埼玉よせなべ物理サークル会誌121号

(旧 教材・教具を工夫する会)

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第121号抜粋

1.121回例会の案内 

2.次回以降の予定

3.光教材「抜け通れる壁」「追いかける目」
  青森県立弘前中央高等学校 野呂茂樹

 (1)抜け通れる壁
 図1のように、台紙に8個の窓を開け、8枚の偏光板を、左側と右側との偏光面が直行するように貼り、追って箱を作ります。窓から覗くと中央部分に黒い仕切り(壁)が見えます。鉛筆などを箱の中に入れると抜け通ってしまいます。箱を左右から覗くと、壁はありません。理屈はわかっていても、不思議です。マジックにも使えます。

 (2)凹型の浮き彫りは、鑑賞者が動いても、顔の向きを変え、鑑賞者から目を離しません。プラ製の「おめん」の表の目の部分に白紙を貼り、裏の目に黒く瞳を書き込みます。厚紙にお面の輪郭を鉛筆でなぞって書き、少しちいさめに切り抜き、お面を埋め込み、接着します。(枠付きの凹型レリーフができます。)
 正面または背後から光を当て、数m離れて、浮き彫りを見て下さい。あなたが動くと、浮き彫りも向きを変え。、あなたを見守り続けます。
 おめんは、下地が白や半透明のものが細工しやすいです。赤や青のものは白い塗料を吹き付けると良いです。
 図のように3枚セットすると(3面鏡の反対)、より効果的です。学校祭に好適です。

4.ソフト紹介 「音声と運動の実験室」
 「Windowsで知る音声と運動の実験室」(森北出版 刊行予定)
   東京都立上野高校 北村俊樹

 この本は、Windows3.1の物理用プログラムを扱っており、
 (1)サウンドカードを使って音声計測・分析・合成
 (2)動き(運動)のある物理シミュレーションプログラム
 が含まれています。この本に同梱されるプログラムは以下のものです。(プログラムディスクがサークルに送られてきた)
 音声編:
 (1)パソコンオシロ  (2)音の取り込み
 (3)音の分析     (4)音色を作る

 力学編:
 (1)重力による運動  (2)地球を回る衛星の運動
 (3)さまざまな力を受ける運動
 (4)万有引力による天体の運動
 (5)噴射による軌道の変更
 (6)衝突と運動量変化  (7)円運動
 (8)単振動  (9)リサジュー  (19)気体の拡散 (11)気体の分子運動と法則

 波動編:
 (1)縦波・横並の発生
 (2)ウェーブマシンと波の性質
 (3)ドップラー効果
 (4)波の3D表示
 原子編:
 (1)ラザフォード散乱
 (2)放射性元素の半減機
 (3)中性子による連鎖反応
 (4)連鎖反応制御による原理的原子炉

 インストール法:ファイルマネージャよりOTOSETUP.EXEをクリック。
 注意:出版予定の本に同梱のソフトのため、取扱いに注意願います。コピー等の再配布の際は、北村までご連絡下さい。

 連絡先:郵便179 東京都練馬区春日町2-15-3
  tel:03-3825-2382  NIFTY:PDF02120

 なお、再配布自由の限定版ソフトはNIFTYのFGALWIN LIB9、LIB3およびFWING LIB10およびFKYOIKUS LIB10に登録してあります。こちらはコピー自由です。

5.実験資料集 「よせなべ物理」
 埼玉県理化研物理研究委員会(委員長:岸沢真一先生)の実験班が製作した実験資料集です。石井登志夫(吉見高)が中心になって2、3年前から資料を集めてきましたが、今年の夏完成しました。
 普段やっている実験をイラストを使って大体1ページにまとめたものです。できる限り安く仕上げるために印刷は実験班で行い、製本と表紙を業者に依頼しました。関東大会、埼玉県の物理研究大会等で配布する予定です。表紙のイラストは石井先生がMACで作ったものです。
 希望される方は岸沢真一先生(越谷総合技術高)まで連絡して下さい。

  越谷総合技術高校 電話0489-66-4155 FAX0489-60-1185

6.中国見聞録 第2回
  「物理国際会議に参加して」 越谷総合技術高校 岸沢真一
 ・いざ出発
 ・ワークショップD’
 ・最後に

7.授業プリントの紹介
 「運動量を中心とした力学の展開 その1」
 根本和昭先生(茨城県立日立第一高等学校)から生徒用プリント(運動量を中心とした力学の展開)を送っていただきました。全部で10ページです。何回かに分けて掲載します。1,2ページ紹介
  p.1 運動量の保存:運動量とは何か
  p.2        力積とは何か

8.情報広場 
 (1)資料紹介
 「ドップラー効果とうなりについて」
 「テブナンの定理、重ね合わせの定理と回路網について」
 渡辺聡明先生(青森:青森西高校)から送っていただきました。この夏、青森県の高数研で報告されたときの資料です。
 「そして、テブナンの定理、重ね合わせの原理を取り入れることでディジタル量をアナログ量に変えるD−A変換回路、延いてはA−D変換回路の理解を助けることができる。」「また、このような考えをもう少し噛み砕いた形で大学入試にも取り上げられてきている。 p.8,p.9京都大学平成7年度大学入試(部分)」

 (2)新聞記事「ペットボトルのロケット空高く」
  朝日新聞夕刊  1995.6.13
 清涼飲料水のペットボトルを再利用したロケット遊びが人気を呼んでいる。ロケット1機にペットボトル5本を使う。3本を縦につないで長さ約50cmんぽ本体を作り。2本を使って羽4枚を付ける。噴射口には家庭用ホースのワンタッチジョイントの一方を差し込み、もう一方を発射台に取り付ける。飛ばすには、ロケットにコップ一杯ほどの水を入れて、噴射口から自転車の空気入れで40回ほど空気を送り込んで加圧。ジョイントを外すと飛び上がる仕組み。ロケットは仰角65度で発射台に置かれ先端に柔らかいウレタンをとりつけて危険の無いようにしてある。問い合わせ先は、埼玉県狭山市入間側1-23-5、狭山市役所電子計算室「日本ペットボトルクラフト協会」の植村さん(0429-53-1111)へ。

9.第120回例会の内容
  8/26(土) 10:15から16:00
  場所:春日部東高

 「資料紹介」
 ア.質量と重力の話「仮設実験授業プリント」改良板(野原 春日部東高)
 イ.子どもに聞かせる科学者の話 アオイザック・ニュートン 高橋哲郎
 ウ.授業プリント 音波(1)(2)、共振、共鳴(野原)
 エ.AMラジオで音量が自在 PUT・1石モールス練習機
 オ.これからの理科教育を考える
   「日本理化学協会21世紀のための理科教育を考える委員会報告」(千野)

 「内 容」
 (1)Science Snack Bookについて など(千野 和光国際高)
 エクスプロラトリウムで販売している実験装置の製作方法の解説書です。学校で使えるようなものが載っているそうです。何冊か注文がまとまると送ってくれるというので、千野先生にまとめていただくことにしました。

 (2)科学ボランティアに参加して 他 (野原 春日部東)
 ・説明会に出席して:社会人、主婦が多い。活動的である。
 ・野原先生のグループで予定しているテーマ:モールス発信機を作る。
 ・科学実験キットの紹介「実験で学ぶ小中学生の電子回路」

 (3)実験1
  ・交流を目でみる
  ・スピーカーを使って定常波をつくる
  ・自作スピーカー、マイク
 
 (4)実験2
 古くなった打点タイマーの活用。定常波を作ることに使う。その際、定常波の形と糸の張力の関係を調べるとき、おもりの代わりに直接ニュートンばかりで引っ張って張力を直接見ながら変化させると簡単で分かりやすい。

 (5)課題研究について
 吉田直史先生(春日部東高、生物)から生物での取り組みの様子を聞く。生物研では課題研究のための冊子(前号で紹介)を発行したりして物理に比べて組織的にかなり勢力的に実施しているのではないか、と思って聞きましたが学校によって取り組み方はさまざまなようです。
 問題点の1つに生徒の興味のある内容と実際に実験できることとのギャップがあることを挙げていました。生徒はガンとかエイズに興味を持つものの課題実験としてはできないことなどです。

 (6)夏の例会に付いて

9.おわりに   

(2)ここ4年位、連絡誌の発行は浦和一女物理同好会の卒業生本郷美代子さん(宇都宮大卒業、現在上尾市役所勤務)の協力でどうにか期限に間に合わせています。
例会などで話題になったことを継続、発展させて何か成果を上げるというようなことがなかなかできません。でも、サークルを続けることだけはやって行きたいと思っています。ただ、費用の面などあって多少縮小することは考えています。(湯口)



 サークルニュースの抜粋、要約、転載は北村が行いました。ニュースの原文・図など詳しい内容を知りたい方は、直接湯口先生まで連絡をとって下さい。


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