2000年8月15日(火)

光が戻った日


 現代の若者は、真珠湾奇襲の12/8を知らない人が大半を占めるし、ヒロシマの8/6、ナガサキの8/9を知らない人も多いし、今日、8/15の意味を知らない人も多いようです。様々なアンケート調査の結果を見ると、悲しいくらいに、現代史を何もしらない若者の姿が見えてきます。

 日本では、「終戦記念日」とされているこの日、たぶん、多くの閣僚は、戦犯が祀られている靖国に、「公式参拝」をして、十五年戦争は「大東亜」のための「聖戦」であったと、高らかに宣言をすることでしょう。

 彼らの論理は、「子どもたちが、日本の国を、自信を持って素晴らしい国であったと愛することが出来るように、日本の歴史を、間違ったものにはしたくない」という、歴史観です。そこでは、あくまでも、国家としての日本は被害者になってしまって、日の丸、君が代の名の下に、様々な国の人々に耐えがたい苦しみを与えたことも、全く想像さえ出来なくなってしまっているのでしょう。

 言うまでもなく、8/15は、日本による暗黒の植民地支配が終わって、光が戻った日です。東南アジアを含む東アジア文化圏では、それを祝う日になっています。日本の歴史教育、国際関係理解が、最も不充分な所です。そのような歴史教育の効果かどうか、今の若い人々は、過去を振り返ることを嫌がるようになってきました。

 歴史を見つめる眼がなければ、人は同じ過ちを繰り返します。現代の日本が続けている経済侵略が、まさに植民地支配の繰り返しであることは、何度も書いてきました。



強い思いこみ

 十五年近く前に出会った、ネクタイの校長先生が、こんなことを言って、僕を驚かせたことがあります。「自分が東南アジアを旅したとき、人々は、日本が欧米から自分たちを解放してくれて、本当に感謝していると異口同音に語りかけてきた。」彼は、心の底から、そう信じていました。中には、そのようなことを言う人もいたかもしれませんが、大切なのは、現に虐殺された数え切れない人々がいることです。

 彼は、逆に、僕が出会った東南アジアの人々から聞いた、日本軍に家族を虐殺された話に、驚いたようでした。歴史の事実を一つずつ積み重ねて、日本が何をしてきたか、今、何をしているか、どのようにして、日本は、諸国民を苦しめる国家になったかを、検証していくしかありません。

 若い人たちに影響力を持つ人にならなくてはならないと強く思います。最近の日本の動きを見ていると、自分に出来る、日本の間違った方向を修正する方法は、それしかないのだと強く思います。

 今日の画像は、昨日の画像とも近い、太陽を狙ったものです。撮影は、6/20「ぎら太陽」と同じ場所、同じアングルです。55年前のこの日、多くの人の心に、もっともっと強烈な光が見え始めたのでしょうか。



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