2004年の夏

ケータイで切り取った夏の風景



暑い夏の夕方、遠くに入道雲が見えます。
低い雲も流れていきます。
夕立が来るのでしょうか。






縄文時代の火焔型土器。
どうやって使うものかと思ったら、祭礼で使われたものだそうです。
たしかに実用向きではないですね。
これは国宝のレプリカ。
レプリカだけど、偉そうにガラスケースに入っています。


新潟県には火焔型土器が見つかった遺跡がいくつかあります。
火焔型土器が出土した笹山遺跡。このモニュメントは実際に見つかったときの状態を復元したものだそうです。
なので、正確には「笹山遺跡の遺跡」とでも言うのではないかと思います。
(遺跡はモニュメントを中心とした広い範囲なのですが、現在ではそこは野球場になっているのです。ま、そこだってあと5000年もしたら「野球場遺跡」とかになっちゃうんだろうな。)







今年はオリンピックがアテネで開催されています。
オリンピック発祥の地、世界遺産の中で行われるスポーツの祭典。夏のギリシャは晴天が続き、素晴らしい青空が広がるそうです。
アテネに応援に行く人もいるでしょう。

(注:この写真は仕事場の近くで撮ったもの。アテネを想像してみるもよし、似非アテネと憤慨するもよし。)







真夏日が続くと、都心でもこんな青空が広がります。
下町の一角、正面の店はおせんべい屋さんです。ここのおせんべいはすごく固いのですが、味はよいです。顎と味覚の一騎打ちで、顎が疲労して負けてしまうこともあります。
スポーツもおやつも体力勝負。オリンピックを見ているとそんなことを考えます。


同じく下町の一角。
正面の緑のビルは、春になると一面に藤の花が咲きます。夏はすっぽりと緑に包まれてしまうのです。
手前の瓦屋根は、昔ながらの商売屋さんの作りです。このあたりには、まだこんなふうなお店が少しだけ残っています。






ホームセンター全盛の昨今ですが、時代に取り残されたような荒物屋さんがあります。
簾や箒、鼠獲りも売っています。籠の中に餌を仕掛けておいて、鼠が餌を引っ張ると入り口の扉がバタンと閉まるもの。懐かしく思う人もいれば、そんなの見たことなーいという人もいるでしょうね。


店先に気になる張り紙。アップにしてみました。
「絶滅 蝿取りリボン」
蝿取りリボンそのものが絶滅したのかと思っていたのですが、たぶん、これは蝿を絶滅しようという強い意志の現われだと思います。
お店の人に聞いてみたら、ペットがいる家では殺虫剤を使うのが憚られるので、最近は蝿取りリボンが見直されているとのこと。絶滅どころか復活していますね。






おまけの写真。
暑い午後、日陰で丸くなっている猫を見ました。
ちょっと険しい目でこちらを見つめています。
これくらいの気合がないと、今年の夏は乗り切れないということでしょう。






えんやらどっこい!

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