1999年11月11日(木)

「在位記念式典」に反対!

すっかり秋の桜の木

 今日の朝は、一分早く家を出て、朝日を浴びた、校門の桜の木を撮影しようと思ったら、生徒たちが校門に立って訴えていました。

 今週は、僕の学校の、清掃強調週間。普通の愛知県の高校では、このような活動は、教師の指導として行われますが、わが校の場合は、遅刻防止の訴えも、生徒たちの委員会の活動です。すごいでしょ? 教師が校門に立つようになったら、その学校の教育はおしまいです。そこには管理しかなく、生徒の自発的な意志というものが大切にされなくなってしまいます。

 さて、どんどん葉が落ちて、今年も、秋らしい景色になってきました。今日の葉を、先週の11/6「校門前の桜並木」と比べてみて下さい。撮影した角度が少し違うのですが、同じ木です。今年は、やはり暖かく、いつもと違うのですが、11/11の、これまでの人生での様々な思い出の日を振り返って見ると、こんな感じだったかな、とも思います。これから最後の一葉が落ちてしまうまで、時々、定点観測を続けるつもりですが、夕日を浴びた葉の色は、なかなか素敵です。

そもそも「天皇制」に反対

 人間は、もちろん、全て対等であって、生まれによって、待遇が変わってはならないと思います。その点で、誰もが敬語を使って、世界で飢え死にする人がいるのに、水準の高い食事を、働かずに食べる人がいるのは、おかしなことです。でも、僕が、一番天皇制に反対する理由は、実は、天皇の人権なのです。

 桐谷は、今日は、あれをしよう、これをしようと思いつけば、それをすることが出来ます。経済的には豊かではないけれど、それなりの自由を持っていて、今日の発言のように、桐谷育雄個人の思想を表明することも出来ます。何よりも、もしも、教師という職業が嫌になって、違う職業につこうと思えば、いつでも今の仕事をやめることが出来ます。

 天皇は? 国民の「総意」に基づいて存在するとかいう話なので、天皇の、こういった自由、つまり人権を奪っているのは、国民の一人一人であるということになるのではないでしょうか? 日本人は、「統合の象徴」としての、人身御供なしには、民主的な国家を築けないのでしょうか?

 この問題は、いつか、徹底的に扱いたいものですが、桐谷の死刑反対の重要な理由の一つとも重なります。もちろん、死刑囚の人権の問題として反対しているのですが、死刑執行人に人権についても、訴えなくてはならないと思っているのです。刑務所にいる人々の更生のためにというポスターを見て、国家公務員になって、ある日、自分が死刑執行人の職務を任命されます。法律で決められたこととは言え、あなたなら、出来ますか? 僕には、理由の如何を問わず、人の命を絶つなんて、絶対に、絶対に、絶対に、出来ない! 僕は十三年間、名古屋の死刑を執行する場所の前を毎朝毎夕通りました。出勤する方、帰宅する方と大勢すれ違いました。たぶん、あの方が、その方かなと思う方もいました。処刑された日の足取りと表情がおかしかったので。

 日本では、死刑を認める方や、天皇制に賛成する方が、過半数を占めるのでしょう。一度だけ、そんな犠牲者を生み出していることも考えてみて下さい。

 人間の人生は、一回だけ。彼は、ソフトクリームを食べながら、晩秋の並木道を自分一人で歩いてみたいとか思わないのかな? 

「在位十周年記念式典」に反対

 僕は、年号にも反対しています。世界を侵略した象徴だった「君が代」と「日の丸」に反対していることは、言うまでもないでしょう。天皇の在位十周年と聞いて思い出すのは、あの自粛の日々です。冬休み中で出勤する必要はなかったのですが、天皇が死んだ日、僕は、反骨精神から高校に出勤しました。学校の近くには、愛知県体育館があって、そこでは、ある若い子に大人気のアーティストのライブが開催される予定でしたが、自粛して中止になったそうで、広島から、貯金をはたいてやってきたという女の子たちが泣いていました……。名古屋往復なんて、高いお金がかかっただろうに、楽しみにしていたライブが奪われた彼女たちはどんなに悲しかったことでしょう。

 さて、僕が今回の式典に反対する理由の一つは、招待された著名人の人選に関しての部分です。小林よしのり氏が招待されたと、お昼のワイドショーが扱っているのを偶然見て、政府の良識を疑ってしまいました。従軍慰安婦の「従軍」を無理矢理けずろうとする政府にとっては、とても都合のよい発言をしてくれる方なので、大切なのでしょうが、この動きを許してはなりません。

 僕の業界にも、9/28の閣議決定を受けて、「11/12(金)」に「国立劇場」で、「各界代表の参加」を得て「在位十年記念式典挙行」するから、「学校、会社、その他一般においても国旗を掲揚するよう協力方を要望するものとする。」という通達が来ました。小林よしのり氏が「各界代表」かと思うと、悲しく絶望的な思いになりますし、「その他一般」にふくまれる家庭においても、掲揚を要望されたって、日本が正式に「日の丸」のもとに行われたことを謝罪・国家補償するまでは、絶対に、揚げてやるもんか!

今日の更新はPDF

 今日の更新は、Kirium Wired!の中に、"Kirium"TNG第七号のPDFを掲載したことです。最新の第八号からは、同時にPDFを掲載する予定です。

 最後に、明日から週末は、電波が届かない所にいるので、次の更新は日曜日深夜になってしまうかもしれません。電波が届くところに散歩したら、即、更新します。


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