1999年9月6日

坂本龍一の"L I F E"を見て

大阪とんぼ返り

 ずっと前から楽しみにしていた、朝日新聞120周年の、坂本龍一の「オペラ」の" L I F E "を見てきました。土曜日は学校だし、日曜日も学校祭の当番なので、大阪でやりたいことはいろいろとあるけれど、とんぼ返り。

 いつも経験することですが、自分が実現しようと思っている総合芸術に近いパフォーマンスがある時に、大きな感動が味わえない場合には、ある部分で、まだ先に実現した人はいなかったと、ほっと一安心する部分もあります。最近ではTOMITAの1997年12月6日の"Sound Croud Plus"の時がそうでした。

 もう一度、ウェブ・キャストを見てみないと、全体像はつかめないと思うので、九日からの東京公演を体験した上で、自分なりの評価をするつもりですが、これだけの一流の人物と膨大な予算を費やしたわりには、素材を生かし切っていないなあというか、もったいないなあというのが、正直な評価です。ウェブサイトに象徴されるように、押さえた表現と言うことも出来ますが、たとえば、少なくとも二十台前後のバリライトが舞台上にあるのに、派手に使われたのはフィナーレだけでした。詳しくは学校祭が終わって時間の余裕が生まれてから。

 今回の画像は、アリーナの座席に置いてあった袋です。中には、簡単なプログラムと、何とせっけん!が入っていました。

 僕も、毎年恒例になった、学校祭サイトを構築しようと思います。とりあえず、卒業生向けに、「学校祭'99」のトップページを、簡単に開いてみました。9/11(土)と9/12(日)は、一般公開されるので、もしも、その日、名古屋にいて、することがない人は、のぞいてみて下さい。地下鉄東山線一社駅から歩いて数分、学校祭がとても盛んな高校として有名です。

『よだかの星』の音楽のその後

 まだ、レコーディングの時間がとれないのですが、ほぼ、メインの曲のスケッチが出来上がりました。力を入れて作曲する時間がないのが残念ですが、プロは三分の曲なら、一曲十分で作曲して、三十分でレコーディング、トラックダウンをしてしまうものなのです。三分ですが、基本的に四人分の演奏を多重録音しますし、ミスした部分を録り直ししたりするので、結局、てきぱきと妥協して仕上げても、曲の長さの十倍の時間は必要になります。もちろん、Macintoshを使っているので、テープを巻き戻したりする時間も不要だし、一部の修正も簡単なのですが、それでも、人間の創造の時間は、まだまだ、ゆとりが必要なようです。その上、完璧を目指し始めたら、もう大変。十五秒のカデンツの録音に、二ヶ月かけてしまったこともあります。

 時々、自分の時間が全て創作活動に使えたらなあと思う時があります。まるで創造の女神が舞い降りたように、素晴らしい閃きが続くときもあるのですが、そんな時は、採点地獄やテスト問題づくりが待ちかまえていたり、出勤の時間になってしまうのです。そんな時、ホルストが勤務を続けながら名作を書いたことを思い出したり、つらい思いの人々を励ます力のある音楽が生まれるなら、神様がきっと作曲する余裕を与えて下さるはずだと思ったりします。

 8日の水曜日の夕方にリハーサルがあります。その時までには、一応の形をはめこまなくてはならないので、不本意ながらも、7日の夜に出来た所までで、一応作業は終わりになります。リハーサルで照明や、肉声に触発されて、作り直したりすることになります。

 放送局の仕事よりは、余裕があって、おまけに、上演時間も短いので、音楽の必要量も少なく、なんとか仕上げが出来そうな気配です。放送局の仕事の場合は、最初に音響効果の方が、大まかな編集の「あらへん」というビデオを下さいます。それをもとに、スケッチを始めて、多めに曲を作ります。いよいよ放送三日前くらいに完全版版のビデオを受け取って、タイムコードに取り組んで1/10秒単位で曲の長さを決めて、時間ぴったりになるようにレコーディングをします。もちろん、それからさらに変更がある場合もあって、時間との闘いになります。放送局の仕事は大好きなのですが、丸三日の徹夜になるので、それが、つらいくてたまりません。それでも、一回の仕事で、二曲くらいは、本当に気に入った曲が生まれるので、ノルマの中で作曲するのも意味があるかなあと思います。

 当日、お暇な方は、是非、見に来て下さい。12日の日曜日の朝九時開演です。

学校祭での講座の準備

 もう一つ重要な仕事の準備も迫っています。うちの高校には「三本立て」というのがあって、学校祭最終日に、生徒が講師をして講座を開くのです。その中に教師も講座を開くことになっていて、毎年、講師のなり手が少ないようで、委員の生徒たちは教師たちにも依頼にまわります。桐谷も引き受けることになりました。

 去年は、『世界一周十万円』というテーマで旅のノウハウを扱ったのですが、受講する生徒たちが、あまりに受け身になってしまった反省から、今年は、「自分のホームページを作ろう!」というタイトルで、実際に受講生が何かをする講座にしました。プレゼンテーションも、ブラウザを使って、実際にインターネットに接続した状態で、作り方のレッスンをします。

 残念ながら、うちの高校には、生徒が自由に使えるPCが全くないので、紙に書いてデザインを考えることになります。古い98ノートが十数台あるようですが、Macと違って古くなると、ちょっと使い物にならなくて、テキスト入力以外には使い道がないのが残念です。その点、Macなら、例えば七年前のモデルでもインターネットが簡単に使えて、ホームページ作成くらいなら充分なのに、と思ってしまいます。当時から標準でネットワーク対応だったので、古いMacでも接続することによって、様々な使い道が生まれました。Macの魅力の最大のポイントの一つは、モデルが古くなっても現役で使い続けることが出来るというのがあると思います。このサイトを見る方、次に買い換えるときはMacも考えてみて下さいね。

 あれ、またMac の話になってしまいました。何を書きたかったかというと、その準備も仕上げなくては、という話でした。

「学校祭'99」は九日から、毎日数回更新!

 毎年恒例の学校祭もいよいよ始まります。九日からは毎日数回更新するので、よければ、学校祭の楽しい雰囲気を味わって下さい。


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