2000年6月13日(火)

"Twelfth Night"


文化鑑賞会

 これで、三回目になりますが、今日は、文化鑑賞会の演劇鑑賞でした。1998年6月14日の"What's New"に少し、この行事について書いてあるので、見て下さい。演目は『十二夜』。見るたびに、人生のおもしろさや、楽しさを感じることの出来る上質の喜劇で、シェークスピアのベスト10に入ると思うのですが、これだけ上質の戯曲になると、どんな演出で、どんな改変を加えて、どんなキャストで上演しても、それなりに楽しむことが出来るのが不思議です。

 日本語の『十二夜』なんて、めったに見ることがないのですが、今回の上演も、たぶん、付添で見ることがなければ、決して見ることがなかった上演でしょう。明らかなセリフの言い間違いも多かったし、よく言えば能舞台のようなシンプルなセットも変化に乏しかったし、中規模のホールにも、力量の劣る俳優たちでしたが、生徒たちは、今風の笑いを呼ぶ部分を、うんと楽しかったようです。特に残念だったのは、原作に忠実な部分で、普通大笑いするはずの部分が、笑いを呼ばなかったことです。僕たちシェークスピアを愛する人たちが愛する喜劇の部分は、もはや現代人の笑いを呼ばなくなってしまったのでしょうか……。

 数年後映画が成功して劇場が成功して、時間の余裕があったら、シェークスピアは演出してみたいなあと思うのですが、笑いを呼ぶ部分を、あくまでの原典のフレイバーを生かしつつ、原典のままで、笑いを呼ぶ演技を目指したいと思います。もちろん、英語公演ですよ。



写真への反応

 実は、この"What's New"も、98年は転勤直後だったので、全てが新鮮で、様々な画像が登場しました。去年卒業した卒業生たちが、大学に入って、インターネットにアクセスするようになって、このサイトを真っ先に見てくれたのですが、その画像の中に、自分が小さく写っているのを見つけて、とても喜んでくれました。

 今日の画像は、公演後の交流会の様子です。三年生は学校祭で演劇を上演することもあって、とても熱心に、様々な質問を浴びせます。劇団の方も、こんなに熱心に質問してもらえれば、とてもうれしくなることでしょう。

 僕の知らない昔の卒業生たちも、このサイトをチェックしてくれていて、様々な画像に、昔を思い出してくれるようです。時々、ふと思うのですが、三年後に今の生徒たちが、このサイトにアクセスすることも考えに入れて、これからの展開も計画しよう。

 僕自身が教師として、生徒たちと生活するときに、卒業五十年後、六十年後を考えて、関わっています。少し前までは、二十五歳になる時を視野に入れていたのですが、最近三十代になった卒業生たちの、様々な深刻な悩みを聞くうちに、人生の峠で、桐谷に連絡をとらなくても、ふと思い出してくれそうなことを、さりげなく蒔きながら教師をしています。卒業生達の無意識の世界で、少しずつ、育っていって、人生を照らす灯りになってくれたらと、思いつつも、彼らの人生の邪魔をしない、意識されないものであってほしいなあと考えています。




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