閉じる LoTW TQSLのバージョンがv2.0より古い場合にLoTWへ自分のログデータをアップロードする手順を掲載します。 1.アプリケーション(TQSL)をダウンロードしてインストールします。 表示される指示に従ってインストールして下さい。 2.TQSLがインストールされると、デスクトップにアイコンが二つできます。 一つは、TQSLでもう一つはTQSLCertです。 3.TQSLCertを起動して、設定をします。 1)Call sign : 自分のコールサインです。 2)DXCC entity : 自分のエンティティです。Japanです。 3)QSO begin date : ログ開始月の月初めの日付でOKだと思います。 4)QSO end date : 普通は空欄です。 5)Nextボタンをクリックします。 6)Name : 名前を記入します。 7)Address : 県、市より後ろの部分です。 8)City : 市名です。 9)State : 県名です。 10)Zip/Postal : 郵便番号です。 11)Country : Japanです。 12)Nextボタンをクリックします。 13)Your e-mail address : 自分の電子メールアドレスを記入します。 14)Nextボタンをクリックします。 15)Password : パスワードを記入します。 16)完了すると、”コールサイン.tq5”というファイルが作成されます。 4.前項で作成したtq5ファイルを添付して電子メールで下記アドレスへ送付します。 lotw-logs@arrl.org 5.無線局免許状と自動車運転免許のコピーを下記住所へ送付します。 Logbook Administration ARRL 225 Main Street Newington CT 06111 USA 6.ARRLから3.の13)で書いたメールアドレスへ拡張子が"tq6"のファイルが添付されて 連絡があります。 1)添付ファイルを適当なフォルダに保存します。 2)同メール中に、ARRLのLoTW用Webサイトにログインする際のUser IDとPasswordがあります。 7.TQSLCertを起動し、[File] - [Load Certificate File]と実行し、6.の1)で保存し たtq6ファイルを読み込みます。 8.ログファイルのデータをADIF形式に変換します。 1)私が作成した変換ソフト(EXCEL)があります。Q-log用とハムログ用をご用意しております。 2)Q-log用(最新版はver1.13)は、Q-logからエクスポートしたCSVファイルを一度EXCELへ読み込み、 私が作成したEXCELのデータシートに貼り付ける手順となります。 3)ハムログ用(ver1.20)は、ハムログの複数条件検索で出力したテキストファイルを私が 作成したEXCELファイルのコントロールシート中に設定する手順となります。 4)ハムログ用(最新版はver3.00)を使用すれば、ハムログのデータベースから直接ADIF形式のファイル を作成することが出来るので手間が少なくて済みます。 5)ADIF変換機能付きEXCELソフトは下記からダウンロード下さい。 なお、作者は、このEXCELを使用することによって発生するどのような 事態にも責任を負いません。。 Q-Log用ADIF変換機能付きEXCELファイル (zip) ver1.13 Q-Log用ADIF変換機能付きEXCELファイル (zip) ver1.12 ハムログTHW5用ADIF変換機能付きEXCELファイル (zip) ver.3.00(2010/09/11更新) (EXCELとThdll2vb.dllは同じフォルダに入れて下さい) ハムログTHW5用ADIF変換機能付きEXCELファイル (zip) ver.2.20 (EXCELとThdll2vb.dllは同じフォルダに入れて下さい) ハムログTHW5用ADIF変換機能付きEXCELファイル (zip) ver.2.10 (EXCELとThdll2vb.dllは同じフォルダに入れて下さい) ハムログTHW5用ADIF変換機能付きEXCELファイル (zip) ver.2.00 (EXCELとThdll2vb.dllは同じフォルダに入れて下さい) ハムログTHW5用ADIF変換機能付きEXCELファイル (zip) ver1.20 ハムログTHW4用ADIF変換機能付きEXCELファイル (zip) ver1.00 ※9.の操作は一度設定すれば次回からは必要ありません。 9.TQSLを起動します。 1)[Station] - [Add location]と選択します。 2)Grid square : グリッドを記入します。 3)ITU Zone: ITUゾーンを記入します。45です。 4)CQ Zone : CQゾーンを記入します。25です。 5)IOTA ID : IOTAを記入します。AS-007(本州)のように、ハイフンを入れます。 6)Nextボタンをクリックします。 7)Station Location Name : 適当に記入します。自分のコールサインで結構です。 8)Finishボタンをクリックします。 10.TQSLを起動します。 1)[File] - [Sign existing ADIF or Cabrillo file]と選択します。 2)9.で登録したStation Locationを選択してOKボタンをクリックします。 3)8.で作成したADIFファイルを指定します。 4)QSO begin date : 3.の3)で指定した日付でOKです。 5)QSO end date : 普通は空欄です。 6)Password : 3.の15)で設定したパスワードです。 7)操作を完了すると、tq8ファイルが自動的にLoTWサーバーへ送信されます。 11.有効期限 LoTWには有効期限があります。TQSL Certを起動し、propertiesをご覧下さい。 expiresの日付が有効期限です。有効期限が切れる前に、更新手続きをする必要があります。 1)TQSL Certを起動します。 2)[Certificate] - [Renew Certificate]と選択します。 3)表示画面に従い設定して行きます。 4)操作が完了すると、tq5ファイルが作成されますので、あとは既述の4.以降の処理と 同じです。(注意! 5.の証明書を送る必要はありません。) 13.別のパソコンでTQSLを利用する。 1)最初にTQSLCertをインストールしたパソコンで[Certificate]→[Save]で**.p12ファイルを 保存します。 2)保存した**.p12を別のパソコンへコピーします。 3)別のパソコンにTQSをインストールします。 4)別のパソコンのTQSCertを起動します。 5)[File]→[Load Certificate Fie]で、2)で保存した**.p12を読み込みます。 以上で別のパソコンでもTQSLの操作が可能になるはずです。なお、Web上LoTWへの パスワードは、6.に説明したとおりですので、ご注意下さい。 LoTW Reportをハムログに利用する ハムログのQSOデータを加工してLoTWへアップロードする手段は上記EXCELで可能となりました。LoTWへQSOデータを上げると、次々とQSLを受領できるのはいいのですが、そのデータをハムログに反映させるのは手作業となり煩雑です。ところで、LoTWにはQSL受領リストをADIF形式でダウンロードできる機能があります。そこで、このlotwreport.adiからハムログのQSOデータ(Hamlog.hdb)へ情報を更新するEXCELを作ってみました。自分でもやってみたら、結構便利です。ここに公開いたします。なお、今回のプログラムはHamlog.hdbを更新する処理です。くれぐれも処理実行前にHamlog.hdbのバックアップを怠らないようお願いいたします。かなりマニアックな処理ですので、パソコン初心者の方は使わない方がいいかもしれません。(^^; また、ハムログデータのQTH欄、備考欄にIOTAナンバーを記載していると、集計してワークシートを作成する処理も付けました。 ハムログTHW5にLoTW Reportを反映するEXCELファイル(取扱説明書無し) (zip) ver. 1.20 ハムログTHW5にLoTW Reportを反映するEXCELファイルの取扱説明書 (zip) ver. 1.10 バックアップをしましょ〜! ハムログ等アプリケーションのバックアップ機能は、バックアップする場所(フォルダ)を予め決めておき、そこに目的のファイルを上書き保存するのが殆どです。この場合、もし、元のファイルが壊れているのに気付かずにバックアップすると、もう正常なデータはどこにも存在しなくなってしまいます。これを回避するには、バックアップの度にバックアップファイル名を変えます。よく行われるのは、バックアップファイル名に曜日を付加することです。ファイル名を変えたくない場合は、バックアップする場所(フォルダ)を月曜〜日曜の7フォルダ作っておき、今日の曜日のフォルダにバックアップします。こうして毎日バックアップしておけば、もし、元のファイルが壊れているのに気付かずに上書き保存しても、最悪1週間前の状態には戻すことができます。(もっとも、1週間気付かずにバックアップし続けたら正常なデータは無くなってしまいますけどね。)さらに、週1回、月1回のバックアップも同様の考え方で、それぞれ1ヶ月分、1年分保存するようにすれば万全です。 もうひとつ。バックアップを元のデータと同一のハードディスクにするのも駄目です。ハードディスクは予兆も無く突然クラッシュすることがあります。クラッシュとは、ハードディスクのヘッダーとハードディスクそのものが接触して物理的に壊れてしまうことです。こうなると、バックアップを元データと同じハードディスクに実施していた場合、元データもバックアップデータも無くなってしまうことになります。最近は外付けハードディスクやUSBメモリは、大容量のものが安価に販売されていますから、思い切ってこれらをバックアップ用に購入されることをお勧めします。バックアップはデータが無くなって初めてその有り難さを実感します。あなたのパソコンも、つぎに電源を入れた時に、ブルースクリーンになってしまかもしれませんよ〜。 まとめ! ●毎日1回はバックアップしましょう。 ●バックアップは、外付けの別メディアにしましょう。 |