2000,12,28

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アメリカの小型焼却炉の規制

 

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アメリカの小型焼却炉の規制

 

 日本のダイオキシン類総排出量は、1997年の6300gから1998年には2900gに減少した。これは日処理量5t未満の小型焼却炉の規制を厳しくしたためである。

 

 アメリカでも小型焼却炉の規制を行い、ダイオキシン類の排出量を減らすという動きがある。

 アメリカの小型焼却炉というのは、日処理量250t以下であって、日本での大型焼却炉も含まれてしまう。5t未満というのは家庭用の焼却炉の範囲であろう。アメリカのあの広大な土地でダイオキシン類の年間の削減計画量は2700gで、これは総排出量の97%にあたる。(EPAの別の報告書では1987年から1995年の間に80%減少したとある。)具体的にはクラスT(250t以上)の電気集塵機以外の方式では30ng/m3以下、電気集塵機付きで60ng/m3以下、クラスU(250t以下)で125ng/m3以下に抑えるそうで、日本の0.1ng/m3に比べると基準がかなり甘い。

 また、ダイオキシン以外の物質の削減も狙っていて、水銀は4,100t削減する計画で、総排出量の95%にあたる。また、鉛やカドミウムもそれぞれ92%、85%と削減するが硫黄酸化物や窒素酸化物は56%、9%と控えめである。この辺は日本の焼却技術の方が遙かに上なのだろうか?しかし、アメリカの焼却炉は発電をするため1200℃以上とかなり高温で焼却しているため、窒素酸化物の削減は難しいのかもしれない。

 ついでに水銀に関しては公共水域の基準も10ng/Lから1ng/Lに強化する予定である。日本の基準値は5ng/Lである。

 

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ダイオキシンについて

 

 現在国ではダイオキシンの耐用一日摂取量(TDI)の見直しを行っている。

 結局、現状では、当面は4pgTEQ/kg/日で究極的には、1pgTEQ/kg/日未満にするというのであるが、これはWHOの報告書通りである。今は途中経過で2003年には見直しが行われる。US−EPAの意見を採り入れながらの検討会が行われたのだが、アメリカでもこれが妥当だとしている。日本の独自性は全く感じられない。食生活が一番影響するのだが、欧米とアメリカではかなり食習慣がことなる、魚介類を多食する民族で、1pgTEQ/kg/日未満というのは食べるのを禁止するのに等しい。

 このままの流れで見直しに突入するのは恐ろしい。

 

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容器包装リサイクルシステムの最終報告

 

 容器包装リサイクル方が施行されてから3年目ということで、システムそのものに亀裂が入りつつあるので見直そうということで、厚生省の音頭で始まった。法的には10年後の見直しということだったのであるが、そこまでほっておいたらシステムが崩壊してしまうという危惧の現れである。

 まず主要な内容はPETボトルのリサイクルである。1995年に14万tあまりの生産量が、2000年には36万tあまりに増加した。それに対し、リサイクル率も1.8%から28%に上がっているのだが、処分する量は単純に計算しても増えているのが実状である。将来は回収率50%を目指すというものである。しかし、生産量は更に増加する傾向なので、処分する量は減らないであろう。

 報告書の内容は、現状の問題の洗い出しである。主な内容は、

 

・消費者がPETボトルを優先的に選ぶ傾向

・PETボトルのリサイクル方法がマテリアルリサイクルに限られている

・市町村の負担の問題→事業者の負担が極端に少ない

・リターナブルシステムの崩壊

・市町村分別収集計画の精度が低い→計画量を上回って回収された

・再商品化事業者(再生工場)の計画しだいで、再生の義務量が決まってしまう。

 

であるが、報告書は「・・・との指摘もあった。」という書き方で、強制力も責任も感じられない。

崩壊してもだれも困らないシステムなのだろうか?しかし、設備投資をした再商品化事業者や市町村は困ってしまう。