旅の Tips & Tricks 第67 章
Jun.23.'96   (c)1994-96 桐谷育雄

第67 章 帰国後に編集……ナイスショット!


 西海岸訪問の多忙さの中で、配信が遅れてしまいました。普段二日間日本を離れるだけで、様々な仕事を片づけるのに大忙しになるのに、十日留守するとなると、本当に大変です。

 でも、出かけてしまえば、夜遅くは、自分の時間に出来るので、最新の映画を楽しんだり、文章もたくさん書くことが出来ます。今も、メキシコ国境に近いSan Diegoで書いています。日本時間は、夕方六時。これを書いたら眠ります。


 二度と訪れることがないような場所で、自分が入った記念撮影をしようとしても、うまくいかない時があります。景色と一緒に入ろうとしても、三脚を立てる場所がなかったり、危険だったり、一人で写りたいのに人が多すぎたり……。

 旅先で、自分が入った写真を写すのは、多くの場合、自分の記念か、喜んでくれる誰かに見てもらう為です。ある時、休暇中の授業を自習にしたくなかったので、ビデオ番組を作って、生徒たちに見てもらいました。昔の教育TV風になってしまったら、見ている方も退屈だろうから、様々なおもしろいコーナーを作ることにしています。必ずうけるのは、昔Star Trekのショーで、チェコフの位置で、"Captain, I'm picking up a Clingon Vessel!"と叫ぶ役を演じた時のビデオです(実は僕はTrekkieで、Tシャツや、プラモデルやLD等、身の回りはStar Trekグッズで固めているのです)。

 さて、旅行中に自分の姿をビデオに撮る時は、いつも職業柄、生徒向けの映像になるように意識していますが、なかなか狙い通りの映像にならないときも多いので、そんな時はMacintoshを使って合成しています。もちろん、どのコンピュータでも出来ることですが、Macの場合は多くのモデルで、ビデオ取り込みが標準装備なので、とても簡単にデジタル合成が出来るのです。

 白いスクリーンを背景にして自分が解説をする映像と、現地の風景を合成(クロマキー)したら、まるで現地で話しているような感じになって、びっくりされたこともあります。光に気をつければ、映画のような精度ではありませんが、記念撮影ビデオなんて簡単に作ることが出来ます。ただし三脚で固定して映さないと、背景が右に動いているのに、自分は全く動かなかったり、不自然になってしまうので、気をつけなくてはばなりませんが……。

 もはや、僕たち素人のビデオ撮影も、コンピュータ技術の進歩のおかげで、編集の域を超えて、合成の時代に入りました。最近旅にカメラを持ち歩かなくなったのも、そのためかもしれません。Macに取り込んだデジタルムービーの中から、一番気に入った瞬間をPhotoShopで様々な修正や特殊効果を加えて、カラープリンターで印刷すれば、写真とそんなに変わらない美しさになります。でも、フィルムに定着させる純粋に光学的な映像の美しさには独特のものがあるので、今のカメラそのものは、高性能のデジタルカメラが普及しても、アナログディスクのように残り続けると思いますが、昔の8ミリフィルムがたどった道を思うと、そんなに長くはないかもしれません。

 景色だけでなく、現地の人の姿を含めた映像を写したいときもありますね。本人に声をかけてから撮影するのは最低限のマナーですが、ほとんどの場合、恥ずかしがりながらも、快く写させてくれます。そこから、会話がはずむこともありますし、自然な表情が欲しくて、ついこっそりと撮った時も、後から話しかけると、仲良くなることが出来ます。

 ポラロイドのように、その場でビデオカメラで撮った映像をその人にあげることが出来るといいのにと、いつも思います。僕のビデオカメラはみんなで見るための液晶がついていないので、旅先でみんなにその場で映像を見てもらう時は、Power BookにColor Quick Camを接続して、その映像を取り込んでから、Power Bookのカラー液晶で見てもらっています。コマ落ちしてしまうのですが、逆回しとかコマ送りをすると、喜んでもらえます。

 みなさんは、どんな風に、旅の撮影をしていますか?


 旅先で、本文は、たくさん仕上げたのに、帰国後、たまった仕事に追われて、全く配信する余裕がありませんでした。定期考査の採点、山に登る部活の付き添い、保護者会の準備、職場新聞の連載インタビュー、もちろん授業の準備と生徒たちのサポート。十日日本を留守にするということは、こういうことだったんですね。何とか、ペースを取り戻さねば。

 つい先日から「旅のTips & Tricks 」を送っていただいている福山です。海外発券初めての私にとっては新鮮な情報で非常に勉強になります。本当にありがとうございます。

 子供たちが片づき(就職した)夫婦2人での旅行が出来る環境が整いましたが、やはり会社勤めの身ではピークシーズンしか旅行が出来ないため、できれば安い航空券をと思い海外発券を考えています。

 ただ航空券には色々と特殊なルールがあるようで、現在勉強中ですが判らないことも多く、なかなか長期展望での旅行のスケジュールが立案出来ないのが、現況と言えます。ただ机上の旅行(計画段階)が全く苦にならない私ですので色々と立案するのは、それなりに楽しめますが。

 当面の旅行としては、10月頃にソウル、12月末にマレーシア(キナバル山)来年の8月にチューリッヒを考えています。そこでソウルで下記のような発券を考えているのですが可能でしょうか? あるいはメリットはあるでしょうか?

 発券1、ソウル→成田(STO)→クアラルンプール→コタキナバル→クアラルンプール→成田(STO)→ソウル

 発券2、ソウル→チューリッヒ→ソウル(SR希望)

 発券3、ソウル→成田▼まずは発券1、で10月に成田まで戻り残りで12月末にキナバル山に出かけ、また成田まで戻る。で、発券1、の残りで来年の8月にソウルに出かけ、発券2、でチューリッヒを往復し発券3、で成田まで戻れればと考えていますが、多分発券1、の可能性と発券2、のメリットが問題になってくるのではと考えています。

 もっと勉強してからとの声もかかりそうですが、ご意見あるいは、こんなルート(バンコックあるいは香港をからませて)だと可能だよとの助言をいただければ幸いです。

 これからも「旅のTips & Tricks 」よろしくお願いします。(福山茂和さんから)

  素敵な計画ですね。まず、十月のソウルでは、松茸を買うとよいと思います。日本のほぼ半額で倍のグレードのものが買えます。

 さて、ソウル発券ですが、発券2は、誰もがメリットを認めると思います。ソウルからのSRのZRH往復は、110万ウォン程度で、ソウル往復分を計算に入れても、八月の日本発のSRよりは、はるかに安くなります。もちろん、夏でも格安のMH等の日本発よりは高くなりますが……。

 発券1は、微妙ですね。確かに60万ウォン程度で、成田でストップオーバー出来るバンコク往復(NW)など手に入りますが、コタキナバル往復まで通すならノーマル発券になると思います。年末が、どの程度の年末かによって、メリットがなくなるかもしれません。むしろ、シンガポール往復のディスカウントにして、シンガポールから、S$440のコタキナバル往復をつけ加えるとか、マニラ往復にして、アセアン周遊($500〜)を買うとかの方が、安いかもしれません。それから逆に、世界一周のチャンスかもしれません。

 また、料金など調べてみて、どんな旅になったか知らせてください。

 こんにちは、いつも楽しく読ませて貰っています。

 さて、話はぼく本人ではなく連れのことなのですが..

 この7月の24日から一月ほどヘルシンキに行かなければいけません。コペンハーゲン経由で行くのが無難かと思っているのですが、そろそろ予約も一杯になってきて、焦ってきています。帰りにはオスロも立ち寄りたいと言っているのですが、桐谷さんならどういうプランを立てられますか?

 なにぶん予算は無いのに、ヨーロッパは初めてなので心配しています。なにかアドバイスが有ればお願いします。

 質問ばかりで恐縮ですが、時間がありましたらよろしくお願いします。

 あと、PDSでの配信、楽しみにしています。Pagemakerも楽しいですが、ぼくは最近ExpandBookが気になっています。Win版も発売になりましたし、(ぼくはMacですが)ボイジャーからなかなか立派なCD-ROMタイトルが出来ているのに驚かされています。それではまた。(小野 尚人さんから)

 七月の北欧なんて、うらやましいですね。十分な日程が取れるなら、一番経由したい所を経由しても楽しいのでは? ロンドン経由で、ストックホルムからシリアラインの一泊でヘルシンキに行くのが、僕は大好きです。

 ノルウェーに立ち寄るのは最高のプランだと思います。八月になれば宿もすいてきますし(六月下旬から七月のピークは大変です)、縦に長いノルウェーは、日本同様、魅力が一杯です。

 一ヶ月かけて北上する国だと思うのですが、たぶん、オスロに数日立ち寄るプランですよね。ムンク美術館と国立美術館だけでも、オスロの値打ちはありますが、もしも丸一日自由なら、フィヨルドのさわりが体験出来るように、かわいい山岳鉄道のフロム線に乗って、ソグネフィヨルドの一部を舟で渡る旅をしてはいかがでしょう? 団体パックツアーの一部にもなっているようですが、そんなに騒々しくはありません。朝一番の鉄道で出発すれば(夏至の頃乗ったのですが、雪景色がきれいでした)、夜にはグリーグの街ベルゲンに着き、そのまま夜行でオスロに戻ることも出来ます。まさに24時間フィヨルド体験ノルウェー「横断」の旅が楽しめます。

 Page MakerがQuick Draw GXをサポートしていないので、Expanded Bookの配信が先になりそうです。お楽しみに。

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