投句一覧

-2022年5月-

兼題 「蟻」  当季雑詠

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選句の締切りは5月25日です。よろしくお願いします。

・選句は、特選を1句、入選を6句(合計7句)でお願いします。

・特選には、なるべく、ひとことコメントをつけてください。

・このページの一番下に、選句の送信ボタンを設けてあります。



1 雨続く蟻は倦まずに働ける 30 藤房や今日も願ひの届かざる
2 靴に触れ銀盃草の揺れ始む 31 一匹の蟻止まりまた歩きだす
3 歳時記の頁のしなり走り梅雨 32 新樹忌も遠くなりたり藍浴衣
4 隣家より鼻歌聞こゆ更衣 33 亡骸を巣に引き蟻の葬始まる
5 味うすく煮上げし豌豆盃かさね 34 新しき靴で歩めば風薫る
6 黙々と蟻の咥へて蛇の皮 35 たどりつくといふ字を書きて聖五月
7 足音の聴こえぬけれど蟻の列 36 蟻を見る我の背中を見下ろす目
8 かく小さき蟻に手足のうごめける 37 朝風に命もらひぬ鯉のぼり
9 菓子ひきて月の畳を蟻迷ふ 38 衣更えて海に行きたくなりしかな
10 ひと吹きで蟻卓上を飛行せり 39 その答えは風に吹かれて羽蟻飛ぶ
11 なまけものがきつとゐるはず蟻の国 40 一山をひとかたまりに若葉風
12 蟻の列猫が跨いで去りにけり 41 卯の花のあはき匂に誘はるる
13 蟻の道きつとどこかにたどりつく 42 その理由わかつているのに聖五月
14 羽蟻の夜便箋に置く「不一」かな 43 沖光る新しき夏まつすぐに
15 蟻踏めり鳴き声もなくつぶれけり 44 通り過ぐ吟行の人蟻の列
16 蟻の列いくさは遠きことならず 45 薔薇さかり校庭午後の声あふれ
17 走り梅雨ステルス艦が接岸す 46 阿夫利嶺へ梨花満開のうねりかな
18 青東風や黄なる光の願かけて 47 馬の背に蟻つかまりて茶馬古道
19 山蟻にみち譲るかに町の蟻 48 行く春の満艦飾は沖を向き
20 先頭は誰が決めるか蟻の列 49 蟻の巣や迷路のやうな古き家
21 蟻の列乱すは小児の好奇心 50 雨あがり蟻穴覗く子の静か
22 黒き夜のしたたりのごと羽蟻かな 51 夏鶯庭の小鳥と鳴きまじる
23 葉桜や教会の屋根黒瓦 52 蟻と蟻口づけかわし別れけり
24 はたらきあり足跡なんぞ残さざる 53 蟻塚を蹴つて女王脅かす
25 蟻よぎる駅へと急ぐ足元を 54 菖蒲湯に顎まで古稀を沈めても
26 トンネルの遠き出口や新樹光 55 さわさわと葉音を立てて夏の雨
27 厚底の錫のぐい飲み傘雨の忌 56 枇杷やさし赤子眠れる昼の家
28 働きあり歌舞音曲とは無縁 57 十薬もいとはず咲かせ一人住む
29 真直ぐに伸びる木道夏来る



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(例:特選3・・・、入選5、8、9・・・、特選コメント「こういう句が大好きです・・・」こんな感じで送ってください。)

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・特選には、なるべく、ひとことコメントをつけてください。

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