ドラマ『白線流し 』の世界を訪ねて

ドラマ 『早春物語


 

白線流しはTBSが最初・・・?

ドラマで最初に白線流しを扱ったのは、TBSだってご存知でしたか? 私も、ぜんぜん知りませんでした。ある方に教えていただきました。

昭和51年頃に、TBS制作のドラマで『早春物語』というのがあったそうです。岐阜県のある高校で伝統的に行われていた白線流しという行事を、『早春物語』では、舞台を長野県の白馬に移し、雪景色をうまく織り込んで制作されたそうです。私も、一度も見たことはないのですが、一体、どんなドラマだったのでしょうか?

主人公は沖雅也と仁科明子

沖雅也といえば、『太陽にほえろ』や『俺たちは天使だ!』で活躍したタレントさんですね。その沖雅也を主人公に起用しました。相手役は、当時、清純派女優の第一線にいた仁科明子さんです。

白馬山麓が舞台の高校卒業後の男女の恋愛模様が軸のドラマ

平野信一(沖雅也)と村井千恵(仁科明子)は高校の同級生という設定です。信州の白馬にある川で「白線流し」の儀式を一緒にした間柄です。しかも、将来を誓い合った仲でした。千恵は地元で保健婦をしながら、診療所で働いています。一方、信一は、その診療所の後を継ぐと千恵に誓い、東京の大学の医学部に進むのですが・・・

ちなみに、制作は木下恵介プロダクションみたいです。ある文献(ドラマの歴史)によりますと、以下のように書かれています。

このドラマ(「早春物語」のこと・・註:まっくー)が歴史的に重要なのは「白線流し」のルーツであること。「白線流し」の行事は昔はあったが、このドラマが制作されたときはスタッフが調査した限りは絶えていて(当時ADの森田光則P談)、このドラマ以後復活。その後、フジテレビのドキュメントが制作され、さらにドラマ「白線流し」になったらしい。

 

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