2000年10月17日(火)

ちひろさんについて



安曇野ちひろ美術館

 高校生の頃、絵本や童話やファンタジーに対する興味が強くて、至光社の国際版絵本の大ファンだったこともあって、毎年一冊ずつ生まれるちひろさんの絵本は、とても楽しみでした。亡くなって、間もなく石神井の自宅が美術館になると聞いて、せっせと出かけることになりましたが、水彩という、長期保存が難しい作品を、少しでも大切に永く保存したいという情熱が伝わってきて、自分の孫も、この作品を原画で味わうことが出来るかなあと期待したものです。来年から東京は工事中になってしまいますが、もちろん安曇野では、展示が続きます。

 安曇野は、燕に登るときにはいつも通過します。後になって知ったのですが、ちひろさんが一番好きだったのが、中房から燕への登山道だったとか。それ以来、合戦尾根でピークが見える時、登山道わきの清水で疲れを癒す時、ちひろさんも、この景色を見て、この味を飲んだのだなあと、不思議な気持ちになりました。

 安曇野も、若かった頃道祖神めぐりをして以来、たまに興味のある美術館が誕生すると出かける程度の場所になってしまっていました。でも、わさび栽培からもわかるように、水がおいしいし、そばもおいしいし、温泉も出るし、魅力的な場所です。

 今回、どこか一つは美術館で心の洗濯をしようと考えていて、安曇野ちひろ美術館に出かけました。定期的に展示作品も替わっているので、何度行っても楽しめる場所です。

 今回は、やはり、命のことを深く考えるきっかけになりました。その話は、明日時間が生まれたら書くことにしましょう。今日の画像は、美術館の正面入り口ですが、うっすらと後立山連峰が見えていることに気がつくでしょうか?



仕事の洪水

 やはり計画通りには進まないようで、はやくも、積み残しが出てきました。睡眠時間を削りに削っているのですが、仕事の絶対量そのものが多かったようです。昨日は、まだ笑顔が出ましたが、今日は、限界を越えてしまったためもあって、頭痛に苦しんでいます。夕刻に更新するつもりが遅れてしまったのも、そのためです。

 今日は出張がありました。ある受験産業の主催する研究会に出席したのですが、ちょっとがっかり。テーマから期待した内容は、こちらがすでに他の情報源で知っているような内容ばかりでしたし、プレゼンテーション技術にも、がっかりしました。

 こちらが驚くようなプレゼンテーションを期待したのですが、OHPで、配付資料のコピーにペン書きをすでに加えたものでした。参加者には居眠りするような方は誰もなく、かなり理解力の高い方々が集まっていたので、あんな感じでもよいのかもしれませんが、やはり、配付資料は、後で目を通せばよいという感じの、惹きつけるプレゼンテーションを期待してしまいます。

 プレゼンテーションは、本当に難しい。凝ったものを作ろうとすると、かえってわかりにくくなりますし、シンプルでポイントをとらえたものでなければなりません。展開の意外性も大切で、見る人々の常識をうちくだく提示は、眠気を吹き飛ばすでしょう。さらに、コンピュータを使ったプレゼンテーションの問題点は、あらかじめ、順番を含めて作成してあるものを順番に投影するので、早くなりがちなことと、その展開の時間以外の部分をコントロールしにくいことです。

 出来れば、枝分かれする部分を多く作っておいて、相手の理解やその場の雰囲気に応じて、ある部分を省略したり、やらないつもりだった部分をやってみたり、双方向的な部分を大切にしたいものです。たぶん、今日の発表は、研究された方による発表ではなかったのかなと思います。発表には、自分の研究成果をみんなに知ってほしいという情熱も大切ですね。




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10/13「抜けるような青空」を読む
10/12「筑摩書房から原稿依頼!」を読む
10/11「金木犀も二週間」を読む
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