&&&&&&&&&& 結 核 の 現 状 &&&&&&&&&& ●結核は絶滅したわけではない  昭和20年代前半には、結核で10万人以上が死亡し、昭和28年には登録患 者数は270万人、国民病といわれていました。 当時結核にかかる事は、死を意味し、かりに治ったとしても、一生虚弱な体質と なると考えられていました。ところが抗結核薬の開発と結核検診のおかげで、患 者数、死亡数は激減、いまや過去の病気という感さえあります。  ところが結核は実はいまだ絶滅した病気ではなく、平成3年には年間5万30 00人の新患が発見され、3000人以上が死亡、現在の結核登録者数は24万 人です。  さらに全世界では300万人が死亡し、800万人の新患が発見され、年間に 2000億円以上の医療費が結核の治療に使われています。  近年著明に減少してきましたが、最近その減少率が鈍化しています。米国では AIDSなどの影響で増加しています。結核は社会条件が悪くなると増え、体力 の衰える中高年の病気になっています。糖尿病などの合併例が多い。 ●結核はどんな病気?  主として飛沫感染で、感染を受けた者の約数%が一生のうちに発病する。  ひとりの患者は年間5ー10人くらいの人に新しくうつす可能性がある。  治療しないでいると2年間は菌が出ています。  結核菌は長生き、ほそぼそと体の中で生き続ける。  試験管で12年間生きていた例もあり ●どんな時に結核を疑うか  熱っぽくて、せき、たんなどの風邪症状が1カ月以上続く ●どうしたら感染発病しないか?  住宅環境 狭い家にたくさんの人が住んでいるとうつりやすくなります。  検診、早期発見と、薬  BCG Dr.クマ ~{^_^}~ 平成8年3月25日