&&&&&&&&&&&&&&&& ●骨粗鬆症について &&&&&&&&&&&&&&&&  日本には400ー500万人の骨粗鬆症の患者がいるといわれています。その医療費 は400億円ともいわれています。 【定義】  骨粗鬆症とは骨がその組成を変えずに、軽くなる病気で、簡単に言えば「骨にすがは いる」ということです。老年期の女性に多発します。 骨は常に生きていて、骨を壊しながら、新しい骨を造っていきますが、この骨の破壊が 造骨よりも多くなると、骨は内側にすをつくって、骨の量が減っていきます。 【原因、危険因子】 1、閉経  エストロゲンというホルモンが低下するため、ビタミンDの           活性化が妨げられる。 2、加齢  60才以上が多い           腎臓でのビタミンD活性化が低下する、骨の形成そのものが低下 3、やせ 4、家族歴 5、カルシウム摂取不足 1日600mg 牛乳1本200mg 6、たばこ 7、日光不足 8、運動不足 9、過度のコーヒー、アルコール 【対策】  危険因子を防ぐ、骨粗鬆症にならないようにする。予防が肝心 牛乳、スキムミルク、チーズ、ししゃも、こまつな、豆腐などを心掛ける。 特に乳製品。 *何故女性に多いのか?  1)骨が小さい。  2)運動不足になりやすい。  3)閉経を境に女性では急速にエストロゲンが低下し、腎臓でのヴィタミンDの    活性化を妨げる。 そのために人種に関係なく圧倒的に女性に多い。 【薬物治療】 1、女性ホルモン療法     ときにきわめて有効 2、カルシトニン療法     疼痛をよく軽減する 3、活性型ビタミンD療法 4、イプリフラボン製剤 ※まず予防する事が重要で、現在いくつかの施設で骨粗鬆症検診が行なわれています。 簡単に骨の密度や量をはかれますので、50才以上の人では一度は受けてみてくださ  い。 ュおこってしまった方では1、2、3を併用しながら、婦人科、整形外科などとも連絡 ュしあい、有効な治療を検討する事になります。 -*- Dr.KUMA ~{^_^}~ Medical library -*-