2000年7月16日(日)

神秘と幻想の皆既月食


楽しみにしていた皆既月食

 出国前進行が続く中で、実に忙しい日々が続いていましたが、もちろん、今日の皆既月食を楽しみに楽しみにしていました。睡眠時間が少なくなっていましたが、不思議と眠くならず、光害も最小限になるように工夫しつつ、その時を待ちました。

 観測場所には、欠け始める前に到着したのですが、もう、月の左下は暗くなり始めていたようでした。たぶん、太陽の直接光も月面のその部分に到達していたけれど、太陽の僕たちから見て下の方から月に到達する光は、すでに地球によってさえぎられていたために、そのように見えたのではないかと思います。つまり太陽の光が、一対一の対応ではなく、月面の一ヶ所に、太陽の表面の様々な部分からの光が到達しているためだと考えています。専門家の人の解説を聞きたいものです。

 もちろん、言うまでもなく、印刷版"Kirium"にも書いたように、僕の人生では、最も長く欠けている月食です。でも、2011の6/16の皆既月食は、もっと西にある国で見れば、同じくらい長く皆既が続きますし、半年後の、1/10も一時間以上皆既が続きます。それでも、今回の、一時間47分、食分1.77というのは、すごいものでした。

 前回、天気に恵まれた七年前の皆既月食では、九十分以上も皆既が続いたのですが、生徒たちの中には、今回が初めてという人も、多かったようです。



忙しい観測

 今回は、デジタルビデオで撮影しつつ(Canonの製品は、最も暗闇に強いデジタルビデオカメラで、皆既状態でも撮影できたのには、びっくり。)、EOSに、望遠鏡のようなスタビライザー付きの望遠(高かった……。)をつけて、画面一杯が月になるように撮影して、もちろん、愛用のCASIOのQV-2000UXと、QV-7000SXで撮影するという忙しいものでした。こんな時に、インターバル撮影機能は大活躍。

 観測場所が、三脚がぐらつきやすい場所だったので、シャッターはすべて手では押さずに撮影を続けました。すぐに取得画像を見ることが出来るビデオとデジタルカメラは、とてもうれしいもので、失敗がないように、すぐに工夫することが出来ますが、職人技で調整しながら撮影したフィルムがどのようになっているかは、本当に楽しみです。インターハイが終わった頃に、取りに行って、フィルムを見る時に、どきどきしますね(リバーサルなので、ラボで現像してもらっています)。

 まだ半分くらい欠けた頃に気がついたのですが、画像を取ることに熱心になってしまうと、肝心の月食を楽しむことが出来なくなってしまうので、途中から自動的に撮影させて、ぼーっと月食を楽しむことにしました。



あの幻想的な赤銅色の神秘

 皆既日蝕のようなダイヤモンドリングが出るわけではありませんが、皆既月食の皆既状態が続くときの、あのだんだん月面が暗くなって、どんどん深い赤銅色になるのが、一番の楽しみです。日蝕の時に、いきなり夜が駆け抜けてくる感じに近いのが、あの、赤銅色の時間の感動かなあと思います。

 それまで、満月で星があまり見えなかったのに、月食が進むに連れて、ぐんぐん満天の星空が見えてくるのは、感動でしたね。あんなに星が多かったとは!

 皆既月食の話は、つきませんが、今回、四時間を超えて見続けていて、本当に豊かな時を過ごしました。この出国前の四時間は致命的ですが、でも、とても幸せな時間になりました。

 今日の画像は、皆既中の一枚。QVならではの画像です。本当にCASIOのQVに出会ってよかった。望遠を使わずに、こんな画像が撮影できるとは! 

 増感したので、ノイズが増えているように見えますが、実は、その多くは星くずです。素敵な皆既月食でしたね。



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