2000年11月29日(水)

掃除



掃除の大切さ

 テストが終わったら、最後の『桐谷のセンター試験90%得点法』仕事をやりながら、終業式までにやってしまおうと考えている重要な作業があって、それが、掃除です。

 自分のスタジオは、コックピット状態で、椅子に座ったまま360度回転すれば、全てのものが手に届く距離に配置していますが、ものを捨てない性分なので、この場所に引っ越してから、三年たつうちに、かなりのものがたまってしまいました。正直な所、必要なものを探し出して用意するために使う時間も、ばかになりません。

 本当は、毎日、一定の時間を割いて掃除を続けることが出来れば最高なのですが、人生の時間を大切に使うために、様々な時間を整理するうちに、掃除をする時間も消えてしまいました。

 掃除は一見、創造的な時間とは考えられていませんが、実際、掃除をしてみると、いろいろなものを見つけたり、様々なことを思い出して、思いが拡がり、新たな作品のヒントの生まれる創造的な時間のようです。少なくとも、きれいになって、環境が変わるだけで、創造意欲がわいてくるというもの。今はまだ仕事に追われて眠れない日々が続いていますが、12/4から、12/22の間に、どこまで出来るかわかりませんが、今年は12/4をツリーをたてる日にしたいので、ちょっと頑張ろうと楽しみにしているのです。

 今回取り組むことは、LDと古いLPの収納。本当に膨大で、その収納のためだけに、一軒部屋を借りなくてはならないくらいあるので、今回背表紙のタイトルが見えなくなりますが、新しい収納棚に切り替えることにしました。蓋がついていて、その部分に、一枚ジャケットを飾ることが出来るので、我慢しようかなと思います。こちらは、無事整理が出来たら、記念撮影をするのが楽しみ。自分で言うのも変ですが、日本には一枚しかないものや希少価値のあるものを含む、評価額が計算できないくらいの、ちょっとした生命保険の金額を軽く超える、すごいコレクションです。僕が死んだら、適切なオークションにかけてもらって、適切な金額で売って欲しいものですね。出来れば、お金のことなど考えなくても生きていくことができるようになって、コレクションそのものを無料で展示する博物館にしたいものです。



 紅葉のねらい

 紅葉を撮影する人は、みんなねらっている部分があると思います。ある部分を大切にしようとすれば、他の一般的には大切だと考えられている部分を犠牲にすることになります。それでも、ねらっている部分が成功すれば、素晴らしい作品になるはずです。

 ちょうど囲碁の定石の発想に似ていますが、定石として考えられているものは、基本的に白も黒も両方とも損をすることがない対等な別れになる部分で、必然的な流れと考えることができます。それでも、それは、あくまでも、周囲の石の配置を考えにいれない場合で、具体的な局面では、たとえば、こちらのこの部分に黒石があるから、この定石の通りに進めば、黒が有利になってしまうというようなことがあります。

 撮影する場合にも定石のような発想があって、最近増えてきた老人のカメラマンが、一緒にいる方に、このような場合にはこのようにするのだと指南する場面がありますが、聞いていて感じるのは、確かに、その発想で撮影すれば失敗することのない撮影は出来るだろうけれど、おもしろくて、つい見つめてしまう写真にはならないよ、ということです。写真は、パーソナルな、その人らしさが表に出る素敵なものだと思うのですが、お稽古事の世界になってしまって、先生の言う通りに撮影するのは、つまらないと考えています。

 僕にとって、撮影は趣味でもなく、むしろ記録に近いものがあって、自分の写真が魅力的だなどと言うつもりは全くありませんし、そんなことは考えていませんが、ただ、定石にはとらわれない自分の目と肌で考える工夫をしているつもりです。今日の画像も、普通なら、もう少し明るめに撮影する所を、あえて、葉の表面の光を押さえるように設定して撮影してみました。遠くから望遠で狙った、紅葉の大きな木の、谷間のような部分の画像です。日光があたる部分の光が強すぎて、そこを弱めると、奥が暗くなりすぎてしまって、これでも、ちょっと工夫したところなのです。実物は、もっと色彩のコントラストがあるように感じたのですが、本当に、自分が感じたことが画像に反映するように撮影するのは、難しいですね。



前回11/28 「若い人への手紙」を読む
11/27 「PCBその後」を読む
11/26 「いよいよBSデジタル」を読む
11/25 "Smokey Joe's Cafe"を読む
11/24「PCB汚染!」を読む
11/23「薔薇」を読む
11/22「一瞬」を読む
次回 11/30「処刑……」を読む
これまでの日記一覧を見る
今日のWhat's Newへ戻る