1999年9月2日

新学期は学校祭準備

学校祭に燃える生徒たち

 2日3日と、実力考査が続くのですが、生徒たちは、考査前日なのに、あと十日に迫った学校祭の準備に励んでいました。たのもしいものです。今日の画像は、本当に久しぶりにQVで撮影した、始業式後に中庭で演劇の練習をする生徒たちの姿です。三つのクラスが、それぞれ練習をしているのですが、朝の発声練習や、キャスト以外の生徒たちの準備も、ものすごく熱心です。

 僕も、毎年恒例になった、学校祭サイトを構築しようと思います。とりあえず、卒業生向けに、「学校祭'99」のトップページを、簡単に開いてみました。9/11(土)と9/12(日)は、一般公開されるので、もしも、その日、名古屋にいて、することがない人は、のぞいてみて下さい。地下鉄東山線一社駅から歩いて数分、学校祭がとても盛んな高校として有名です。

『よだかの星』の音楽

 僕の高校では職員演劇をする伝統があります。僕個人の考えでは、学校祭の主役は高校生であって、教師が何かをするのはおかしいと思うのですが、昔から職員演劇はずっと続いていて、今年は存続の危機があったようで、スタッフを頼まれたので、気持ちよく引き受けることにしました。生徒たちが準備で一番忙しい時期に、教師がパフォーマンスをしてしまうと、もしかしたら教師のパフォーマンスを見たいかもしれない生徒の時間を奪って、申し訳ないと考えていました。学校祭中ではなくて、生徒が暇な時に公演すればいいのにと思ったのですが、この時期でないと職員も公演する時間がないようです。悩んだのですが、毎年、あまり見に来る人はいなくて、クラスの演劇が初日に終わってしまった生徒たちや、間違ってその場に居合わせた人が見る程度と聞いて、一安心。

 たぶん、CDか何かから雰囲気にあった曲を探してきて、BGMや効果音を流す仕事を期待されたと思いますが、当然ながら、僕自身のポリシーとして著作権を大切にしたいので、作曲することにしました。

 舞台の音楽は、オペラやミュージカルやダンスを含めて、やりたい仕事の一つですが、もちろん、音楽は主役級の役割を担います。今回は、朗読劇なので、主役は当然声。苦心しようと思うのは、いかにして、観客が音楽に気がつかない音楽を作るかということです。

音楽の存在感について

 もう三十年近く昔の話ですが、『エクソシスト』という恐怖映画がありました。そこで使われた音楽が、『チューブラー・ベルズ』。自然の美しさを描く、とても雄大な曲ですが、作曲者のマイク・オールドフィールドに無断で使われて、映画がヒットしたこともあって、曲のイメージが変えられてしまいました。当時、あの曲から、恐怖のイメージを感じた人は、とても多かったはずです。

 また、"Jaws"のシリーズの、あの重低音のモチーフは、とても効果的に使われていて、観客に恐怖の予告を示します。

 将来映画を作ることを計画している僕にとって、サウンドトラックの仕事は、とても大切な仕事で、綿密にモチーフを重ねて構築していきたいのですが、今回は、準備の時間が充分ないこともあって、とにかく音数を減らして、観客が音楽に気がつかずに、朗読に集中できる音楽を作ろうと考えています。

 登場人物ごとにモチーフを作って、そのモチーフを効果的にテーマに取り入れた曲こそ、僕の語法にふさわしいと思いますが、今回は、聴衆が音楽があったことさえ気がつかない音楽を目指すことが課題です。

 ちなみに、公演は、9/12(土)午前九時から体育館で三十分間。桐谷の音楽に興味がある方は、是非見に来て下さい。ただ、準備時間の総合計は三時間程度なので、最悪の場合は、音響ブースに楽器を持ち込んで、舞台を見下ろしながら生演奏なんてことにもなりそうです。


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