、極めて微量の場合はどのような振る舞いをするのかは判断がつかないと思う。ましてや地球温暖化の一番の原因が水蒸気となると、人間の力のまったく及ばない範囲となってしまう。

 次のグラフから分かるように、おおむね1910年から1940年にかけて地球は温暖化したが、1940年から1970年代半ばまでは寒冷化している。現にこの時期は化石燃料の消費の増加により地球は寒冷化すると信じられていた。その後は温暖化の時期に入っているが、再び寒冷化の時期に入ってもおかしくない。


 この周期は、黒点の数に比例しているという説もある。
 太陽活動が活発になると黒点が増え、電磁波(太陽風)を多く放出する。電磁波は宇宙線を蹴散らすため、地球に注ぐ宇宙線の量が減り、それが原因で雲の発生が抑えられる。雲が少なくなると太陽光線の地表への量が増加するため地球は温暖化するということらしい。(スベンスマルク効果)


 このスベンスマルク効果は温暖化懐疑論のほんの一部であり、まだ実証されたわけではないが、二酸化炭素の増加による地球温暖化が実証されたわけでもなく、今後さらに研究が進み新たな事実が発見されると思う。

 ところで、国立天文台教授 常田佐久教授は、NHKのサイエンスゼロという科学番組で、
「黒点は太陽活動の源である。これは周期的に数が変化する。黒点は過去において50年とか100年間全くなかった時期があり、その時地球は寒冷化した。黒点の活動と地球の寒冷化が割と対応している。太陽の活動と人間の活動は関係がある。」
と発言した。
 たしかに、1650年〜1700年ぐらいにかけて黒点は0となっている。この時期に地球は寒冷化したのだろう。

 黒点の活動0=寒冷化は、同時に黒点の数が増える=温暖化を表す。教授はあえてそこまで言っていない。もし、この番組で黒点が増えると温暖化するという発言をしたら、大騒動になってしまうだろう。この番組はごく一般人に向けた番組であるからだ。

 次回は、オレゴン大学のNoah Robinson教授が、グラフデータを示し、地球温暖化が太陽活動と関係しているということと、地球温暖化が異常気象には影響していないということを発表したことを紹介する。

   
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