スケート靴を買いました


 スケート場の貸靴でレッスンを受けておりましたが、「上手になるにはやはりマイシューズでなくては」といろいろな人から言われ、とうとう靴を買いに行ったのが2週間前。私の大きな足に合う在庫がなくて注文することになった。既製品を作るのだからオーダーメイドというわけではないが、革を裁断して作ってくれるというからちょっと緊張して仕上がりを待っていた。「3週間くらいみておいてくださいね」と言われていたけれど、「できました」という連絡は2週間後に届いた。

 さっそくスケートショップに取りに行く。「履いてみてください」と靴が箱から取り出される。この時点ではまだエッジはついていない。がっちりした革靴でしかない。大きな問題のないことを確認して、エッジを取り付けてもらう。何本ものネジで靴の裏にエッジが固定されていく。
 ネジを通す穴はかかと側に4個、つま先側に8個あいているけれど、今日はそのうち5個の穴にネジが取り付けられた。5個の穴は、爪先の一つは円形だが、残りの四つはすべて左右に広がった楕円形である。一応、靴の中心線に合わせてエッジを固定するけれども、足の形は人それぞれで、O脚の人もいればX脚の人もいる。一番滑りやすい位置にエッジを調整するために楕円形の穴にネジを通しておき、微調整を重ねたうえで、最終的にすべての穴をネジで固定してしまうのだという。
 「何度か滑ってみてから位置を決めましょう」と言われるものの、こちとら初心者である。靴の良し悪しやエッジの位置の加減なんかちゃんとわかるのだろうか。まあ、どうしても偏りがあってうまく滑れないというようなことがあれば、調整してもらえるというように考えていればよいのだろう。

 で、購入した靴はこれ。


 貸靴に比べると靴全体の高さが低くて、紐を通す穴がたくさんあいている。紐を細かく通していくことで微調整ができる。靴全体は非常に固い。エッジも研ぎ澄まされている。
 先々週、靴を買った友達はリンクに出て「すごくエッジがきいているので滑る加減が違ってこわい」と言っていた。

 ついでと言ってはなんだが、靴を入れる袋も購入。キルティングの生地で作られたかわいい袋である。


 これからはレッスンに行くのに靴も持っていかなくてはならないのが、嬉しいけれども切ない悩みである。意外とかさばるし、ちょっと重い。スキーに比べればたいした荷物ではないから、悩むほどのことではないけれどね。
 ちゃんと滑れるようになれたら・・・と思いながら、今日は靴を下げて帰ってきたのでした。



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