旅の Tips & Tricks 第64 章
May.06.'96   (c)1994-96 桐谷育雄

第64 章 番外編:香港への道


 ものすごい香港フリークのYasuharu HashimotoさんからE-mailをいただきました。

「私も何故か香港が好きで、もう3?回ほど通ってます。今のところ香港返還までに4回位行くことになって ます。次は香港返還日を避けて、次の正月に香港経由でどこか他の地へ参る予定でいます。

★この63章の香港の宿の予約について

 私の香港返還日周辺の宿の予約に関する考えに桐谷様のコメントをプラス参考にさせて貰いました。

 私は香港のシティホテルに泊まる考えなど毛頭なく、もっぱらゲストハウスを利用することに決めています。一応、知り合いがゲストハウスを経営してますし、中国郷鎮企業の香港事務所にただで寝泊り出来るようコネも作ってます。でもこのMLを読むと果たして泊まれるものか心配になりました。もし泊まれないとしても私なりのゲストハウス情報を持っているので心配はしないつもりです。無理かな。

 香港返還日については開けてびっくり玉手箱ですね。

★返還日周辺のパックツァーについてはどうですか。

 ツァーは決行されるでしょうか。また香港発券の航空券の値段はどうなるのでしょう。

★希望的観測ですが、..........。

 とありますが、この辺は私の考えに抜けていたところです。中国からも見に来ますよね。

 個人的なことですが、私にとって香港返還は祝うことは出来ませんね。私が香港で知り合った方々のことを考えると沈痛な思いです。何か良い特効薬はないものか探してあげたいですが、私の力ではね。無理ですよ。」

 三十何回も通っているなんて、本当にすごいですね。きっと自分だけの香港を、お持ちのことでしょう。
 宿の予約ですが、本当にどうなるのでしょうか。日本の学生も、夏休みに入りますし、多くの国の若者たちも、卒業直後か、進級の休みですから、これまで何かのイベントの時に宿が確保しにくかったことを考えると、やはり予約は 難しくなるようです。

 そこで、今回は、とっておきのTipsを紹介します。ホテル派の方は、マカオのホテルを探すことです。これまでも、宿が取りにくい時も、マカオならOKという時がありました(ただ、週末はカジノに向かう香港の人が多くて、船の予約が大変ですよ。)。ジェット・フォイルなら、一時間の距離なので、香港島から新界のホテルに帰る感覚だと思います。
 今は、マカオの新空港の関連で、大韓航空の香港往復の乗船券プレゼントのようなキャンペーンも多くありますし、日本からマカオに飛んでしまえば、メリットも生まれます。

 ホテルにこだわらない方は、青年旅舎(ユースホステル。以下YH。)やキャンプ場を活用してみてはいかがでしょう? あまり知られていませんが、香港では野外活動がとても盛んです。観光客が多く滞在する繁華街からは遠い所に、実はYHがたくさんあります。定員は多いところでも百名前後で、少ないところでは流浮山のYHのように三十人もなく、週末しか開いていない所もありますから、要注意。もちろん、ユースホステル協会の会員でなければ宿泊できません。
 有名な香港カーブで着陸する時には上空を通過する、ランタオ島の港から、ポーリン(寶蓮)寺にバスで行く途中にあるチョンシャ(長沙)ビーチは、シーズン中の賑わいは、ものすごいですね。あそこではキャンプが出来ます。もちろん七月一日前後はシーズン中です。まだ新空港完成前ですから、ランタオ島から通ってもいいですね。ただし、この時期は、台風シーズンなので、要注意。強い台風の時には、テントなんて吹き飛んでしまいますよ。

 パックツアーも実施されますが、お盆や年末年始以上の高料金になることと思います。香港発券の航空券の値段は、日本と違って、あまり影響を受けないと思います(席は取りにくくなりますが)。日本発のディスカウント航空券の日程と出発時間帯による料金の変動のきめの細かさは世界に例のないものですね。シーズンオフの世界一の安値から、ピークの世界一の高値まで、きめ細かく、よくぞ動くものです。

 「香港返還」への複雑な思いは僕も同じです。実は、僕が最も多く香港に出かけたのは89年から90年にかけての時期で、二ヶ月に一回でした。もちろん天安門事件に関して民主化運動を支援する為で、ビクトリアパークの集会にも何度も参加しました。
 今でも大切にとっているのは、柴玲さんや吾爾開希くん(覚えていらっしゃいますか? 民主化運動の闘士たちです)の顔とサイン入りのTシャツ(今では黄ばんでしまいましたが、当時は生徒たちも欲しがったものです。このページに表示しておきました。)や、豆電球がついて像全体が光るプラスチックの民主の女神(民主之神)です。ビクトリアパークにも、天安門広場と同じ像が建ちましたね。
 その時、僕も、組曲「天安門〜解放〜民主之神〜解放(reprise)」を作曲演奏して、民主化運動の成功を祈って支援しました。
 香港はどうなるのでしょう? もしも民主的な思想の持ち主が、良心の囚人として、自由を奪われてしまった時、僕たちの中から一体何人が、彼らを守るべく立ち上がるのでしょう? 「返還」を前にして、課題は、あまりにも多いですね。大陸の人民全体の為の論理もわかりますが、「旅の Tips & Tricks 」は、人権を守るために活動を続けます。

 今回も紙が尽きてしまいました。航空券を入手するTipsについては、次回の65章で扱うことにしましょう。最後に、もう一通、お便りを紹介します。栗田一成さんから。

 「第63章、香港返還当日は香港に滞在!を楽しく読ませていただきました。

 やはり、返還前の香港旅行を計画されている方が多数いるようですね。

 私も今年の5月と返還直前に香港旅行を計画しています。ホテルの予約方法ですが、香港観光協会が発行している香港公式トラベラーズガイドはホテルのTEL、FAX、料金が記載されていますから初心者には便利 なガイドブックであると思っています。それにしても最近の宿泊代の値上がりには閉口するばかりですね。

 それでは、次回の香港番外編も期待しています。」

 ありがとうございます。期待にそえる記事を目指します! 印刷版総集編は、やはり作れませんでした……。免費贈閲の公式ガイドのシリーズは、本当に便利ですね。大判の公式ガイドの他に、「ショッピング」、「ダイニング&エンターテインメント」、「観光と文化」などの別冊があって、本当に参考になります。東京と大阪の香港観光協会から入手出来ますが、http://www.hkta.org/がHong Kong Tourist Associationのホームページです。

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