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注意:このサイトの記述には筆者の個人的なアリの飼育経験に基づくものが多く、誤りや、科学的根拠を欠く内容を含む場合があります。
アントクアリウムという青いゼリーでアリを飼う透明の箱を買いました。約3000円。
アリを飼って大家族になるまで育てるということは、子供の頃から何度も挑戦して挫折した僕の夢でした。
大人になった今、子とどのとき果たせなかったチャレンジを子供のときに無かった知識と多少の財を駆使して再び挑戦することにしました。
アントクアリウムとは、NASAが開発したらしいアリを飼うセットで、最近ではペットショップやコンビにでも購入することが出来るようです。 実際にはNASAが宇宙へ飛ばした多くのものと同様に科学系の会社が作ったものをNASAが採用したというのが正しいようです。また、アリを宇宙に飛ばして巣を作らせるというのは、NASAが各国の学生向けに行なった教育的プログラムの一つです。他にも動植物を使った学生が考えた実験が同時に行なわれました。
宇宙に飛んでいったアリはharvester ant(=クロナガアリ)のようなのでアントクアリウムはこのアリに最適化されているのかもしれません。
アントクアリウムの作りは簡単で透明な箱に、透明な青色のゼリーが入っています。このゼリーが餌兼土になるので、アリを入れるだけで後はふたをしてしばらくすると巣を作り出します。
アントクアリウム自体の成分に関する記述はいまだ見つけることが出来ませんが、スペースシャトルに搭載されたアントクアリウムのオリジナルといえる物に関する記述を読むとゼリーの成分は寒天、ショ糖、ビタミン、ミネラル等らしいです。 また、カビなどを防ぐ効果もあるようです。アリはゼリーを食べて活動するので基本的に何もする必要がありません。 アリを飼う上で難しい湿度管理にあまり気を使う必要が無いのも良いです。また、土や砂と違って多少の衝撃では巣が崩れません(スペースシャトルの着地の衝撃に耐えるように作られているため)。
色がきれいなので、ペット兼インテリアになります。
アリを何度か飼ったことのある人ならすぐピンと来ると思いますが、なかなか良いアントクアリウム、長くアリを飼うには向かないようです。
アントクアリウムは、基本的に働きアリだけで巣作りの様子を楽しむことしか想定していないようです。よって女王アリが居てどんどん増えていくようなシチュエーションは想定していないようです。
[スペースと拡張性] 容器が小さめ(はがき大)でもし増やすことに成功するとそのうちスペースの問題が起こります。
[汚れ問題] アリが活動して長い日数立つと汚れてカビが生えます。アリはカビが生えるといずれ全滅します。 (健康なアリはカビを抑える成分を分泌するようです。また、宇宙に飛んだアントクアリウムのオリジナルについての記述を見るとカビを抑える成分が入ってるようです。しかし、 アントクアリウムがカビたという話をインタネット上で沢山見ることができます。)
[繁殖のための栄養] 働きアリが活動する栄養としては良いようですが、幼虫が育つためのタンパク質等の栄養は足りないようです。また、アリは同じ餌を続けては食べないようなのでその意味でもアントクアリウムだけで長く買うのは厳しいようです。 また、種が主食のクロナガアリに最適化されている可能性があるので、このことからも食べるものが異なる他のアリには向かない可能性が考えられます。
アリを何度か飼うと実感するのですが、長い間飼い続けるのは非常に難しいです。
周りが汚れてカビが生えるとアリは死んでしまいます。しかし、生き物が活動する以上必ず汚れます。これを何とかしないといけません。
アリは甘いものを食べているだけでは駄目で、特に増やすためにはたんぱく質やビタミンなどの摂取も必要なようです。
飼育中、乾いて死んだり、結露で出来た水滴でおぼれて死んだりします。また水滴はカビの原因になったりします。
長く飼えば飼うほど何かのミスで逃がしてしまう可能性が高くなります。アリはわずかの隙間も見逃しません。
飼う以上好きなときにいつでも観察出来なくてはいけません。しかし、アリにとって悪条件になってはいけません。
上のことを踏まえてアントクアリウムをもとに飼育器を自作してみました。現在コロニーの成長とともに更に改良されています。 詳細は観察日記の方をご覧ください。
[初期の頃のアントクアリウム。ちょっと頭のおかしな物にも・・・・みんなには黙っておこう。]
まず、アントクアリウムの蓋に穴を開けパイプを付けました。これで、餌場と繋いだり、汚れたら別容器と繋いでアリを引越しさせることが出来ます(予想)。
更に、アントクアリウムを4つ格納できる透明の箱を作りました。蓋も付けて完全に密閉できるようにしました。これで、万が一アリがアントクアリウムから逃げても外側の箱にとどまる(はず)ようになっています。
外側の箱にも2つパイプが付いていて同じものを作ればそれらを連結することが出来ます。そこまで大家族に出来るでしょうか。
2004,10,25日現在は以下の様になっています。各コロニーには20〜40匹の働きアリがいます。
[上から張っているのはヒータです。透明の容器は3つ部屋の餌場です。異なるコロニーのアリが出会うことはありません。]
同じく2004,10,25日現在、アントクアリウムに依存しないケースでの飼育も行なっています。
[ムネアカオオアリ、クロオオアリ、トビイロケアリCを飼っています。このページの下の表を参照。]
アントクアリウムの蓋は素人が穴を開けるのはかなり難しいと思います。私は、東急ハンズで空けてもらいました。
これは、アントクアリウムの蓋です。穴にはアクリルのチューブを挿し、更にシリコンチューブでつなぎました。
で、観察日記です。
ちょっと飼い過ぎですね(汗)。
表中のアリは全て女王アリがいるコロニーです。
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名前(種類) |
飼育開始日 |
コメント |
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2004年組 |
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| トビイロケアリA(トビイロケアリ?) | 2004/08/07 | 初めて育てた有り。現在30匹弱のコロニー。季節のせいか引き篭もり中。いまだ種類は確信持てず。(2004,11,27現在) |
| 2004/08/17 | 現在最も順調。2005年2月下旬カビにより全滅。 | |
| 2004/08/17 | もともとBと共生していたが働きアリ発生直後喧嘩。分裂後Eが居た容器に移しE卵の世話を始める。2006年1月乾燥のため全滅。 | |
| 2004/08/17 | Bに次いで順調。(2003,3,X カビのが原因と思われる死亡) | |
| 2004/09/10 | 触覚に障害の可能性あり。卵を放置。(2005,1,24 水死) | |
| 2004/08/17 | 右中足に怪我有り、右側だけ羽を落とさないのは多分このため。2006年1月死亡。 | |
| 2004/09/10 | 羽アリAと同じく右側だけ羽を落とさない。原因不明。2005年12月死亡。 | |
| 2004/09/06 | 北国では普通に居る赤アリ。赤いと言っても殆ど黒。(2004,12,19 乾燥のため死亡) | |
| 2004/10/05 | (2005,1,24 乾燥のため死亡) | |
| 2004/10/02 | インターネットで購入。兵庫産。養殖。働きアリ8匹。(2004,11,27現在) | |
| 2004/10/02 | インターネットで購入。兵庫産。養殖。働きアリ6匹。(飼育中に2匹死亡)(2004,11,27現在) | |
| ムネアカオオアリB | 2004/10/27 | インターネットで購入。 採取地不明。恐らく野外採取。働きアリ5匹。一匹中型の働きアリ有り(導入?)。(2004,11,27現在) |
| ムネアカオオアリC | 2004/11/08 | インターネットで購入。道産。働きアリ1匹。幼虫が成長中。(2004,11,27現在) |
| ムネアカオオアリD | 2004/11/08 | インターネットで購入。道産。働きアリ2匹。幼虫が成長中。(2004,11,27現在) |
| ムネアカオオアリE | 2004/11/08 | インターネットで購入。道産。働きアリ6匹。一匹触覚に怪我有り。(2004,11,27現在) |
| 2004/11/08 | インターネットで購入。道産。働きアリ3匹。(2004,11,27現在) | |
| ムネアカオオアリG | 2004/11/08 | インターネットで購入。道産。働きアリ1匹。(2004,11,27現在) |
| ムネアカオオアリH | 2004/11/08 | インターネットで購入。道産。女王のみ。(2004,11,27現在) |
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2005年組 |
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| ムネアカオオアリI | 2005/06/11 | 結婚飛行を終えた直後を羽アリの状態で捕獲。すぐに羽を落とす。 |
| ムネアカオオアリJ | 2005/06/11 | 結婚飛行直後羽を落とした状態のものを捕獲。 |
| ムネアカオオアリK | 2005/06/13 | 職場の屋内に迷い込んでいたのを捕獲 |
| クロオオアリB | 2005/06/11 | 結婚飛行直後羽を落とした状態のものを捕獲。 |
| クロオオアリC | 2005/06/12 | 結婚飛行直後羽を落とした状態のものを捕獲。 |
| クロオオアリD | 2005/06/12 | 結婚飛行直後羽を落とした状態のものを捕獲。 |
| クロヤマアリA | 2005/07/19 | 羽を落としたものを採取 |
| クロヤマアリB | 2005/07/19 | 羽蟻を採取。後に羽を落とす。 |
| クロヤマアリC | 2005/07/19 | 羽蟻を採取。後に羽を落とす。 |
アントクアリウムの説明書を見ていると「・・・ミーティングをしてから、チームワークで穴を掘り始め・・・」という文章があります。ミーティングというと集まって相談するとうイメージになると思います。アリを捕まえてアントクアリウムに入れるとそのアリたちは、アントクアリウムで今後の相談をして「摑まっちまったものはしょうがない。よし、それじゃあまず巣でも掘るか!!」と皆で合意の下に一致団結して穴を掘り始めるわけです。そんなイメージなると思います。
たしかに、見た目はそんな感じで、その文章自体に間違いも無いと思いますが、根本的なところで誤解する人(特に子供)がいないか少し気になります。