2000年10月05日(木)

「『青春』について」決定稿



もう一晩徹夜採点

 今日までに八割のクラスの答案返却をしなくてはならないので、がんばって、徹夜モード採点が加わりました。定期考査に限らず、テストの採点は、この業界で生きていく以上、必ずついてまわるものですが、テストのない教育を目指したい人間にとっては、とてもつらいものがあります。

 最低限の勉強さえしてあれば、必ずある程度得点できるように配慮して問題を作りますが、なかなか、こちらの願いの通りにはいかないのが人生。悲しいものがありますね。

 それでも、今日の採点で、峠を越えました。まだ、残っているクラスがありますが、そちらは、来週まで授業がないので、のんびりと採点できそうですが、生徒は早く返却してほしいだろうから、土曜日までには、担任の先生に返却して貰うことにしましょう。

 今日の画像は、朝学校に向かう途中に、毎日成長を楽しみにしている場所です。あちこちに、様々なフルーツを栽培される方がいらっしゃって、見るだけで豊かな気持ちになります。数が少しずつ減っているようなので、その家族のお腹に入っているのでしょうか。



「『青春』について」印刷

 図書館報が、配布されました。びっくりするくらい多くの方から、読みましたよ、という反響があって、びっくり。もちろん、僕も、必ず、このようなものは、目を通すのですが、そんな方が多かったのですね。

 というわけで、一般にも眼に触れる状態になったので、ここに掲載しようと思います。正直な所、あと四百字あれば、と思うのですが、まるで、要約のような文章になってしまいました。無駄を省きすぎたせいで、誤解されやすい部分も生まれてしまいましたが、書ききれなかった思いは、このサイトで展開すればよいわけで、最後の一文で、少しだけ、楽になりました。



「『青春』について」決定稿

 山に登ることこそ青春だ。人間は青春期にそれぞれのものに打ち込むけれど、食事をしなければ生きられないように、山に登らない青春はありえない。ロンドンでロックのスーパースターになることを夢見て、ギターに打ち込んだ高校生桐谷くんも、山に登らなければ、過酷な青春期を生き抜くことは出来なかっただろう。山は人生に不可欠なものだ。

 山は若者を癒し、極限の自分と直面させ、人生の深みを示す。単独で一週間の衣食住全てを背負う縦走は、生命維持の全責任を自分が負うことだ。審判もいない。天候次第で過酷な命を守る闘いが始まる。山は、青春期の孤独をたくましくし、人生の豊かさへ導く。

 団体ツアーや業者が用意したホームステイ等は旅ではない。ガイドブックや情報の追体験にすぎない旅があふれ、山もガイドつき手配登山が増えてきた。青春の旅は、深い調査をもとに、今日何をするかを現地で決めて、自分の足で世界を見つめるものだ。

 二時に起きた時の満天の星空。無数の流れ星。オーロラの空より美しい。朝四時前から歩き始めて、朝日が昇る時、世界が一瞬だけ、完璧な色に染まる。これからの人生の壮大な夢を励まし、無限の可能性に満たす光だ。

 山の顔はたくさんある。全ての山に登り、幾重にも重なる自分を見いだしてほしい。山のない高校時代なんて人生じゃないさ。

 六百字では書ききれない。続きは、http://homepage.mac.com/kiriya/を見てほしい。 




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