2000年6月26日(月)

残念……。日本の民主化は遠い……。


大好物のEpoisses

 チーズは本当に大好物なのですが、最高に美味しいものを美味しい状態で食べたいので、どうしても、ヨーロッパにいる時に食べ貯めをすることになってしまいます。それでも、時々、おいしいチーズを食べたくて、高くても、しっかりとした状態で空輸されたお店で買ってしまいます。

 今日の画像は、好きなチーズベスト50に入る、Epoisses。フランスのチーズに限るなら、好きなチーズベスト10に入ります。ワインも料理も最高においしいブルゴーニュを代表するチーズだと思います。もちろん、AOCで、日本でも手に入りやすく、だいたい、二千円から三千円の間くらいですが、とろりととろける完熟のものに出会えたときには、スプーンですくいながら、幸せいっぱいになります。香りも高く、味も強めですが、一週間に何度かマールであらっては、一ヶ月熟成した、とても手間暇をかけたチーズです。

 よく、パリから夜行バスや夜行列車で他の国に出かける時に、極上の赤ワインと、本当に丁寧に焼いたバケットと、このチーズを用意して、パリから離れる車窓を見ていると、深い旅情に浸ります。(実は、ある時、日本の放送局が、ある国で生中継をすることになって、そこで、元気な顔を日本のみんなに見せようと思って、パリから夜汽車で出かけたことがあるのですが、その時、素晴らしいワインを二本用意して乗り込んだら、乗り換えの駅で寝過ごして、生中継に間に合わなかったことがあります。その話は、いつか、また。)

 最近、体重が順調に減っているので(三日間外食が続いたのですが、今日帰宅したら、79.8kgでした。それでも、教師になった頃は重くなったと思っても60kgだったので、まだまだ頑張らなくては。)、ご褒美に、月に一度くらいは、おいしいチーズを食べています。今度は、終業式に、最高のRoquefortを食べるのが楽しみです。羊乳のチーズが好きだし、青かびチーズが大好きなので、どこのRoquefortも大好きです。

 チーズが大好きになったのは、ある航空会社で、クリスマスイブにパリに向かった時に、なぜかビジネスクラスにアップグレードになって、その時に出てきたSaint-Nectaire Fermierの美味しさにびっくりした時からだと思います。もちろん、前から大好物でしたが、これは、味をきわめなくてはと思いました。ずっと、自分の調理のテーマがケーキだったので、おいしいレストランでは、デザートはケーキを楽しんでいましたが、その時以来、やはりチーズを選ぶようになりました。例えば、今話したRoquefortですが、青かびが好きだよというと、よく出てきますが、ブランドによる違いが本当に大きいのです。チーズは、ワインよりも種類が少ない分、様々に味わい分けることが出来やすく、A.O.C.は、すぐに食べ尽くしてしまいましたが、ワイン同様熟成の仕方によって、全く美味しさが変わってくるのは不思議です。



残念な選挙結果

 今回の選挙では、連立与党に怒りの声をあげなくてはならなかったのに、本当に残念でした。投票率が七割を越えていたら、連立与党の過半数はなかったのに、本当に本当に残念。まさに、森が願ったとおりに、投票に行かずに寝ていた人が多かったのでしょうか……。

 なぜ、森のような人間をかばう政党に、投票してしまう人が、あんなに多いのでしょう。特に絶望的になったのは、最高裁で有罪になった人物が当選してしまったことです。その小選挙区の人の倫理観が問われていたのに、日本人の政治の倫理というのは、その程度のことなのでしょうか。

 もちろん、僕の選んだ、消費税に反対する候補は、落選してしまいましたが、少ないながら、その政党も比例区で議席を確保しました。その政党に、せめて三十は議席を確保して欲しかったのですが、残念です。その政党は、唯一、愛知万博について、住民投票を求めている政党でした。

 一番悲しかったのは、世襲の候補の多くが、圧倒的な力で当選してしまったことです。なぜ二十代半ばの政治的な思想の何もない人物が、政治家の子どもだというだけで当選してしまうのでしょう……。日本では、「である」価値が、能力が必要な分野でさえ、まだまだ重視されているようです。日本の民主化は、まだまだ遠い先ですね……。

 ただ、少しだけ、よかったことがあります。僕の選挙区で、絶対に許せないと考えていた、自民候補が落選したことです。彼は、比例区にも名前があったのですが、そちらでも落選しました。当選した民主候補は、僕の政治思想では、やはり間違ったことをしている候補者ですが、自民と比べれば、五十歩百歩とはいえ、五十歩であることを、少しは喜ばなくては。

 もう一つ、以前に書いた、僕の高校の卒業生の公明党候補ですが、やはり僕の政治思想では、間違ったことをしている候補者ですし、何よりも、政党名を隠して卒業生に宣伝するという不誠実なことをした候補者ですが、やはり落選しました。

 このようなことで、よかったことを見つけるしかないのが、残念ですが、とりあえず、遠くない先に、連立与党は、消費税の税率を10%、15%に上げます。その時に、それに気がついていなくて与党に投票した人々が、また、与党離れを起こすはずなので、その時に、さらに、連立与党の得票を減らして、「都市型」投票になって、少しずつ連立与党を支持する人が減ることに期待しましょう。間違いなく言えるのは、高齢者に支持者が多いことなので、だんだん高齢者の世代交代が行われる中で、十年後、二十年後の、民主的な国家を目指そうと思います。

 さて、今日は、名古屋の「窓」を更新しました。



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