6月14日 感動の日々


一階ロビーでの交流会風景

前期中間考査

 六月の上旬は、前期中間考査でした。ものすごく気合いを入れて問題を作ったので、(本腰を入れたのは最後の三週間ですが)作り始めてから完成まで一ヶ月半もかかってしまいました。
 僕の担当する授業は、副担任の二年の現代文が四クラス、三年生の現代文が二クラス、三年生文系の古典(古文・漢文)が一クラス。
 最初に、授業で扱った本文全体を、テスト問題テンプレートに流し込みます。次に、思いつく限りの設問を、打ち込んで、後は、百点満点になるように、取捨選択です。例によって最終段階は、徹夜になってしまいました。
 それでも、MacintoshのDTPで問題を作っているので、アイデアさえ決定すれば、その時には、もう製版原稿が出来ています。

 成績は相対評価なので、生徒たちの得点が正規分布に近くなるように、平均点が六十点になるように問題を作ります。
 ところが、あまりに長期間に渡ってテキスト本文に向かったので、煮詰まってしまって、かなり難しい問題でも、僕には、生徒たちが簡単に正解してしまいそうに思えて、あまり簡単な問題ばかりでは申し訳ないと思い続けているうちに、二年現代文などは、難しい問題になってしまいました。完成してからも、もう一度解いてみたら、難しかしいことに気がついて、さらに作りなおしたほどなのですが、次は、気をつけなくては。

採点の日々

 火曜日にテストは終わったのですが、その日は、午後から、顧問をしている水泳部の、高校総体支部予選の組合せ会があって、採点の時間もあまり確保できず、徹夜の日々が続きました。
 ポリシーとして、テストが終わった最初の授業で返却したいので、特にノルウェー対モロッコ戦の夜は、完全徹夜! 次の日には四クラス返却しなくてはならなかったので、本当に大変でした。
 それでも、無事最初の日の返却が出来て、よかった、よかった。

"The Sound Of Music"

終演後の花束贈呈

 テストが終わったら、学校全体でミュージカルを鑑賞しました。僕の高校では、三年生が素晴らしい演劇を上演することで有名で、その参考にするためもあって、年に二回文化行事があります。
 今回は、"The Sound Of Music"。僕自身、古い作品の中では、大好きなミュージカルですし、今、ブロードウエーでもリバイバル中で、ある意味で、今一番hotな作品です。特に、今回のブロードウエーの新しいプロダクションは、映画版の曲を取り入れたり、様々な斬新な工夫がある、素晴らしい作品です。
 映画版も大好きで、年に一度は見ますし、少し前にウエストエンドで、夏だけの限定上演を楽しんだばかりで、楽しみにしていました。

 見て思ったのですが、やはり、素晴らしい作品は、どのような上演でも感動させる力を持っています。一部の曲は順番も入れ替わっていたし、省略もあまりに多く、俳優の数や時間の問題でずたずたになっていましたし、おまけに、セリフの言い間違い、舞台の様々なトラブル、音程はずれ等も多かったのですが、やはり、作品そのものは、素晴らしいのです。僕自身、充分楽しむことが出来て、何度かは、涙が流れてしまったほどです。
 子供たちに見られる自由と規律の問題、ファシズムに対する抵抗、神さまの前で自分らしさを発揮することの大切さ、何より音楽の力、そして、本当の愛……。何と素晴らしいテーマに満ちた作品でしょう。
 夏休みまで続いているだろうから、ブロードウエーで、"The Lion King"(この素晴らしい作品について語り始めたら止まらないのですが、それは、また次の機会に。)を楽しむついでに、三十年ぶりのリバイバルを、もう一度楽しんで来ようと思います。

生徒による自主的な交流会!

 僕の高校は、本当に素晴らしい高校で、行事を一つ体験するたびに、この学校に転勤できた喜びが、ますます深くなるのですが、春から思い出してみても、始業式、離任式、健脚会(遠足)、生徒総会と続いて、全てが生徒による自主的な力で運営されているのです。
 今回も、生徒の司会で始まり、生徒の司会による花束贈呈で終わりました。
 ところが、終演後には、大道具解体の見学があったり、劇団の人々との交流会がありました。一階のロビーでは、演出シナリオ担当者と、トラップ大佐役の方とのお話があり、二階では、振り付け、ボイストレーニングの方と、キャストとの話し合い。
 生徒たちからの質問も絶えることがなく続き、ものすごい熱気でした。秋の学校祭では、三年生たちが、このミュージカルよりもはるかに素晴らしい舞台を展開することでしょう。
 たぶん、あんなに生徒たちが発言することが出来る高校は、僕の高校以外には、ちょっとないだろうと、生徒たちを自慢しています。劇団の方々も、きっと感動されたことでしょう。


二階での交流会風景


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