2000年5月31(水)

風車


風車の楽しみ

 僕は風車が大好きです。オランダを旅することが多かったし、風の歌声を聞きながら歩くのは、とてもうれしい気分です。風は目に見えにくいけれど、木々のゆらぎや風車の動きに、風を見つけるのも、うれしいものです。

 最近目にする風車は、風力発電のものが増えてきて、西海岸や、デンマーク北部で、夜に回転を続ける姿を見るときには、不思議と勇気づけられます。とくに、あの独特のうなりは、機械的なのだけど、自然にゆらぐ風とシンクロしているので、とても自然なものに感じます。

 いろいろな場所で十年ほど前、実は日本の技術なのだよと聞かされて驚きました。日本では、ほとんど風力発電の風車を見なかった頃の話です。日本は、ものすごい技術を持っているはずなのに、この話に象徴されるように、地球環境のために技術を生かすのが下手なのが残念です。スイスの高速道路で、路肩に続く太陽電池パネルに驚いた時も、ヒッチハイクした運転手さんが、これは、君の国の技術なんだよと教えてくれたことを思い出します。

 この画像の風車は、回転させるための羽根(というかカバー)がはずされているので、どんなに強い風が吹いても回転することがないのは、とても残念ですね。



水車の知恵

 それでも、日本は、水力発電には、とても熱心でした。川に恵まれたこの国は、単に水力発電所を作るだけではなく、揚水発電や、山の中をくりぬくトンネルや、様々な変化形を生み出してきました。

 もちろん、その元祖は、水車です。田舎を走っていて、水車を見つける時も、不思議な気持ちになります。今なお現役で動力として使われている水車は少ないのですが、水車のリズムそのものが、とても魅力的です。

 年間を通じて、かなりのエネルギーを得ることが出来る水車は、やはり農耕民族の発想ではないかと思いますが、日本列島全体に豊かな発電可能なエネルギーを、もっと活用したいものですね。すぐに思いつくものは、温泉が多いことからも実感できる地熱発電。さらに、海に囲まれていることから、潮力発電。日本は太陽電池技術が、とても進んでいます。風力以外にも、様々なものがあるのに、原子力一辺倒にしようとする政府の姿勢は本当に残念です。

 一番悔やまれるのは、国家予算から、数十年にわたり膨大な研究費が支出されてきたのですが、原子力発電が安価だと主張する人々は、その金額を無視してしまうことです。言うまでもなく、その半分の金額が太陽電池の研究に使われていたら、今の太陽電池は、原子力発電をはるかにしのぐ低コストの発電法になっていたことでしょう。

 例の臨界事故を経験しても、原子力の安全神話を信じる人が多いのが残念です。本当に安全なら、送電ロスのない都心部に原子力発電所が建設されていたことでしょう。



連立与党のやり口

 詳しくは、実際に解散した時に書くつもりですが、内閣不信任案については、採決さえせず、衆議院本会議冒頭で、解散する計画です。

 連立与党の間違っている点は、数を確保して、何でも議論抜きの多数決で決めてしまう点ですが、今度は、多数決さえせずに、強行解散しようとたくらんでいます。もちろん目的は、採決をすることによって、マスコミに野党の演説が流れることを防ぐためです。こんな民主主義の基本さえ尊重しようとしない連立与党に、国民の審判がくだらなければなりませんね。



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