よせなべ物理137号

よせなべ物理サークル会誌137号

(旧 教材・教具を工夫する会)

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第137号抜粋

1.137回例会の案内 


2.次回以降の予定


3.ちょっとオモロイ話し

 モ−ターをコマにしてしまう偶然の裏故?
  東京都豊島区立朝日中学校 徳富 英雄

ある日の授業の中で、直流モ−タ−の話題になった.手軽に実験させるために手回し発電機(ゼネコン)を与えて.電流の向きとモ−タ−の回転方向との関係を調べさせた.
 生徒は教師の予想を上回って、ときには飛んでもないことをしでかすものてす‘その中でウンこれはすごい、これはイケルというものが埋もれている事がある.相変わらずのワイワイガヤガヤの授業の中で.後ろの男子生徒の班から「ウオー.ワオ−!」の大歓声があがった.何事が起こったのかと思ってあわてて、すっ飛んで行ったら、なんとモーターがコマのように高速回転しているではないか。生徒はやさしくぜネコンを使ってモーターの回転の向きを調べるどころか、ムチャクチャにゼネコンを速く力強く回してフトしたことから、モ−タ−が手がらはずれ机の上に落ちてしまったのてある.そのとき偶然にも軸が下になったためにコマとなってしまったのです.この文化(?)は2〜3分のうちにクラス全体に広まった。



4.本の紹介

  1996/12/06  埼玉県立和光国際高校物理科 千野 司

(1)「エンジンのABC 檜垣和夫著 講談社プルーバックス」
 熱力学の授業ではエンシンの話は不可欠であるし、また.生徒が関心を示すのもエンジン(特に自動車の)である。しかし、教科書でのエンジンの記述は少ないので、解説のある本が必要である.安くて簡単に手にはいる本はないものかと探していたところ、この「エンジンのABC」が目に止まった。エンジンの定義に始まって、構造や燃料の違いによる分類が行われ、各々について詳しく説明されている。部分的に読んでも分かりやすく、授業のネタになる。
 現代の科学技術社会の中で高校物理の背負っている範囲は大変広いはずであるが、それが授葉で十分伝わっていないと思う。「社会の中で.物理の法則が何の役に立っているのか?」が伝わらないのである。だから、例えぱ、熱力学はもっとエンジンと結ぴ付けて取り扱ってもよいのではないか。そのためには、この手の、我々にも生徒にも手軽に手に入る一般向けの解説書は大切である,できれぱ.高校物理の各分野に対応した解説書のシリーズがほしいところである。
 尚、以下の本も古本屋で比較的安く手に入るものである。
「熱機関 蒸気機関からロケットまで」ジョン・F・サンフォード著
   宮島龍興奮/高野文彦訳、現代の科学25、河出出版
「動力物語」 宮塚清著、岩波新書

(2)「東京の博物館 」東京都博物館協議会編
 前日.国立科学博物館の地下の「かはくショップ」でこの本を見つけた.各種博物館はこの連絡紙でもしばしぱ紹介され、参考にしているが、この本には東京都とその近県の博物館が各々見開きぺ一ジで紹介されてしる。実際、東京都内にはこれほどの数の博物館があったのか、と驚くほどである,紹介の項目は以下の通り。
 1)名称、2)住所・電話番号、3)館の特色、4)休館日・開館時間・入館料、5)観覧所要時間、6)交通機関・地図、7)展示・教育普及活動・施設


5.光で遊ぼう!

     青森県立弘前中央高校  野呂茂樹

 ・箱
 ・ホルダー
 ・カード





 *レンズ 大和科学教材研究所
  凸レンズ:直径55mm、焦点距離340mm、80円
       直径43mm、焦点距難100mm、130円
  凹レンズ:直径18mm、焦点距離95mm、50円

 1 ふつうのカメラ
 2 ピンホ−ル力メラ
 3 十字スリット力メラ
 4 望遠鏡
 5 スペクトル



*参考文献
「光や音で遊ぽう」実験と工作ノート科学技術未来館
         青少年のための科学技術講座1996.2.10

6.光のマジックと光弾性実験セット


     巣鴨学園 増田 益

(工事中)




7.発光ダイオードは太陽電池?

   豊島区立朝日中学校 徳富 英雄

 参考文献
  いきいき物理わくわく実験(p.216〜p.217)
   愛知物理サークル、新生出版、定価2060円

 1)LED(発光ダイオード)は、もともと電流を光に変えるものであるが、構造的にはP型・N型の半導体の接合を利用しており、フォトダイオード(太陽電池)と同じ仲問である。発光ダイオードは.順方向に電流を流すことにより光を放射するダイオードである。10mA〜50mAの直流電流で実用の明るさがえられる。
駆動電圧は、1.7V〜2.1Vと低い。発光色は赤(発光波長650nm〜700nm)、緑(発光波長555nm)、黄(発光波長590nm)が実用化されている。その他に、赤外線発光ダイオードも実用化されている。(リモコンTVの超音波発振器の代用として南品化、実用化されている。)
 2)太陽電池−−−半導体のPN接合に光を照射すると.P側はブラス、N側はマイナスの電位をもつようになり光起電力が発生する。この性質を利用して太陽電池が作られている。
 3)赤色発光ダイオードは、何色の光をよく吸吸するか。吸収の効果はマイクロアンペア計で調べる。
 この実験で使う発光ダイオードは、シャーフ高輝度LED:LT9512u、5000mCd、1.85V、20〜30mAがよい。

 結果:
  赤色発光ダイオードは、赤色の光をよく吸収する。
  黄色発光ダイオードは、黄色の光をよく吸収する。
  緑色発光ダイオードは、緑色の光をよく吸収する。



 赤色発光ダイオードAが強い太陽光を受けると.赤色発光ダイオードBが赤く発光する。太陽光の代わりに100W白色光の電球でもよい。


*乾電池の代わりに手回し発電機でもよい。
 A,Bは赤外発光ダイオード



*フラッシュをたいて、太陽光の代用とする。
注意:A側とB側の発光ダイオードのつなぎ
 かたに注意。A側を2個直列にすると、電圧
 が高くなり、B側がよく発光する。



*リモートコントローラーの赤外線によって、
 赤外発光ダイオードの発電を調べる実験


*光ファイバーを使って、フラッシュの強い光を
 発光ダイオードに当ててダイオードの発電を調べる。
 性能がよい光ファイバーを使うと、発光ダイオードは
 赤色か、赤外発光ダイオードがよい。

8.おたより紹介  八木陸郎先生(京都市立樫原中学)より

  サークルニュース12月号のp.10アルミや鉛に防磁効果があり、磁力線を遮断する・・・・、について。静電遮蔽の効果はありますが、磁力線は通過します。電磁調理はうず電流による発熱効果(Rにのみ関係する)だと思いますが。

9.第136回例会の内容

  12月8日(土) 15:30〜19:00
 <場所>浦和第一女子高校 物理実験室
<参加者>清水一雄(不動岡誠和)、千野 司(和光国際)、徳富英雄(区立・朝日中)、増田益(巣鴨)、湯口秀敏(浦和一女)
く内容>
(1)電子ライターの圧電素子を使ってピエゾ効果を確認する。
 徳富先生の指導で行いました。
 まずチャッカカマンに使われている点火装置からセラミック圧電素子を取り出します。
 これをペンチで挟んでで圧力を加えますと電流が流れます。かすかですが、LEDを点灯させることができます。



(2)万華鏡:徳富先生の紹介です
 ア.ILLUSIONという万華鏡の紹介です。
 修学旅行の下見で奈良に行った際に購入。たまたま見た朝のNHK TVでシロレムという方華鏡(カレイドッスコープ)の店を紹介していたのだそうです。場所は東大寺の戒壇寺(かいだんじ)の近くで陶芸品を扱っている喫茶店です。ここにさまざまな万華鏡を展示、販売しています。
 値段はおよそ8000円。けっして安くはありませんが、色の変化が実に美しく、幻想の世界をたっぷり楽しむことができます。
 イ.−−日本で唯一の万華鏡専門店の紹介−−産経新聞 1996.ll.10
   「カレイドスコープ昔館」
  a.場所:東京都港区麻布十番
  b.電話:03−3453−4415
  c。内容;30平方メートルほどのスペースに約200個の万華鏡がところせましと並んでいる。    最低は1000円、最高は300万円まで。販売もしている。



(3)ビデオ高校通信講座「生物」−目の仕組み− 徳富先生より
 網膜に映る像が倒立像であることを牛の目を使って実際に示したり.人の目が近くを見たり遠くを見ると厚くなったり薄くなったりする様子をはっきり示していましたのでびっくりしました。
 レンズを教えるとやはり目の仕組みを説明したくなりますが.生物の分野でこのように実験を交えて詳しく説明しているとは知りませんでした。
 ただ、目の中を伝わる光の経路が間違っているのが気になりました。このように他の教料と密接なつながりがあるところはお互いに連携を取る必要性を痛感しました.もっともすでに実践されている方もいらっしゃるると思います。是非情報をお寄せ下さい。

(4)光のマジックと光弾性実験セット(個人実験用改良版)6.7ぺ一ジ

(5)その他

10.おわりに

(1)明けましておめでとうございます。今年も昨年同様よろしくお願いいたします。今年のサークルとしての目標は
  1.年間12回の例会を行うこと.
  2.通信をやはり12回発行すること‐(12ページ)
です。
 さらにできればできるだけいろいろな会場で例会を行いたいと思っています。
 今年もきっと職場、家庭など物理(教科)のこと以外で追いまくられることでしょうが是非時間を割いて例会に参加しましよう。12回のうち1回でもよいのです。ささやかな活動ですが1回毎に必ず何か得るものがあるはずです。お互いに。今までと同様、いつ来てもいつ帰ってもかまわない、自由な雰囲気を保ち続けるつもりです。また.情報を待っています。(H.Y.)

(2)***97年度(1997年4月〜1998年3月)の通信責について***
 1.金額;1.000円または80円切手13枝
 2.郵便振替,00150−8−560437 加入者名;湯口秀敏
 送り先;〒336浦和市本太1−33−6
 3.期限・方法;3月未位までに振り込むか送っていただけると助かります。
  方法は振り込み、郵送どちらでも結構ですが,事務処理上は振り込みしていただけると助かります。過去の年度の通信費について支払ったかどうかよく分からないばあいは、とりあえす今年度分お願いします。(おかげ様でここまでは赤字にならずにやっています。)
<<連絡・問い合わせ先;電話048−881−2782>>


 ***97年度;年間通信費 1、000円又は80円切手13枚***
   送 り 先;〒336 浦和市本太 1ー33ー6
   郵便振替;00150−8−560437 加入者名;湯口 秀敏
 <<連絡・問い合わせ先;電話 048ー881ー2782>>
 サークルニュースの抜粋、要約、転載は北村が行いました。ニュースの原文・図など詳しい内容を知りたい方は、直接湯口先生まで連絡をとって下さい。

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