Jun 03 2000   (c)1994-2000 桐谷育雄

第93章 パスポートを守る



 どこで航空券を買う場合にも、ハイパーなワザがあります。ソウル発券の基本は、前回までに扱ったので、今回は、意外な活用の方法について、扱おうと思います。

 実際には、さらに上級の方法もいくつかあるのですが、それは秘密。最近では、価格に関しては、インターネットで強力な検索が出来ますし、日本語の情報もあふれています。ちょっとした工夫で、自分だけの方法が生まれることでしょう。




ピークの国内線の座席確保

 どこの国でも、何かイベントがあったり、その場所が一番美しくなるとき、そこに飛ぶ飛行機の座席の確保は難しくなります。夏至の頃に、ノルウェーを旅したとき、ホテルや飛行機の予約に、とても苦労しました。韓国で言うならば、旧正月や秋夕の移動や、雪岳山(ソラクサン)の紅葉が一番美しい時期に、ソウルから束草(ソクチョ)に飛ぶ場合です。

 言うまでもなく、本当に難しい、このような路線の予約にもワザがあって、それは、国際線としての予約に連続して予約してしまうことです。言うまでもなく、国内線の予約が始まってしまったら、もうどうしようもありませんが、国内線の予約が始まる以前に、国際線として予約すると、予約が確保されます。僕は、この方法で、世界各国国内のフライトを確保しています。

 さて、日本でも、同じように、国内線の予約を確保するときには、このワザが使えるのですが、もう一つ違った意味が加わります。


金額も安くしたい

 今や日本の国内線は、価格の自由化が進み、アメリカ並みとまでは言えませんが、時期さえ選ばなければ、信じられないほど安い運賃も設定されています。それでも、ピークの時期は、従来よりも高くなったかなと思える金額でしか飛ぶことが出来ません。

 僕の住む名古屋から札幌に往復する場合を例にとって、説明します。シーズンオフは、一般に公示されている様々な運賃で飛ぶことが出来ますが、旅行代理店は、さらに安い金額を示してきます。たとえば、冬の観光客が少ない時期は、一泊二日ホテル付きで往復二万円を割る金額を出したり、僕も驚いたのですが、僕たちの業界向けに特別に札幌往復9800円を示されたこともあります。

 僕が考えた方法は、雪祭りの一番混み合う時期に札幌の往復する金額を、シーズンオフ並みにする方法です。おまけに、僕の業界では、突然の出来事で、休日でも、ちょっとした生徒のサポートをしなくてはならない時もあるので、当日のキャンセルというのもあるのですが、そのキャンセル料金を無料にしたいと思いました。キャンセルした場合は、次のGWか、夏休みの出校日前後のピークに飛ぶことになってしまうので、そんな時期の予約も簡単に再予約出来る方法でなくてはなりません。

 もちろん、この方法は、海外で購入した航空券に、名古屋札幌往復を加えて発券する方法です。以前、世界一周航空券を海外発券した時に、名古屋札幌往復がサイドトリップ扱いで、追加100ドル程度で加えたことがあります。それから、昔の話ですが、円高でアメリカ発の航空券で日本に帰っていた頃、札幌行きが、同額で、何と名古屋でストップオーバーが出来たことがあります。その頃は、西海岸発日本経由バンコク(または香港)往復と、東海岸発を毎年それぞれ購入しながら、Mac World EXPO/ BostonとMac World EXPO/ SanFranciscoに通い続けていた頃で、働きながら年に百日出国していて、嫌いではなかった校長に、そこまでしなくてもと助言を受けたものです。

 最近ではピークに名古屋札幌に往復することがないので、発券していませんが、以前にソウル発で、この方法をとっていました。


ソウル発名古屋経由札幌往復

 ソウル発東京経由札幌往復は、札幌往復と同額で出ていましたが、ソウル発名古屋経由札幌往復は金額の表示がありませんでした。そこで、いつも発券してもらっていたカウンターのお姉さんに、名古屋ストップオーバー札幌往復は買えませんかと聞いてみたところ、ちょっと待ってねと、分厚いタリフを調べ始めて、出来る出来ると喜びながら発券してくれました。

 余談ですが、僕のソウル発券の歴史は、この大韓航空本店に勤めるお姉さんの協力なしにはあり得ませんでした。ソウル発名古屋往復が二万円を割っていた頃、ソウルから世界のあちこちに飛ぶ、様々な特別の設定を調べてくれたものです。最近は忙しくなったこともあって、ついJCBプラザでの発券をお願いしてしまいますが、僕の選んだ世界一の冷麺のお店に行く途中なので、今度営業時間内に、こんなにたくましくなったよと、報告に行きたいものです。

 その航空券はソウル名古屋間は大韓航空で、名古屋札幌は一年オープンで精算協定のある航空会社ならどこでも使えることになっていました。金額は、日本円に直すと六万八千円くらいで高かったのですが、その時の名古屋ソウル往復航空券を日本で買うと四万数千円以上するピーク時だったので、二万円でピークに札幌往復したと思うと、満足な金額でした。

 さて、何度か、使ったのですが、ある時、金浦空港でカウンターのお兄さんが、このチケットは間違って発券されているね、マイルの関係で、名古屋経由には出来ないよ、幸運だったね、と言われて、どきり。次の時に、お姉さんに聞いたのですが、また調べてくれて、確かにノーマル航空券として発券しようとするとその通りだけど、ちゃんと特別の設定があるから大丈夫なのよと、教えてくれました。

 これは、僕の使ったワザの例です。ソウルは、今なお、安く航空券の買える場所です。僕自身も、さらに様々なワザを使って、ソウルの経済復興を支援しようと考えています。


 次回は、旅の安全シリーズを始めようと考えています。夏休みに高校生たちとカナダに行くことになりました。旅の安全は、どれだけ気を付けても、気を付けすぎることはありません。この夏休みに初めての海外に出かける若い人々に、向けて、また連載を再開しようと思います。

次回第94章「パスポートの影武者」(目標6/13掲載)を読む

前回第92章ソウル発券再入門:上級編「日本の国内線」を読む

 
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