都理化教育研究会 研究発表集録抜粋



 このページはあくまでも北村俊樹(たまきち)の得た情報とその抜粋・要約によって作製されています。したがって東京都理化教育研究会の公式な見解を示すものではありません。各情報の詳しい内容をお知りになりたい場合は、直接、発表者や委員会あてにおたずね下さい。

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1989年度(平成元年度)研究発表抜粋



1.v−tグラフ記録式力学台車
        東京都立広尾高等学校 榎本成巳

 速度と時間のグラフを直接描く装置を開発した。本装置は、速度を検出するセンサー、速度計としての働きをする電気回路、記録用紙上にv−tグラフを描くペンレコーダー、とこれらを載せる力学台車からなる。タイマーなどと異なり、データ処理に手が入らずすぐにv−tグラフを得られる。利用例は、1)人の歩行運動、2)等加速度運動、3)一直線上の運動量保存などがある。



2.乗り物ではじめる力学の展開
        筑波大学付属高等学校 広井 禎

 A.生徒が速さから連想するもの:スポーツカーやオートバイである。でも教科書は力学台車など。
 B.スポーツカーからはじめない理由もある:実際の教科書では複雑・紙面などの理由で取り上げられない。
 C.乗り物ではじめてエンジンをはずすステップ:乗り物ではじめて力学台車にいくのに、1)自動車を分解、2)エンジンはゴムひも、それ以外は力学台車に単純化して示す。
 D.「乗り物酔いは加速度病・・・・」:乗り物酔いなど速度変化を扱う必然性を伝えてから式を提示する。
 E.力学はきらいでも、スペースシャトルには関心がある:スペースシャトル出の加速度、無重量、月面の行動などの、生徒の関心を生かすべきだ。
 F.つながりを宇宙船でつける:ma=Fを宇宙船のイメージと結び付け定性的な理解をうながす。
 G.今年はアポロ11号の20周年、たくさんのフィルムが放映された:映像教材例の紹介



3.作業で確認するヤングの光の干渉実験
        東京都立駒場高等学校 小野啓一
        東京都立西高等学校 森 雄児

 ヤングの干渉実験の説明器の開発。1)演示用、2)生徒用の紙のスケールによるもの、3)L示型のスケールによるもの、の紹介。(図と説明の分量が多いので割愛させていただきます:北村)



4.磁力線・電気力線自転説
        東京都立小松川高等学校 小島喜一

 場の考え方を学ぶ過程で力線モデルは重要な役割をはたしている。この力線モデルに自転というイメージを新たに加えることによって、さらにダイナミックな電磁現象を理解できる。(図と説明の分量が多いので割愛させていただきます:北村)



5.電流と磁界の実験の工夫
        白百合学園高校 馬目秀夫

 3つの実験器の紹介。1)平行電流間にはたらく力の実験器、2)磁石による磁界の実験器、3)電流による磁界の実験器、である。これらはすべて、OHP上で投影できる。(図と説明の分量が多いので割愛させていただきます:北村)



6.ガラス細工のすすめ
        東京都立稲城高等学校 米村傳治郎

 生徒にもできるガラス細工の実験の紹介。  1)身近な素材でガラスを作る:石英と重曹で作る。
 2)ガラスで遊ぶ:光ファイバー、バネ、ビーズ、レンズやフラスコなど。
 3)ガラス玉顕微鏡:細く伸ばしたガラスの先を熱し木琴の鉢上にし先端の丸いところをレンズに使う。
 4)液体温度計:毛細管を作りアルコールを封入。



7.波の実験装置・高低波の立体モデル実験
        工学院大学高等学校 中山恵二

 生徒の「海面が上下に単振動しているのにサーフィンはなぜ岸に向かって来るのか」の質問に対する答となる「高低波立体モデル実験器」の製作方法の紹介。



8.パソコンによる簡易モーショントレーサ
    −物理実験への画像処理の試み−
        東京都立上野高等学校 北村俊樹

 電子スチルカメラやビデオカメラを使い物体の運動を取り込み、これをパソコンで画像処理することにより、物理計測を行うシステムの紹介。色付け、重ね合わせ、拡大・縮小などにより、簡易モーショントレーサや波の干渉の色付け、シミュレーション画面と実際の現象の重ね合わせなどが可能となる。



9.教材用コンピュータを利用した放射能教材について
        東京都立町田高等学校 名古屋光男

 CsIサーベーメーターとプリアンプ・リニアアンプ・ADコンバータを使い、パソコンでデータ処理することで、放射能のエネルギースペクトルを観察する方法について。市販の装置についての説明と利用例を紹介している。



10.生物分野におけるパソコン計測システムの開発
     −微小振動の計測を一例として−
        東京都立広尾高等学校 天良和男
        東京都立小山台高等学校 大川ち津る
 生物分野なので割愛させていただきます。(北村)



11.物理課題研究の実践例
        東京学芸大学附属高等学校 小田切理文

 著者は、生徒が学校で学んできた科学を生かして、身の回りの物理現象から研究テーマを見いだし、自主的に想像的に取り組むことを目的として「課題研究」を長年にわたって実践してきた。その中の、昭和62年度に物理専門委員会で発表した「課題実験」の実践報告の紹介。(詳しい内容は原論文を見て下さい:北村)





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