Oct. 26. '98   (c)1994-98 桐谷育雄

第88章 バンコク発券再入門


 もう冬休みの航空券の手配は始めましたか? 世界的な不況の影響か、今年は比較的予約が入りやすくなっていますが、もちろん、プランが決まっているなら早く動いた方がよいのは、言うまでもありません。
 前回の予告通り、バンコク発券を扱いたいと思います。海外発券経験者には分かりきったことですが、この海外発券シリーズでは、これから初めて挑戦する方を対象にします。


バンコク発券の意義

 今、ソウル発券が、ますます安くなっていて、"旅のTips & Tricks"へも、ソウル発券についての質問が増えました。近いうちにソウル発券についても、まとめて扱いたいと思いますが、やはり、海外発券の王道はバンコク、何回かにわけてバンコク発券をていねいに扱ってみたいと思います。
 バンコク発券の意義は、大きく二つあると思います。一つは、日本で航空券を買うよりも安いことですが、大切なのは、もう一つの、日程変更が自由なことです。
 日本発の格安航空券はFIX(フィックス)で、予約変更不可の場合がほとんどです。航空券の券面を見ると、有効期間は、出発は、出発日当日のみ、帰国も、帰国日当日のみとなっています。このような航空券は世界ではとても珍しいので、以前は、旅先で、駄目で元々の気持ちで、予約変更を申し出てみると、手数料なしで変更できてしまった話もよく聞きましたが、最近では、そのような話は、あまり聞かなくなってきました。

バンコク発航空券の制約

 もちろんバンコク発券の航空券は、ほとんどの場合、有効期間は一年です。制限されることは、は、endorse(エンドース)不可程度で、他の航空会社の同じ区間の便に振り替えることが出来ないこと位です。
 正規運賃のいわゆるノーマル航空券では、同じ区間を飛ぶ他の航空会社の飛行機に乗ることも出来ますが、それが出来なくなる分安くなるというわけです。
 区間の変更も、US$50程度の手数料か、または無料で出来る場合が多く、例をあげると、バンコク発台北経由名古屋往復の場合なら、最初は、帰路に台北だけでStop Over(ストップ・オーバー。24時間以上、その都市で滞在すること。)計画で、航空券が名古屋〜台北(NGO/TPE)、台北〜バンコク(TPE/BKK)の二枚にわかれていた時に、区間変更をして、名古屋〜台北〜香港〜バンコク(NGO/TPE/HKG/BKK)のように、香港でStop Overするような場合です。
 日付の変更も、バンコク発日本経由アメリカ往復の場合の太平洋区間を除くと、ほとんどの場合自由に変更することが出来ます。現地で病気になって、帰国を後に延ばしたいときや、逆に、急に用事が出来て、早く帰国しなくてはならない時などに、力を発揮します。
 このことは、次のような意味にもなります。冬の旅を日本で格安航空券を買うと、出発日が最初の計画と変わってしまった場合には、キャンセル料を支払って新たに買い直す形になって、余分な出費が必要な場合が多いのですが、もしも、バンコクで買ってきた航空券で、日本で Stop Over 中で、冬休みに出発する場合なら、もちろん、無料で日程を変えることが出来るのです。

日本での日程変更も簡単

 バブルの頃は、確かに、海外で買った航空券が日本で、なかなか日程変更できずに苦労したこともありました。海外発券する時の、大きな不安だと思います。
 でも、最近では、年末年始でも、一人なら簡単に予約変更できる場合が多くなりました。満席の場合でも、例えば、僕が出発日を早くしたいと思っているのなら、たぶん、逆に、出発日を遅くしたいと思っている人が、きっといるのでしょう。
 また、航空会社は、エコノミーが満席でもビジネスクラスに余裕がある時は、平気でOverbooking(オーバーブッキング。定員を超えて予約を受け付けること)するようです。何度もその航空会社を利用している優良マイレージ会員を、戦略的に無料でビジネスクラスの搭乗券を発券して、ビジネスクラスの快楽を体験させて、次からビジネスクラスで予約をいれさせるチャンスでもあります。

いよいよ海外発券に挑戦

 最初に問題になるのは、航空券を買う都市であるバンコクにどうやって安く飛ぶかです。次章からは、具体的に、僕が長年愛用しているEducational Travel Centerで、最初のバンコク発券をするまでを扱います。

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