1999年8月9日

なんと楽しい出校日

生徒たちの元気な姿

 僕の高校の出校日は8/9です。この日は、実にもりだくさんで、朝、体育館で生徒会主催の朝会という催しがあり、各クラスでホームルームがあって、防災の避難訓練があって、午後は、組合の催しで話し合いがありました。

 合間を縫って、組合発行の職場新聞「わたりろうか」の号外の製版印刷配布をして、「桐谷のセンター試験90%得点法評論編2000年度版」を第七講まで印刷配布をして、生徒たちと様々な話をしました。

 今日多かった相談のテーマは、人生、進路、旅、コンピュータ、でした。人生や進路の話は、生徒のプライバシーの問題にもなるので、コンピュータの話を一つ。

 今ちまたで話題になっている、iMacそっくりパソコンのe-oneを買おうと思うんだけどという相談がありました。安さが魅力のようでしたが、iMacとの違いを説明して、九月に発売になるiBookの話をしたら、雑誌で写真を見たそうで、あんなにかわいいのが手にはいるなら、iBookにしようと言ってくれて、一安心。

 僕自身も、実物を見たのですが、どうして、あんなiMacのフェイクを作るのでしょう? もともとWindowsというOSそのものが、Macintoshのまねだったので、Windowsを使おうとする人は、そんなに気にならないのでしょうか。僕自身は、まるでブランドもののニセモノやそっくりモデルを見るときに感じる不快感と同じものを感じます。特にメモリ増設が出来ない点は、決定的な欠点のようです。

 どうか、本当の初心者が、その方にとって本当に使いやすいコンピュータを選択することが出来ますように。

 あれ、書きたかったことは、出校日に元気な生徒たちとあって、本当に楽しかったことです。授業がないのが、本当に残念でした。QVが手元にあれば、生き生きした生徒たちの画像を掲載するのに、残念。

出校日の思い出

 去年も、この日に間に合うように帰国しましたし、出校日だけは必ず出校しています。

 十年以上前に、一度だけ、出校日にお休みした思い出があります。担任がなかった年で、当時生徒たちに人気だった「夕焼けにゃんにゃん」という番組が、野球が出来なくても、校歌を全国ネットで歌えるという番組を企画して、生徒たちが応募して、無事全国大会に進みました。僕は、顧問として出演したのですが、その時に、背中でギターを弾きながらシンセを弾いたのも懐かしい思い出です。

 その夏休みは、終業式の翌日から、山岳部のメンバーと北アルプスに登って、下山の翌日に出国して、名古屋から飛び立ったのですが、成田に帰って、一日で収録して、そのまま、成田からデリーに飛んで、始業式の前日に、カルカッタからバンコク経由で大阪に帰りました。

 僕自身も若くて一日も多く海外で過ごしたかったし、カルカッタの死を待つ人の家でボランティアをした年でした。その時の校長先生には、生徒たちを十分指導するようにと言い含められたのですが、もちろん、僕自身は、生徒たちが一番楽しく自分らしくパフォーマンスが出来るように応援することに専念しました。

 九月からは、全国ネットの力を思い知ることになりました。学校祭の代休に京都に行ったのですが、あちこちで「あっ、おにゃん子の先生だ!」と言われてびっくり。二三年は、そんなことが続きました。地元の放送局からも、様々な取材や出演依頼が来たそうですが、僕の所に来る前に止められてしまいました。

 その時の僕には負い目があって、少しでも目立たないようにしなければいけないと考えていて、桐谷のパワーを発揮しなかったことが生徒たちには申し訳なかったと思います。研修として出国したのですが、校長から、教育委員会の方から期間を短くするように言われていると言われて、計画を示しながら、これ以上は短くできないことを説明したのですが、悪いことをしているような気分になったように思います。ディレクターさんに、今日の為に帰ってきた話をしてほしい、そうすれば優勝するよと言われたのですが、その部分が放送されてしまってはいけないのではないかと思ってしまったのは、まだ青年教師の弱みだったのでしょうか。もちろん、優勝は出来ず、十数人の生徒たちは、東京に無料で宿泊付きで行くことが出来たことを楽しんでいました。

 その時に、もう一つつらい思い出があります。生徒を紹介する場面を事前に収録したのですが、「也」という文字がつく名前の発音が「や」でしたが、ADさんが「なり」かどうか本人に聞いてくると言って席を外して、戻ってきた時に「なり」だそうだよと話してくれたのですが、もちろん、本当は「や」でした。その生徒にとっては、一生の思い出に録画した部分で、自分の名前を間違って呼ばれてしまって、悲しかったことでしょう。大人の世界の方便を知った一瞬でした。たぶん、ADさんは、トイレか何かに行って、ロスタイムを短くするために適当なことを言ったのでしょう。

 この他にも出校日には、ここには書くことの出来ない様々な思い出があって、しっとりした気持ちになります。

東芝のその後

 僕自身もどこにいても、必ず、アクセス数八百万を超えた、被害者の方のホームページを必ず見るようにしています。次々に、様々な事実が明らかになっていて、インターネットの世界では、東芝は、どんどん追いつめられています。

 8/6にやっと届いた、「東芝ホームページに頂いたご意見へのお礼」という定型E-Mailも、本当にむなしく、「今後ともサービスの向上につとめ、お客様から真に愛される企業となるよう努力してまいる所存」という言葉がむなしく響きます。被害者の方の名誉を傷つけたことに対する、一刻も早い謝罪がなされなければなりません。東芝は国家としての日本と同じ体質ですね。アウトライン(戦争協力)も、盗聴法案も、君が代日の丸も、十分な議論をせずに、強行採決してしまう姿勢。

 僕自身も、良心にかけて、「海外を侵略した象徴の旗を見ずに、歌を歌わない」権利を求めて、これから、インターネットの世界で闘っていかなくてはなりません。何とか、この国を民主主義国家にすることが出来たらなあと夢見てしまうのです。民主主義が難しくても、せめて、人権尊重国家に近づくことが出来るようにがんばらなくては。

『旅のTips & Tricks』の反響

 大勢の方が、久しぶりに配信されたメールマガジン版の『旅のTips & Tricks』について、うれしいメッセージを下さいました。全ての方に、手書きのお返事を差し上げることは不可能と思ったのですが、がんばって、全ての方に、楽しく返事を書いています。

 様々なご意見もいただき、『旅のTips & Tricks』をよりよいものにするためにがんばっていこうと元気がわいています。本当にありがとうございました。ご質問への返事も、今の所、簡単な回答を全ての方に書いています。代表的な数通を、次号のQ&Aコーナーでとりあげて、詳しく説明しようと思います。


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