旅の Tips & Tricks 第66 章
May.16.'96   (c)1994-96 桐谷育雄

第66 章 旅のシューティング!


  旅の持ち物として、誰もが考えるものに、カメラやビデオがあります。ツアー客も誰もが持っていますが、アマチュアとしての旅の撮影については、これまであまり論じられていません。何回か連続で、旅と撮影について扱いましょう。

 旅の理想は、何も持たないことです。昔、冬の北海道で、何も持たずに旅している女 の子にあったのですが、写真は誰かカメラを持っている人に写してもらって、後から送っ てもらうという話でした。確かに旅の理想は身軽さで、何も持たないことがいちばんな のでしょう。

 持ち運ぶ荷物がなければ、うんと楽ですし、盗難の危険からも逃れることが出来ます。 それに今では、ほとんどの映像は、簡単に入手することが出来ます。たとえば、世界の ほとんどの観光地では、アメリカ人向けのN.T.S.C.のおみやげVHSビデオテープ(最近 は日本語版も多いですね)や、おみやげカラースライドセット等を売っています。重い けれど、カラー写真満載の、おみやげ写真集もあります。

 日本では入手しにくい、マイナーな遺跡の写真集をたくさん買ったときは、郵便で送 ると楽ですね。現地の郵便局の雰囲気もわかりますし、もしも免税手続きができる場合 は、お店で買って持って帰るよりも、お店で発送していただいた方が、送料を計算に入 れても、免税になる分、安くなる場合があります(関連のワザも、いつか旅と免税のテー マで扱いましょう。)。

 旅の間、ファインダーばかりのぞくとしたら、それは、本当にもったいないことです ね。カメラでは、(レンズ経由ではありますが)一応、光学的には肉眼と同一の映像を見 ますが、ビデオのビューファインダーを片目を閉じてのぞく人は、解像度のあらい液晶 でしか、すばらしい風景を体験できなくなってしまいます。最近の大きな液晶の表示も、 目を閉じてしまうわけではありませんが、液晶ばかりをのぞいて、実物の被写体を見な い人々も増え始めましたね(大きな液晶パネルを見ながら撮影されたビデオは、手ぶれ が目立つように思うのですが、どうでしょう? 目の部分で体に密着するビューファイ ンダー式の方が、僕は気に入っています。でも、モニタのフォーマットが違う地域で撮 影したものを、すぐに現地の人々に見てもらえるのは捨てがたく……。最近は両方使え るものも出てきましたね。)。

 何よりも、片目を閉じると、視野が狭くなります。せっかく360度の大パノラマが拡 がっているのに、自分が切り取った、額縁の風景だけを見ることになってしまいます。旅 は、自分の感覚で体験しなくてはもったいないですね。

 景色なんて写真に残さなくても、目と心に焼き付ければよいわけで、もう生涯で、こ こに来るチャンスはないかもしれないと考えるからこそ、映像を撮る時間がもったいな くなります。たとえ、自分のアルバムやビデオライブラリーに何も残らなくても、きっ と、深く鮮やかな思い出が、いつまでも豊かに拡がることでしょう。

 でも、それでも撮りたいのが、人情! 旅のビデオとカメラの活用について、何回か、 扱っていこうと思っています。

 まず、風景だけではなく、自分も入ったショットも大切にするとよいと思います。素 敵な風景に自分の姿も入ったとき、その景色は、ますます自分だけのものになります。一 人旅の時は、カメラを渡して近くの人に写してもらえば大丈夫。写してもらう時にカメ ラを盗まれた話はあまり聞きませんし、土地の人と仲良くなるチャンスです。もちろん、 念のために、いつでも走って追いかけることが出来る態勢でポーズをとることは言うま でもありません。

 アングルにこだわる人は三脚を持ち歩く必要があります。特に夜景や星の写真を写す 場合は、三脚が必要ですから、五百グラム以下のものを一つ持ち歩いてもいいかもしれ ません。ただし、写真撮影可の場所でも、三脚禁止の場所は多いですから、要注意。三 脚がない場合も、地面にバッグを置いて、その上に角度をつけて置いてもいいですね。


 お便りではありませんが、耳寄りな情報をお知らせします。僕の勤務する明和高校の山岳部のOBの水野さんの写真を見るチャンス です。中部圏の読者は少ないのですが、もしも、名古屋にいらっしゃるついでがあったら、是非お出かけ下さい。以下は届いたE-mail の引用(一部改行修正や省略あり)です。

<< 写真展 世界は友だち!地球に生きる >>
    −青年海外協力隊隊員の記憶− 
期日:5月15日(水)〜21日(火) 
時間:9:00〜19:00 
場所:NHK名古屋放送センタービル2F
  名古屋市東区東桜 1-13-3
  地下鉄・市バス「栄」より徒歩5分
  愛知県芸術文化センター北隣
出展者:柴田康史/安田清/伊藤嘉規/水野秀彦 
入場無料

 愛知県下には約400人の人が青年海外協力隊の隊員として発展途上国の国造りに協力してきております。現地の人と同じ言葉で喋り、同じものを食べ、ともに暮らしてきた彼等の目で捕らえた世界を展示したいと思います。やもすれば貧困、戦争といった暗い面ばかり取り上げられる国々ですが、より興味を持ち親しみをを持っていただけたら幸いで す。
 写真は半切から全倍の大きさで、約40点展示しております。撮影地は出展者の活動してきた任地を中心に、アフリカのケニア,モロッコ,南米のボリヴィア,そしてアジアではパキスタン,ネパール,ベトナム等です。
 協力隊の活動している外国の一面を少しでも紹介できればと考えております。是非お立ち寄りください。
           青年海外協力隊愛知県OB会
 今回私は10点だけの展示ですが、モロッコより以前に行ったパキスタンの写真も展示しております。土曜と日曜はなるだけ会場にいようと思っております。是非いらして下さい。
           水野秀彦

 香港特集に関連してのお便りも、いくつかいただきました。返還後の香港は、本当に「開けてびっくり」ですね。

 「香港特集(前編)楽しく読ませていただきました。それにしても30数回、香港へ旅行されている方がいるのですね。まさに香港旅行の”達人”とでも表現できるのでしょうか。
 ところで、中国への返還後、現在のように外国人が自由に香港へ入国でき、香港での自由経済が維持されるのか疑問を抱いています。英国へのパスポート申請が増加しているようですね。私としては自由な香港であってほしいと思っています。それでは次号を期待しております。
 名古屋生まれの栗田でした。」

「いつも旅のTips & Tricksお送りいただきありがとうございます。香港編等楽しく読ませて頂きました。
 「香港」とても興味があるのですが、香港返還までには行けそうにありません。(貧乏サラリーマンなもので)
 返還後、香港はどう変わっていくのでしょうね。とても興味があります。旅行者にとっては、良い意味での「香港らしさ」を無くさないで欲しいのですが...(広瀬智行さんから)」

 今の香港のままのはずはありませんが、中国も、香港の金を産み続ける経済面の仕組みだけは利用したいでしょうから、そこのかね あいを期待するしかないですね。人権の言葉の意味が変わってしまわないようにサポートしなくては。香港は、これまでも、いつもい つも変わり続けてきました。これからも、多くの人々を魅了する不思議な街であり続けるのでしょう。また、香港に行かれる方は、返 還直前情報など、お寄せ下さい。

 ところで、無料で香港に往復するワザを紹介しようと思います。貧乏サラリーマン(僕もその一員です)もOK! 僕も、応募して、 友だちにもどんどん紹介しています。前回お知らせしたキャセイパシフィック航空が、ホームページ開設を記念して、懸賞をしている のです! なぜか先週はフォームに記入しても送信出来ませんでしたが、今週は送信出来ました。
  何と一等は「キャセイパシフィック航空のエアー・アンド・ホテルで行く3泊4日の香港の旅を1組2名様」! ホテルもきっと一流ですよ! 締切は6月30日。

 実は、香港旅行の当たる懸賞はとても多いのです。近所のスーパーマーケットや、食料品メーカーや、捜すと、結構あります。発見 したら必ず一通は応募するのですが、もちろん、まだ当選したことは一回もありません。

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