2000年6月14日(水)

不思議なつながり


校門の紫陽花

 今日の画像は、校門のわきにある紫陽花です。もう、こんなに色づいていて、これから、どんどん色が変化します。右上にうっすらとぼけて見えているのが、悪趣味に塗られた校門のアーチ。たぶん、教育実習生たちは、ひどいツートンカラーに塗られてしまったアーチに驚いたことでしょう。これを防げなかったのは、悲しいことですが、生徒たちがひどいめにあったわけではないので、耐えなくてはなりません。この顛末は、今度の年度末に書こうと思います。

 もう一つ同じ様なことがあって、そちらは、卒業生たちも深く愛している歌に関することです。この学校に転勤してきて以来、管理職と対決する必要のない最初の一年を平和に過ごすことが出来ました。三年目の今年になって、同僚と対決する必要がなかった最初の二年に深く感謝しています。僕は、猫に鈴をつける人。誰もが思っていながら、口には出しにくいことを、公の会議の場で代弁しなくてはなりません。間もなく、夏休み前最後の日が来ます。その日までに、音楽を愛する心を大切にする在り方に戻さなくてはなりません。

 つらい思いをすることになるかもしれませんが、色づく紫陽花に励まされながら、がんばろう。



今日の驚き

 今日の授業には、二人の実習生がビジターとして参加しました。もちろん、生徒たちの希望を聞いて、授業の真ん中で話をしてもらいました。話が終わって、生徒たちから質問が出ました。「桐谷先生の印象は?」

 生徒たちが、こう聞くのも、もっともなことで、桐谷は第一印象で、必ず笑われてしまうので、生徒たちにとっては、こんな教師が、若いお姉さんには、どんな感じにうつったのか、興味深かったのでしょう。一人の実習生の意外な話が展開しました。

 彼女の友だちが、僕が以前勤務していた、お城のそばの高校の卒業生で、現代文のとても素晴らしい先生として、話を聞いていて、なんと、このサイトも見てくれたというのです。びっくり! まさか、こんな風に会うとは、思いもしなかったとか。

 思い出してみると、彼女の学年の生徒たちが高校一年生の時は、三年を担任していましたが、二年生と三年生の時に、担任しました。そこで、思い出すのは、その学年の生徒たち。教育実習について報告してくれた卒業生もいて、今、ちょうど、桐谷の高校と同じ時期に教育実習の日々を過ごしているそうです。もう就職活動なのかと思うと不思議な気もしますが、大学院に進学するかどうかの悩みをつづるE-Mailも時々届くので、自分の体験を踏まえて返事を出しています。

 卒業生は、それぞれの工夫やがんばりをE-Mailに書いてくれるのですが、ある卒業生の姿には感動しました。熱意が根本的に違っていて、何と、毎日日記を書いて印刷して配っているとか。教師の裸の心を見せることは、とても大切なことです。もちろん、生徒たちはその日記を楽しみにしてくれるし、深く理解してくれる生徒も出ます。僕の担任クラスの実習生も、今日の朝から、自分の具体的な話を話し始めました。生徒たちは関心をもったようです。授業のビジターだった時には、真心のこもった心情をあるがままに生徒たちの前に示していて、その道一直線に進む素晴らしい人ではない人の中にある、素敵な生き方について、しみじみと話して、生徒たちの共感を呼んでいました。

 それぞれの実習生が、その人だけの工夫をして、生徒たちの中にぐんぐん入っていくことを、心から期待しています。実習生たちに、メッセージ。

 これまでの人生で全く体験したことがない種類のことを、突然、やらされるわけだけど、うんとがんばってごらん。自分でも気がついていなかった自分との深く豊かな出会いがあるよ!

 最後に一言。僕たち教師が生徒たちと過ごす中で、教師が生徒たちに育まれていくように、生徒たちに育まれる実習生とともに過ごす教師は、深く豊かに成長するんだよ。実習中は、僕たちプロの(「指導」担当)教師の方こそ、教師としての素晴らしい修行をしているような気持になるんだ。




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6/12「教育実習の始まり」の内容を読む
6/11「We're Shocking YOU!」の内容を読む
6/10「聖地Disney Land……。」の内容を読む
6/9「Happy Birthday!」の内容を読む
6/8「全員に強制するのは……。」の内容を読む
6/7「かそけき線香花火」の内容を読む
次回6/15「燈台もと暗し」を読む
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