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　　　　　　　　　　　　うさぎとびが危ない！

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　みなさんはうさぎ飛びをしたことがありますか？運動部などではすっかり定番
になっているうさぎ飛びも、実は足に強い無理を強いる運動です。足のスネの外
側には細い腓骨という骨があります。この骨はもろくてよく横から力が加わった
りすると、簡単におれてしまいます。その骨にうさぎ飛びするたびに、強いねじ
れ力を加えます。そして疲労骨折、つまり針金などを何度も曲げていると、ポキ
ッと折れるように折れてしまいます。この他、オスグッド病や半月板損傷などい
くつかの危険性が考えられます。

また大腿四頭筋、下腿三頭筋などが鍛えられるかというと、かなり強い力を瞬間
的に加えている割にはあまり鍛えられていません。

つまり身体を鍛えると言うよりも、精神修養あるいは体罰的な側面が強い運動で
あるわけです。このような運動はこどもたちの身体には、無理をかけるだけで、
なんの利益にもなりません。

子供の運動は安全で成長期の子供の発育を損わないような運動が望ましいと考え
られます。指導者が一貫した信念で子供たちの安全を守って、楽しいスポーツを
させて上げるように私たち親も注意しなければいけないと思います。もし一晩寝
ても痛みや腫れがおさまらなければ整形外科医に相談されて下さい。

　　　　　　　　　　　　　　　参考　東京慈恵医大 大畠 襄先生の対談集より

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