Tourist Souvenir Ticket
遊客紀念票を活用


Mission:006  Tourist Souvenir Ticket 遊客紀念票を活用(Jan.31.97)


 香港に行けば、あのイギリス型の大深度地下鉄MTRに、必ず乗ることになります。立った時につかむ持ち手が、ロンドンと同じ形の球になっていて、おもしろがった方も多いでしょう。ちなみに、エスカレーターに乗るときに、立ったままの人は右に乗って、ぐんぐん歩く人が左を歩くのも、イギリスと同じですね。
 今では新型の自動乗車券販売機でおつりが出るようになりましたが、以前はおつりが出なかったので、駅構内のHang Seng Bank恒生銀行で両替してもらったり、自動両替機で両替したりしました。僕は一度もトラブルには遭遇したことはありませんが、よく壊れる機械と言われていましたね。
 今回はこの地下鉄を安く使いこなすテクニックを扱おうと思います。

 香港での移動に地下鉄を何度も使う方の中には、九ヶ月間有効の$70のStored Value Ticket 通用儲値票を使う人も多いと思います。KCR(The Kowloon-Canton Railway)九廣鐵路でも、羅湖以外なら使えて便利ですが、残った場合に、九ヶ月以内に香港で使える旅行者は多くないでしょうし、上手に特典を使いこなすなら、実はあまり得をしないのです。
 その特典というのは、最後の一乗車は、残高にかかわらず、どんな区間でも乗ることが出来るというものです。

 念のために、乗車券システムの説明をしておきましょう。いつか『旅のTips & Tricks』で扱うつもりですが、世界には様々な乗車券システムがあります。ニューヨークのように、トークンかメトロカードで乗る時に支払って、どこまで乗っても均一料金のシステム、パリのように、使い捨ての乗車券を、入り口で機械に通して、その乗車券を出口では回収せず、使用済み乗車券が構内にゴミのようにあふれてしまうシステム、ヨーロッパの多くの都市のように、改札口はなく、乗車するときに機械で時間を刻印するだけで、検札官が不正利用者を抜き打ちで摘発するシステム、日本のように、入り口でも出口でも改札して、使い捨て乗車券を回収するシステム……。
 香港は、シンガポール等と同じように、入り口でも出口でも自動改札に通しますが、回収されたトランプのような広告入り磁気乗車券は、何度も再使用されます。折ったりすると罰金です。それでも、地球環境を考えると、何度も使うのは、素晴らしい思想ですね。僕の住んでいる名古屋の地下鉄など、紙の磁気乗車券を使っていて、乗るときの自動改札で小さな穴をあけるので、そのゴミの処理も大変ですし、回収した磁気乗車券もそのまま処分されるのです。回数券もあるのですが、それも、一回ずつ小さな穴をあけます。裏に乗車日と駅名を印刷するのにですよ! つまり、穴のゴミも、回数券のプラスチックと、紙の二種類が混ざるので、再生紙に回すことも出来ません。

 さて、ヨーロッパに多い一日乗車券や定期券はありませんが、旅行者用のTourist Souvenir Ticket遊客紀念票があります。$20の額面のものを$25で売っていますすから、一見割高に思えますが、実は、うまく活用すると、$40.5分も乗車出来るのです。
 第一のからくりは、前述のように、もしも残高が$0.1しかなくても、どんな区間でも乗ることが出来ることです。つまり$10.5の距離を$0.1で乗ってしまうことが出来るので、嬉しくなります。
 そこで、最後の残高を、少しでも少ない金額にして、少しでも長い距離を乗れば、とても得をすることになります。
 僕は、常に二枚以上のTourist Souvenir Ticket遊客紀念票を持っていて、残高を考えながらうまく金額の調整をしています。遊客紀念票は紙の袋に入って売っていますが、写真が美しいから汚したくないので、窓口に置いてある通用儲値票の袋を貰って、袋に、残高を記入しています。
 降りるときに自動改札に残高が表示されますし、残高をチェックするための機械が自動乗車券販売機の横に置いてあります。
 少しでも得をすることに執念を燃やすタイプなので、まるで囲碁で数手先を読むように、次の次の次の乗車まで計算しながら、使い分けているのですが、そこまで頑張って$10得をしたい人は少ないと思うので、簡単な使い方を説明しましょう。

Mission 007:遊客紀念票で、地下鉄も四割引!を読む


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