■ 標準偏差 ■ 

練習問題の解説 SD_01 から SD_06


単語  概要  式の説明  計算  富士山1  富士山2 


■SD_01
2、4、6、8、の標準偏差は?


平均は5です
(連続する偶数個のサンプルの平均は中央の2数(4、6)の平均になります)



■SD_02
−4、−2、3、3、5、の標準偏差は?


平均は、((−4)+(−2)+3+3+5)/5=5/5=1
平均は1です



■SD_03
−2、−2、−2、6、の標準偏差は?


平均は、((−2)+(−2)+(−2)+6)/4=0/4=0
平均は0です



■SD_04
−2,a,b,2 という4個のサンプルで、a,bはマイナス2以上、
プラス2以下の数ならば何を選んでもよいとすると、標準偏差が最も
大きくなるa,bの値はなにか?(a,bの順不同、同じ数値でも可)

解説


この問題はほんとうはちょっとむずかしいんですよ
平均が0と指定されていたら楽なんですが(その場合には、a,bを
平均からもっとも遠い−2,2にすると、差が最大になるので標準偏差
も最大になります)

a,bの値で平均が動くので、その動いた場合にどうなるかが難しいんで
す。ここは直感で答えてください(いまは直感しかないです、たぶん)。
なんとなく、−2,2でいいのでは、と思えば正解です。
ばらつきですから、両端に離せばいい、という感覚でいいと思います。

(数式を展開していって私が確かめましたので公式的に考えていただ
いてけっこうです。この他にも2つしかサンプルが与えられていない
ときはその両端にその他のサンプルを2分して離すと(奇数個のとき
ははんぱになってもいいからできるだけ等分してください)標準偏差は
最大になります。感覚的には当り前ですね)


■SD_05
上問において、標準偏差が最も小さくなるa,bの値はなにか?
(a,bの順不同、同じ数値でも可)

解説


こちらも同じようにむずかしいです
やはり、平均が0と指定されていたら楽なんですが(その場合には、a,
bを平均に等しい0、0にすると、差も0になるので最小になります)

こちらも、a,bの値で平均が動くので、その動いた場合にどうなるか
が難しいんです。やはり、直感で答えてください。
なんとなく、0、0でいいのでは、と思えば正解です。中心に集めれば
いいと思ってください

(これも数式を展開していって私が確かめましたので公式的に考えて
いただいてけっこうです。この他にも2つしかサンプルが与えられて
いないときはその中点にその他のサンプルを集中すると標準偏差は
最小になります。やはり感覚的には当り前ですね)


■SD_06

7個の数からなるグループAと、7個の数からなるグループBがある。
両グループの平均が同じならば、グループAの標準偏差はグループB
の標準偏差よりも大きいか?
(1) グループAの最大の数はグループBの最大の数より大きい
(2) グループAの最小の数はグループBの最小の数より小さい


解説


(1)、(2) あわせてどうかという問題です。自分なりの具体例で考えて
ください。yes-noで答える問題だということも注意してください。
yesの状況(A>B)とnoの状況(A<B あるいは A=B)しかない
わけです。yes-noどちらか一方に固定できればSufficientです。

標準偏差に限りませんが、パズル的なyes-no問題では、2種類の状況
があって、一方に固定できるか、という趣旨のものが多くあります。

その場合には、まず第一印象で、思いついた方向(具体例)でyesかno
で答えておきます。

そして、その逆の状況(例外の状況)がありえるかを探すわけです。
あったらyes-no両者で答えられるので、答えの個数が2個になり、Not
Sufficientになります(データでは答えの個数が1個に限定できるとき
だけがSufficientです)。

『例外を探せるか』これが、パズル的なyes-no問題のテーマです。


本題を解いていきましょう
設問文と(1)、(2)をあわせると、A、Bは、

個数は7個ずつ、平均は同じです
最大の数はAのほうが大きく、
最小の数はAのほうが小さいです

まず、第一印象ではAのほうが拡がっています
たとえば、考えやすいように、0を平均としてプラスマイナスで
数値を対称にしますが、具体例としては


   A: -10 -9 -8 0 8 9 10
   B: -3 -2 -1 0 1 2 3


この例は、設問文と(1)、(2)の条件をすべて満たします。
そして、標準偏差は、A>B です。
これは設問の疑問文に対して、yesです → 『まずyesがある』

ここでnoがあるか探しましょう。noはBのほうがばらついている
ということです。

この問題は最大値と最小値しか限定がありません。自由度が大きい
わけです。極端な例を強引に作りましょう。最大値と最小値はAに
まけるが、中味はAよりばらついている、というBです。たとえば


   A: -10 0 0 0 0 0 10
   B: -9 -9 -9 0 9 9 9


こんなのはどうでしょう。見た目でもBのほうが標準偏差が大き
そうですが、念のために求めてみると


   平均からの差A: -10 0 0 0 0 0 10
   平均からの差B: -9 -9 -9 0 9 9 9


   差の2乗A: 100 0 0 0 0 0 100
   差の2乗B: 81 81 81 0 81 81 81


ここでは、2乗和までは求めませんがBの標準偏差のほうが大きい
ことがわかります。A<B なのでnoです。

noの例を見つけることができました。yesとnoの両者で答えられた
のでアウト(Not Sufficient)です。したがってこの問題はEが
正解になります。


***

条件を満たしながら、おもいっきり極端にする、というのがコツです。
また、0を平均とするサンプルは、各数値がそのまま平均との差にな
るので例を考えるときに便利です(各数値をそのまま2乗することが
できます)。





解説は終わりです。




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