2000年5月30(火)

祝! 「昭和の日」法案廃案!


 瓢箪から駒とは、このようなことを言うのでしょうか? こんなにうれしかったことは、ありませんが、重要なのは、民主的な議論によって廃案にしたのではなく、自民党が採決を断念せざるをなくなっただけだという点です。日本の民主化は、まだまだ先の話ですね……。

 今日の画像は紫陽花です。花開いた後、少しずつ色が変化する様子を楽しむ季節がやってきました。


これまでの経緯

 森が「神の国」発言の冒頭で、「『昭和の日』を制定出来たのも皆様のおかげ」と、まだ制定されていないものを、すでに制定されたかのように発言したように、参議院で可決されて、衆議院に送られて、もう制定されるのは時間の問題になっていました。

 日の丸・君が代に関連して、国民の間に賛否両論あったのに、連立与党は、議論をすることなく、採決を強行してしまったのと同じ手口で、連立与党は、採決を強行する計画でした。もちろん、強行採決をやめて廃案の道を選んだ理由は、強行採決すると、総選挙がさらに不利になってしまうからです。朝日新聞社の電話による全国世論調査によると、何と、内閣支持率19%! 森発言を「首相の発言として問題がある」とした人が67%! 釈明会見に「納得できない」人が60%。日本の人々も、まだ良識があるようですね。

 それでも、朝日新聞世論調査を見ると、問題点も見えてきます。「今度の総選挙で投票する際、『神の国』発言を重視しますか。」という質問では、重視する人は、わずか33%。56%もの人々は重視しないと答えています。あくまでも、森個人の問題と考えている人が多いようで、この問題が、まさに政党の体質であることを意識していない人が多いのは、悲しくなります。これまでも、こうして、日本の政治は、全く変わらないまま続いてきました……。

 一つだけ希望が持てるのは、連立政権をよくないと考える方が、四月の45%から53%に増えたことです。よいと考える方も、26%いたのに、21%にまで減りました。「よい」「よくない」の気持を今度の総選挙であらわしたいと考える人が59%いたことには、少し希望が持てます。もちろんその中には、「数の上で絶対多数を占める連立政権は素晴らしい、これを続けるために、今後も連立与党に投票しますよ!」という方も含まれていますが、連立与党の一番の問題点である、議論抜きで、どんどん強行採決というあり方に問題を感じる方が多いであろうことに、希望を持って、日本の民主化のために、がんばろうと決意を新たにしています。 



「昭和の日」法案を完全に葬り去るために

 もう一度、なぜ、自民右派が、「昭和の日」に名前を変えようとしているかを、考察しなくてはなりません。言うまでもなく、自民右派の思想は、「従軍慰安婦はいなかった」式の「新自由主義史観」の思想そのものです。もちろん、「教育勅語は素晴らしい」と考えている人々ですし、「昭和」の歴史を「自虐的に反省したり、歴史の授業で扱うのではなく、子どもたちが、日本の過去に自信を持って、愛国心を持った国民を育てよう」と本気で考えている人々です。

 自民右派が、「昭和の日」を制定することによって、やろうとしていたことから目をそらさずに、しっかりと見つめて、今後とも、注目して行かなくてはならないと、桐谷は考えています。



卑劣な卒業生政治家

 僕が卒業した高校の卒業生に国会議員がいますが、定期的に、お金をかけたダイレクトメールを送りつけてきます。卒業生から票を集めようと考えているようで、様々な活動をしているようです。しかし、これまで何度も届いた、応援を呼びかけるダイレクトメールのどれにも、所属政党名が書いてありませんでした。

 昨日の二次検診に出かける途中に、たまたまポスターを見て、そこで、初めて知ったのですが、公明党の方でした。公明党の、政党としての問題点の一つは、創価学会という宗教団体を母胎とする政党でありながら、それを明示しない点なのですが、その卒業生国会議員は、なぜ、自分が公明党議員であると明らかにしないのでしょうか……。その構造には、創価学会と重なっていることを明示しない構造との共通点があるように思います。

 とりあえず、その方が発行される卒業生新聞に、その理由を問う公開質問状を出してみたいものです。卒業生の中には、公明党員であることを知らずに、卒業生ならと後援会に入る方もいるはずですから。



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5/23「青木孝夫くんへの手紙:『昭和の日』の問題点」の内容を読む
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