■ 標準偏差 ■ 


【0】単語と公式一覧表


単語  概要  式の説明  計算  富士山1  富士山2 


■単語 − ここでは統計用語をふくめて説明していきます


standard deviation 標準偏差。まったく方向性の違う2種類
   の問題があるので注意。1つ目はサンプル問題、2つ目は
   正規分布問題。deviation単独では『差』になる(文脈次第
   多くは平均との差)

range 範囲。サンプルの中の最大値と最小値の差。
   『range=最大値−最小値』 ひとつの数値であることに
   注意する。数学問題では漠然とした意味ではない。

distribution 分布。次のnormal distributionと、
   frequency distributionとセットで頭に入れておくこと。

normal distribution 正規分布。富士山のシルエット型の曲線。
   平均値+標準偏差がテーマになる。normalは、『normal
   distribution』と熟語になると『正規分布』という数学
   用語になる。normal単独(普通の)とは意味がぜんぜん
   ちがってくることに注意。正規分布の形は平均と標準偏差
   だけできまる。

frequency distribution 度数分布。たとえば、サイコロを10
   回振って出た目が、
      4、1、2、6、6、3、2、5、1、1
   だとすると、それぞれの目の登場回数がわかる。ここでは
   登場回数が『度数』となり、それぞれの目に対する登場回数
   の表をつくると、

   となるが、これが度数分布表(frequency distribution table)
   ここから平均、median、range、標準偏差などが求められる。

median 中央値。サンプルを小さい順に並べたとき、真ん中番目
   のサンプルの値。サンプルが奇数個のときは中央の数(例:
   1、1、5、8、9のmedianは5)、偶数個のときは中央
   2数の平均(例:1、1、3、4、7、9のmedianは3.5)
   1から100までの連続する整数(1と100を含む)の
   medianは、50番目(50)と51番目(51)の平均の
   50.5  − サンプルが偶数個あるときは 個数/2 の
   値(ここでは50)番目(50番目)と次(51番目)の平
   均となる。1000個のサンプルのmedianは500番目と
   501番目の平均。
   サンプルが奇数個あるときは 個数/2 の値を四捨五入
   (この場合は切り上がる)した値番目の数がmedian。
   サンプルが99個あるときは、99/2=49.5→50番目
   の数がmedian。

mode 最頻値。サンプルの中で最も登場回数の多い値。
   1、1、2、2、2、5、7のmodeは2である。

deviation 偏差。ここではおもに平均とサンプルの差。
   『standard deviation』と熟語になると標準偏差なので
   意味がすこし違ってくることに注意。あるサンプルの平均
   からのdeviation(差)は何か、と聞いてくることがある。

variance 標準偏差の2乗(標準偏差のルートをなくすだけ)。
   日本名は分散。もしも試験でvariance=9 などの情報が
   あると標準偏差が求められるので注意(この例では、標準
   偏差=ルート9=3)
   ・標準偏差を2乗すると → variance
   ・varianceをルートすると → 標準偏差
    − varianceのほうが大きいとおぼえる −
   でも実際に試験に出ているかは不明です(不確かですみません)

deviation score 偏差値。試験に使われるとしたらdefinition
   問題です(英文で複雑な計算方法の定義が与えられ、定義を
   正確に把握して、素直に計算する問題)。偏差値の定義は、
   平均を偏差値50として、平均から標準偏差1個分大きい
   (サンプルの)値に10のウエイトをおいて、偏差値60と
   し、平均から標準偏差の2個分大きい値は、偏差値70、
   標準偏差の3個分大きい値は、偏差値80とするものです。

intelligence quotient (IQ) 知能指数。これも試験に使われ
   るとしたらdefinition問題です。知能指数の定義は、偏差値
   にとても似ていますが、平均を知能指数100として、平均
   から標準偏差1個分大きい値に15のウエイトをおいて、
   115とし、標準偏差2個分大きい値は130、標準偏差3
   個分大きい値は145とするものです。

*sigma ギリシャ語のシグマ。英語のSに対応する。標準偏差
   =standard deviation の頭文字に対応するので、標準
   偏差をあらわす記号として使われます。(出題されるか不明)

*m  mean(平均)の頭文字。平均をあらわす記号として使われ
   ることが多いです(統計の中では)。(出題されるか不明)

*m + sigma  上の2つの記号を使い、平均+標準偏差の値を
   あらわすために式でこう書かれることがあります。ちなみに、
   平均+標準偏差の2個分は、m + (2)sigma 、
   平均+標準偏差の3個分は、m + (3)sigma 、
   と表現されます。(出題されるか不明)


ご参考まで


■公式

標準偏差の定義式:




標準偏差の心得(サンプル問題編)

  ・小さい数(1,2,3,4,5)やゼロをまたぐ数
   (−2,−1,0,1,2)で計算練習を積む。本試験で
   応用が出たときにはこれらの例でイメージする。
  ・最後(ルート)まで計算せずに、平均との差の2乗を出した
   時点で、2つの集合の標準偏差の大小を考えるようにする。
  ・平均が0になる具体例を多用する − 平均との差がサンプル
   の値そのものになる − サンプルをそのまま2乗できる

標準偏差の心得(正規分布編)

  ・正規分布は平均を中心として左右対称。
  ・正規分布は平均と標準偏差だけで決まる。

  ・【平均値−標準偏差】から【平均値+標準偏差】までに
   全体の68%が分布する。
  ・【平均値−標準偏差2個分】から【平均値+標準偏差2個分】
   までに全体の95%が分布する。
  ・【平均値−標準偏差3個分】から【平均値+標準偏差3個分】
   までに全体の99.7%が分布する。(3シグマ範囲と呼ぶこと
   もあります。シグマは単語最後のほうのsigmaを見てください)

  ・英文中に、normal distributionにしたがうとすれば、と
   いう表現があるのは正規分布の対称性や確定したパーセント
   数値を利用するために、念のために書かれているのであまり
   気にしなくていいです。
  ・英文が複雑なときは、平均から標準偏差◯個分はなれた実数値が
   与えられていないか探してみる。『平均が55点、標準偏差が
   12点のとき、67点の生徒は、、』のような場合は、
   55+12=67 なので67点の生徒は【平均値+標準偏差】
   のポイントにちょうど乗っている。この例ではほかに、
     79点の生徒は【平均値+標準偏差2個分】のポイントに、
     91点の生徒は【平均値+標準偏差3個分】のポイントに、
   それぞれ乗っている(当然マイナス◯個分もありますよ)。
   あとは、正規分布の絵から面積を求めることができます(富士山2へ)。



以上です




単語  概要  式の説明  計算  富士山1  富士山2


トップページ アクティブライブラリー目次
Copyright (C) 1999 by Takanao Nakagawa. All right reserved.