旅の Tips & Tricks 第68 章
Jul.01.'96   (c)1994-96 桐谷育雄

第68 章 旅のビデオのまとめ


 いよいよ、夏休みも近づいて、僕も、卒業生や友だちの旅の相談に、てんてこまいです。次の職業は、旅のカウンセラーにしようかなあ。

 ここ数年は、インターネットのおかげで、とても楽にサポート出来るようになりました。卒業生Mailing Listを作っているので、大部分の質問はE-Mailで来るし、様々なホームページのアドレスを教えるだけで、最新情報を提示出来ます。

 撮影の話は、今回で終えて、どんどん先の話に進みましょう。


 ビデオの技術は、その分野の書物に任せることにして、最低限実行すべきことを扱います。大切なのは、如何にしてよりよい映像を残すかですから、テープの扱いを最後の話題にしましょう。

 長時間テープは、かさばらないので、利用する方も多いようですが、決して大切な撮影には使ってはならないと思います。テープが薄いので、ワカメになりやすいので、長期保存には適しません。

 8ミリビデオの出始めの頃、インドの奥地で、プロモーションビデオの撮影をしたとき、土地の人達が、僕の演奏にのりのりで踊ってくれた映像など、使える感動のシーンが続きました。

 帰国後、編集室で、悲しみの涙が流れました。120分テープだったので、暑さのために、一回転に一ヶ所づつ、映像がぶれてしまったのです。数年前に、Macintoshでデジタイズして、フレーム単位の修正を加えてみたのですが、ブレが長すぎて、生の映像としては、少し不自然にしか修正できませんでした。体積が倍必要ですが、テープの厚さが充分な60分テープを使いたいものです。

 同じような理由で、録画済みのビデオテープは、必ず機内に持ち込むべきだと思います。チェックインする時に、預ける荷物に入れてしまうと、空港は空調がきいていても、機内に積み込むコンテナが屋外ではものすごく暑くなるかも知れないし、飛行中は、荷物室の温度も低いかもしれないので、テープによいはずがありません。僕自身はまだ経験がないのですが、預けたトランクの中がびしょぬれになってしまった人の話を聞いたこともあります。何よりも、万が一、荷物が行方不明になったときも、大切なマスターテープだけは手元に残りますから。

 僕は、出国する時は、郵便局で貰った、磁気を守る通帳袋に入れて、Power Bookと一緒に、X線ではなく、手でチェックして貰っています。もちろん、フィルムもビデオテープも悪い影響はないはずですが、万が一のことを考えて、気合いを入れているのです。

 さて、録画するときも、様々な注意が必要です。録画前に、早送りと巻き戻しをした方がよいのは、オーディオテープと同じです。空気を通して、万が一テープに残っている余分な磁性粉を吹き飛ばすのも、いいことですね。僕は、今でも、アナログの8トラック・マルチ・レコーダーを大切にしていますが、録音前には、必ず早送りして、ヘッドクリーニングをします。録音後にマスター巻きをするのも、言うまでもありません。

 その習慣のせいか、ビデオテープも、初めの数分は、使いません(または、どうでもいい録画に使います)。使い初めは、どうしても、走行が不安定になりがちですから。

 使用後も、巻き戻さず、ゆっくりと再生(または録画)して、丁寧に巻かれたままにしています。高速で巻き戻すと、テープが乱れて、ワカメになってしまいそうな気がするのです。

 昔のニッカド・バッテリーを使っている場合は、必ず使いきってから、交換・充電しないと、メモリ効果で、容量が減ってしまいますね。僕は、三つのバッテリーを、使いきってから、次のに替えるローテーションで、使っています。残りが少なくなったものも、夜に宿で、撮ったものを再生させながら、空っぽにしてから充電します。

 今の夢は、DV端子を使って、静止画像だけでなく、動画状態でキャプチャー出来るようになったら、デジタルのビデオカメラを買うことです。たぶん、SONYの第二世代かな?


 今週は、保護者会で、同僚のMac Userの為に、クラリスワークスで、成績をグラフ化するテンプレートを作ってあげたりしていて、てんてこまいでした。起動も含めて、マウス動作7回、三分で自動印刷が出来て、大好評でした。自分用には、うんと凝ったものを作って、保護者にプレゼンテーション(17inchで小さいのですが)をしながら、面談をしています。印刷物にせずに、画面だけで見せれば、成績が悪くてもガミガミ叱ったりしないだろうと思うのですが……。今週一杯続きますが、保護者と話すのは、とても楽しい時間です。

 来月半ばにソウルへNWの無料航空券で行きます。そのときに、ソウル発の航空券で安いものがあれば買って帰ってもいいなぁなどと思っています。ただ、海外発券てのはやったことがありませんが……。

あれば興味を引かれるのは、

日本経由(日本ダブル・ストップ・オーバー)のヨーロッパ往復

日本を経由しないヨーロッパ往復

東京経由北海道往復といったところです。(蓑谷典雄さんから)

 無料航空券での旅は、本当に得した気分になりますね。航空券を目的を持って買う為なら、帰りを放棄しても損はしないし、とてもいいチャンスだと思います。僕も、九月までにUAのアジア内を発券しなくてはならないので、秋のソウルの帰りを関空にしようかなあと考えています。でも二万円程度に引き換えるのはもったいないので、やはり、シンガポールとかバンコクに使いたいものです。

 さて、ヨーロッパ往復なら、やはりヴァージン・アトランティックの三ヶ月有効が狙い目です。東京まではアシアナで、行きだけストップ・オーバー出来て、80万ウォン前後です。日本でもシーズンオフは同料金なので、ピークに使って、ソウルに戻れるメリットと、次回の航空券を日本経由アメリカにする等の展望があって、初めて元を取る航空券かもしれません。日本で往復ともストップオーバーするなら、アメリカ等を考えるか、世界一周航空券を考えた方がよいかもしれません。ソウルのH.I.S.さんに問い合わせるか、JCBカードをお持ちなら、ソウルのJCBプラザに問い合わせるとよいと思います。前にも紹介しましたが、数軒の代理店の中での最安値で、発券してくれて、もちろん手数料無しのJCBカード払いです。

 札幌往復は、僕も名古屋経由札幌往復を六万円台で買っていました。札幌往復ノーマルの特例で往復名古屋ストップオーバーが東京同様認められていたのです。メリットは、国内線のピーク時に、国際線での航空券を持っていると、国内発券よりはるかに前から予約出来たことです。名古屋往復が二万円台で買えるようになってから、もう買わなくなってしまいましたが、今でも発券出来るのでしょうか? 以前にメインオフィスで発券を断られた時も、ロッテ・ホテルの支店で発券してもらえたこともあります。

 この春友達と2人で、Vietnamに行ってきました。Hanoiから入って、Hue、Hoian、Ho-Chi-Minhと、15日間で縦断したわけですが、家族とは一緒でない旅は初めてなこともあって、とても刺激的な旅でした。

 なによりの経験は、ベトナム人の友達がたくさんできたことです。ハノイではシクロのにいちゃんと仲良くなって、色んな所に一緒に行ったりハノイを発つ日には、空港(ハノイから フエまで国内便でいったので)まで見送りにきてくれました。

 彼や彼の友達と話しながら、色々と考えさせられることもありました。特に、孤児であるためにポストカ−ドをうりながら暮らしている16歳の子が英語を上手に話し、"もっと勉強して将来はガイドになりたい。でも、ぼくは孤児だから学校に行けないんだ。でも、ガイドになりたいのはずっと変わらないよ。"と言うのを聞いたとき、こういう子こそ、学校に行く資格がある、と思わずにはいられませんでした。

 ベトナムには働いている子供たちがたくさんいました。また、ものごいの人もいました。

 わたしはベトナムの人々とふれあおうとするたびに、また、ただ街を歩くだけでも今まで知っていたつもりで知らなかったことをつきつけられる思いになりました。同時にたくさんの人と体当たりのコミュニケ−ションをとることによっていっぱいいっぱい元気をもらいました。この旅は私のなかにずっと残ると思います。

 夏には中国に行く予定ですが、それまでに日記を見ながら文を書きたいと思っています。」(神田みゆきさんから)

 15日なら、ベトナム縦断にも充分な日程。きっと、刺激的な、奥深い旅だったことでしょう。

 ポストカード売りの少年は、様々な支援組織からははずれてしまっているだろうから、何かサポートしてあげたいなあと思います。短い文章の中に、旅の豊かな実りが示されていて、僕も、若い人の、このような旅に感動しました。

 僕もベトナムは大好きなので、バンコクで一週間時間が作れたら、出かけるつもりでいます。カンボジアもいいけれど、今の激動のベトナムは、きっと最もエキサイティングな地域だと思います。世間では、投資の対象として、今いちばんの流行だけど、旅そのものの魅力として素晴らしいものがある所ですね。

 僕は、鉄道マニアでもあるので、ハノイ-ホーチミンを丸二日かけて、通しでのりたいなあとも思っています。

 是非、旅行記が完成したら、読ませてください。きっと、読む人まで元気いっぱいになるような、素敵な旅行記になることでしょう。また、旅の文章、是非お寄せ下さい。

 さて、次号の予告ですが、夏休みを前にして、実は、時差ボケの特集をしたときに、扱うかどうか最後まで迷って扱わなかったものがあるのですが、どうやら、日本でも十分認知されたようなので、扱うことにしました。内容は、次号配信まで秘密です。今度の週末は、雨の中を、生徒の付き添いで、滋賀県の霊仙山に出かけます。

What's New Kirium Wired! Home Books Music about us Back

旅の Tips & Tricks の目次へ戻る


ご意見やご感想はkirium@pisces.bekkoame.or.jpへどうぞ
* * * * * *
Presented by Ikuo Kiriya

(c)1994-6 桐谷育雄 All Rights Reserved.

<