2000年10月28日(土)

人生最高の修学旅行



生徒が動かす修学旅行

 どうしても、大きな学校行事は、教師が口をはさみすぎたり、指示を出しすぎたり、ひどい場合には、叱ろうとしたりして、生徒が動かす行事ではなくなることが多くなってしまいます。もちろん、色々な意味で、生徒だけで進行させるのには限界があるのですが、それでも、今回の修学旅行は、教師が口を出すことに関しては、少なくとも、教師が注意することが少ない修学旅行が、実現できたかなあと思います。

 かつて、都心の高校で、山岳部の顧問をしていた時に、如何にして、生徒だけの力で山に登り続ける山岳部を育てるかに苦心しました。見ていると、高校生は経験が少ないこともあって、どうしても、はらはらすることが多く、生徒たちの安全を確保することが何よりも大切なので、つい、口を出したくなってしまうのですが、そんな中で、敢えて余分なことを言わずに黙っていることが、どれほど生徒の力量を高めるかを実感してきただけに、今回も、出来るだけ見守ったかなと考えています。

 もちろん、その結果、一部に(たとえば、ゴミの処理の問題など)、残念なことがなかったわけではありませんが、そういったことは、今後の課題でしょう。

 間違いなく言えることは、これまでの人生で最高の修学旅行だったということです。どうしても、付き添いをすると、余分なことを言わなければならない状態になったり、教師が後始末をしなくてはならないこともあるのですが、今回は、そういう面では、生徒たちは、とてもしっかりしていたと思います。

 そのような部分で生徒たちを絶賛したい典型例は、クラス・レクです。バスの中のために用意するものや、バーベキューの後のために用意したものなど、完璧でした! それも、全て生徒たちの手で、最初から最後まで実現したのは、素晴らしいことでした。

 クラス討論もその一つでしょうか。その中では、ある決議もされて、その決議をずっと実現することは難しいとは思いますが、そのような意見が出るだけで、十分素晴らしいことなのだと思います。どうか、このまま教師の影が薄くなって、教師を無視して、どんどん自分たちで進めていく、すごいクラスになるといいなあと願っています(少なくとも、僕が生徒だったら、そうしていたはず。)。



舞台裏

 修学旅行生中継の更新を続けて、多くの方が、いつ、これだけのことをする時間があるのですか、と質問して下さいました。理由の一つは、使っている道具が便利だということです。CASIOのデジタルカメラは、Macのようにファイル管理が容易なので、膨大な画像の中から一枚を選ぶ時間が少なくて済みます。言うまでもなく、Macを使えば、サイトの構造を自分自身の頭の中にイメージしやすくて、ファイルがどんどん増えていっても、全く困りません。さらに、Mac版しかなかったCyberStudio(今ではAdobeに買収されてWin版も出たのですが、ファイル管理の仕組みが違うために、Mac版ほど使いやすくはなりませんでした。)を使ったので、最短時間で、どんどん増築を重ねることが出来ました。

 もう一つの理由は、言うまでもありませんが、睡眠を削ったことです。教師は、生徒たちが眠った後に、打合会があって、それが終わるのは、一時近く。それから、お風呂に入って、その日の画像の整理をします。二時には更新するのですが、E-Mailの返信も多く、夜明け前には起きるので、睡眠時間は三時間を割り込んでいました。最初は、もう少し眠る予定でしたが、保護者からのE-Mailには、大変だと思いますがどんどん更新して下さい、我が子の姿を見て安心しました、というパターンのものが多く、これは、頑張れるだけ頑張らなくてはと思ったのです。もちろん、体を大切にして、十分眠って下さい、無理しないで、というE-Mailも、それ以上に多く届いたのですが、つい頑張ってしまうのが、長生きをするためには、治さなければならない、僕の悪い癖でしょう。

 バスの中の時間も活用しました。あまり画面を見続けると酔ってしまうのですが、今撮影したばかりの画像を次にバスを降りるチャンスに掲載出来るのは、うれしいことですね。PHSで更新してもよいのですが、移動中の更新は難しいので、ISDNのグレー電話で多く更新しました。

 思い出してみると、この三ヶ月の間に、カナダ・ホームステイ"Live from Canada!"、学校祭「学校祭2000」と、三つの生中継をしました。様々なノウハウも蓄積したし、サイトを管理される方には、おもしろい裏話もたくさんあります。そのうちに、そんな話をまとめてみましょう。




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10/20「よくある質問」を読む
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