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容器包装のLCAとバイオマスについて


2003,7,16




LCA手法による容器の製造から廃棄までのエネルギーを算出した結果が出ている。
これによるとリターナブルびん、紙パックが容器1回使用あたり150kcal程度と低く、ペットボトル約500kcal、 ワンウェイびん600kcal、アルミ缶600kcal、スチール缶600または800kcalと高くなっている。

(「容器間比較研究会、LCA手法による容器間比較報告書(改訂版)2001.8」より作成, 未来型とは原料のリサイクル率を現状より上げたもの)
紙容器(バイオマス) 132.1
紙容器 194.76
スチール缶(2ピース) 574.51
スチール缶(3ピース) 813.75
アルミ缶(未来型) 463.46
アルミ缶 636.59
リターナブルびん(20回未来型) 160.51
リターナブルびん(20回) 162.88
リターナブルびん(5回未来型) 241.32
リターナブルびん(5回) 252.28
ワンウェイびん(未来型) 621.15
ワンウェイびん 667.46
ペットボトル 522.39
(単位:kcal/1回)

缶類、ペットボトル、ワンウェイびんをやめ、紙パック、リターナブルびんに戻れといっているのである。
缶類はエネルギー消費量が非常に多いのだが、飲料容器としての魅力があるようで、デンマークでは禁止されていたのだが、このほど解禁されそうだとのことである。
日本ではペットボトルに食われて、缶類が減少しつつあり、また、ワンウェイびんもペットボトルに食われ減りつつある。
これはペットボトルの方が多少エネルギー使用量が低いので、良い方向といえる。
しかし、缶やびんがペットボトルに変わっても事態はさほど良くならないと思われる。
こう考えると自販機で缶コーヒーを飲むのが一番の贅沢といえる。
(自販機の無駄なエネルギー+スチール缶3ピース+内容量が少ない)
それを打開するのが、高性能の紙パックであろう。
しかし、紙パックが増えるとリサイクルが追いつかず、焼却に回る量が多くなってしまう。
紙類は燃料としては非常に高品位で発電には適しているのだがなのだが、ここではバイオマスの積極的な利用として、生ごみと一緒の区分で資源化することを提唱したい。
バイオマスのリサイクル方法は多様である。
堆肥化、液肥化、飼料化、燃料化、ガス化...
これらの良いところは焼却と違い非常に簡単な施設、つまり安い施設で製造することができることである。
また、低温で処理するため、ダイオキシン類のような有害物を発生することもない。
一方、その他のプラスチックが非常にごみの中に多いのだが、これらも紙類に変えていくべきである。
これらも当然バイオマス原料となる。
バイオマスの有効な利用のひとつとして、以下の方法が比較的エネルギー効率が高いと考えられる。
バイオマス→バイオガス発生→液肥→森林の育成→バイオマス
都市ごみが森林を育てるという構想なのだが、林野庁は反対している。理由は「森林のごみを撒くな」ということらしい。