よせなべ物理133号

埼玉よせなべ物理サークル会誌133号

(旧 教材・教具を工夫する会)

ホームページへ

埼玉よせなべサークルニュースへ


第133号抜粋

1.134回例会の案内 


2.次回以降の予定


3.「驚き盤」を作ろう!

     青森県立弘前中央高校 野呂茂樹
 「原理」
 円盤を8〜12等分した扇形の1コマ1コマの中に、動きを表すように連続的に少しずつ変化させた絵を描き、鏡に絵を写し回転させながらスリット(のぞき穴窓)を通してのぞくと、鏡に写った絵が動き出します。

 「製作」
 右の絵を直径20cm程度に拡大し、片面が黒い紙(墨汁を塗る、黒い紙を貼る)に貼り付け、円盤を切り取ります。スリットの部分もカットしてください。(馬や障害物に色を付けるとよいです。)円盤の中央に画鋲を刺して木棒の頭に取りつけます。


4.最近の話題より

     越谷総合技術高校 岸沢真一
 某氏の陰謀により、NHK教育テレビの「やってみよう何でも実験」に出演する羽目になってしまいました。テーマは「太陽のおくりもの ソーラーパワー」、放映は8月26日でした。これはそのために作ったおもちゃです。
 (1)光の方向に向かって進むソーラーカー
 右側の太陽電池を左側のモーターに、左側の太陽電池を右側のモーターにつなぎます。右側に光が当たると左側の後輪が回るので右側に、左側に光が当たると右側の後輪が回るので左側にソーtラーカーは進みます。車の後輪には3cmぐらいのベアリング玉のキャスターを使いました。


 (2)簡易放電箱その後
 昨年の物理教育国際会議に簡易放電箱を持っていったら、ハンガリーの先生に気に入ってもらい、プリントをお渡ししたところハンガリーのPhysical Review誌に紹介されました。


5.立体映像体験ツアー

 千葉大学工学部地域事業協力推進委員会、企画:工学部画像工学課
 3日間いろいろな形式で立体映像を体験する。1日目は立体映像の話、2日目は超大型の立体映像の体験、3日目は立体をガラス板の中に閉じこめてしまうホログラムを撮影。参加者全員には立体映像を解説したパンフレットが配布され、ホログラム作成学習では参加者全員が自分でホログラムを撮影して持ち帰れる。中高生はすでに締め切り、教職員は10月18日締め切り。連絡先:千葉大工学部庶務係、tel 043-290-3034

6.実験プリント「熱気球を作ろう」

     菅野 彰先生 (久喜工業高校)

 次の材料を使って簡単な熱気球を作ってみましょう。実験室内で、うまく飛ばすことができるでしょうか。

 材料:ポリエチレンのゴミ袋、ボール紙(工作用紙)、針金、アルミカップ、たこ糸、ホチキス、セロテープ、カッター、脱脂綿、エチルアルコール、ガスマッチ

 作り方:
 1)気球のフレーム材にする部分を作ります。
 ボール紙をカッターで5mmの幅に3本切り出します。(ボール紙の長い方を使います。)これを右の図のように組み上げ、中央部を2カ所固定します。


 2)燃料を燃やす部分をフレームに固定します。
 燃料皿のアルミカップをフレームに針金で固定します。針金は、カップの高さの上半分より上に穴を開けて通すようにしましょう。(燃料をのせたときひっくりかえらないように。)


 3)フレームに気球をつけます。
 フレームにポリ袋をホチキスで固定します。また、飛んでいってしまわないように、たこ糸をループにして袋にテープで止めておきましょう。


 4)燃料皿に乗せて点火します。
 点火するときは、袋を持ち上げて直接炎がかからないように注意します。
 また、気球の下には入らないようにしましょう。万一燃料が降ってきたら、濡れ雑巾をかけて消火しましょう。

 ○観察1:気球の浮力を実感してみましょう。飛んでいる気球のひもに指をかけて、どのくらいの力で飛び上がろうとしているのか、実感してみよう。

 ○観察2:気球の空気の温度は何度くらいあると思いますか。予想してみましょう。そして、予想してから、気球の中の空気の温度を計ってみましょう。気球の中の空気の温度を計るときには、気球の上の角を、温度計が通るぐらい切って、温度計を中に入れて温度を計りましょう。また、室温も計っておきましょう。
   予想  気球の温度=(    )度ぐらい。
   結果  室温=(    )度  気球の温度=(    )度

 問題1:気球の容積は、約(   )リットルあります。標準状態(0度、1気圧)で(   )リットルの空気が、室温(   )度になったときに何リットルになっていますか。
 問題2:また、さらに気球の温度(   )度まで上がると体積はなにリットルになっていますか。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
菅野彰先生(久喜工)より
 ア.この作り方は生徒が考えたのだそうです。
 イ.5っm幅の工作用紙をフレームに使うところが大きな特徴。強度も十分。ピアノ線を使う場合と比べて、製作が容易。注意:これ以上幅を広くすると重くなって気球が浮かない。
 ウ.燃料皿を固定する針金は直径0.3mm。荷札用の針金でOK.
 エ.燃料:脱脂綿にエタノールをしみ込ませたものをフィルムケースに入れておく。

7.マジカル科学 「輪 切り口で四角に」

  東奥日報  省略

8.情報広場

 (1)おたより紹介  野呂茂樹先生(弘前中央高校)
 津軽も暑い日が続いております。しかし、昔の夏は毎日のように夕立があったものですが、今はまったくなくなりました。うるさいほどの蝉の声はどこへいったのでしょうか。
 青少年のための科学の祭典全国大会ではゆっくりとお話しできず申し訳ありませんでした。8月10・11日青少年のための科学の祭典八戸大会を開催しました。参加者がなんと8004名でした。誘致してほんとによかったです。
 さて、人工虹ではいろいろお世話になりました。作ってみて保管に困りました。そこで、次のようにしたら具合が良かったです。

  *人工虹スクリーン簡易製作法

 細かいプラスチックやガラスビーズで、人工虹スクリーンを製作し、授業等に活用している方も多いかと思います。次のようにすると製作・保管とも容易になります。紙の箱(たとえばお菓子箱、・・浅いものがよい)の内側に墨を塗り、乾いてから糊を吹き付けビーズを入れ揺すってビーズを一様に付着させます。これで2組のスクリーンができます。

 (2)イベント 日本物理学会公開シンポジウム
  「超伝導への招待」
  1.期日:11月10日(日)10:00〜17:00
  2.場所:上智大学10号館講堂
  3.対象:高校生、夕・中・高の理科の教員、一般社会人
  4.申し込み方法:FAXまたは往復はがきに
   氏名、年齢、住所、電話、FAX番号、学校名または職業を明記の上、10月31日(必着)までに、日本物理学会まで申し込んでください。参加費無料、定員250名。
   東京都港区芝公園3−5−8 機械振興会館211号室日本物理学会
   TEL.03-3434-2671  FAX.03-3432-0997
 (3)鉱物の入手先
 ア.電気石・水晶の入手先:東京大丸インテリアストーン売場(川勝博先生、愛知旭丘高校)
 イ.鉱物全般の入手先:凡地学 (渡辺雅人先生、関東学院中高校)
  郵便番号170 東京都豊島区北大塚2-19-10永田ビル201号
   tel 03-5567-4554  Fax 03-5567-0344

9.久喜工業高等学校の理科について

    H8.8.23  久喜工業高等学校 諸井 寛

 教育課程について
  1年化学TB 3単位、2年物理TB 3単位、3年物理TB 2単位
 進み具合について
          内容       実験など
 2年 1学期 等加速度運動   歩く様子を調べる
                 斜面を転がる運動
        落下運動     物を落とす運動
                 モンキーハンティング
    夏休み 宿題       列車の運動を調べる
    2学期 力        仮説実験授業
        運動の3法則   仮説実験授業
                 運動の第2法則
    3学期 運動量と力積   仮説実験授業
                 運動量保存の法則
                 はねかえりの係数
        仕事とエネルギー 仮説実験授業
 3年 1学期 熱        はがきで水をわかす
                 水蒸気で火をつける
                 ミニ気球を上げる
    2学期 波動       ストローすだれの製作
                 干渉を見せる
                 気柱の共鳴
                 試験管楽器の製作
                 分光計の製作
    3学期 波動    
        電気       オームの法則
                 抵抗の直並列
 例会で配布されたプリント
  1)仮説実験授業 生徒の感想
  2)仮説実験授業 テキスト「力」
  3)落下運動 生徒実験用プリント
  4)物のはね方 生徒実験用プリント
  5)試験管楽器の製作 生徒実験用プリントー>次回のサークル誌で紹介予定

10.第132回例会の内容

  8月23日(土) 10:00から16:00
  場所:久喜工業高校 物理実験室

(1)ラジオを作る(石井)
 公民館の開放口座で「ラジオ作り」を行う。アンテナの問題。プラグにコンデンサーをつけてコンセントに差し込みアンテナとして使うことはよく行われている。しかし、家でやるとうまくいくのに学校や大きな施設(科学技術館でやったとき)うまくいかなかった。どうしてか?
 例会での回答:学校や大きな施設では変圧器が施設の中にあるのでアンテナの役目を果たせないようである。家庭の場合、(家庭の引き込み線から)電柱の変圧器までがアンテナの役目をする。


(2)青野先生(自治医科大学)からの問題。万葉集の柿本人麿の短歌
 ひむがしの 野にかぎろひの 立つ見えて かえり見すれば 月かたぶきぬ
について、この月の様子を問う問題です。いろいろ議論して、最後に図書館でこの歌の解釈を調べてみました。「かぎろひ」は暁光であることがポイントのようです。詳しくは司会のサークル誌で。

(3)久喜工業の物理。理科は物理と化学しかありません。物理は仮説実験授業を中心に展開しています。

(4)菅野先生に教えていただきながら、熱気球を実際に製作しました。

11.おわりに

 夏休みも終わり2学期が始まってすでに半月が過ぎました。夏休みに得た情報を是非お寄せください。次回から2〜3回に分けて、坂田正司先生(浦和市立高)の「東北アジア物理演示実験国際会議(NACPD)」の報告を掲載します。(H.Y)

 ***96年度;年間通信費 1、000円又は80円切手13枚***
   送 り 先;〒336 浦和市本太 1ー33ー6
   郵便振替;00150−8−560437 加入者名;湯口 秀敏
 <<連絡・問い合わせ先;電話 048ー881ー2782>>

 サークルニュースの抜粋、要約、転載は北村が行いました。ニュースの原文・図など詳しい内容を知りたい方は、直接湯口先生まで連絡をとって下さい。

ホームページへ

埼玉よせなべサークルニュースへ