2000年5月27(土)

旅のサポート


  まだ時間にゆとりが生まれたわけではないのですが、『旅のTips & Tricks』の最新版を掲載しました。

 今日の画像は、時々食べに行く志摩観光ホテルの伊勢海老料理です。高橋料理長は、これまで食べたシェフベスト20に入る素晴らしい方です。


サポート

 誰かをサポートすることは、たぶん、僕の人生を特徴づける一番大切なことの重要候補です。具体的には、旅の相談、Macのトラブル(Winと比べると本当に少ないのですが)解消、生徒・卒業生たちを中心にした人生の相談、それからよろづ相談が、四本柱のようです。

 そもそも、このサイトを開設した当初は、旅の相談サイトでした。もう六年以上前のことですが、それまで個々に対応していた旅の相談に関して、毎回同じ質問に答えていることに気がついて、それならば、よくある質問に答える文章を作れば、最初に、それをどんと渡してしまえば、ほとんどの質問には対応出来ると考えていたときに、『旅のTips』という連載を始めたのが、最初でした。

 その頃は、まだ自分が使えるサーバーがなかったので(というか、まだプロバイダがなかったので)、最初は、ニフティ・サーブから、インターネット上に、E-Mailを利用した「電子雑誌」として配信を始めました。まだ日本語サイトがあまりなかった頃の話です。当時の読者は大学に勤める方や、ネットワークの専門家の読者が大半でした。

 そのうち、僕たち個人もプロバイダのサーバーにデータを置けるようになって、このサイトを開設して四年ちょっとたちました。最初は、インターネットという言葉もあまり通じませんでしたが、最近は誰もが理解する言葉ですね。

 その頃から、自分がMacを使う時間の半分がインターネットに関する何かを作る時間で占められるようになって、インターネットがなかったころは、何をしていたのだろうと、時々ふと思うようになりました。この話は、いつか、ここに書こうと思います。



このサイトの歴史:細切れの時間を重ねる

 本来のテーマであった旅のサポートの要素が減り始めたのは、香港返還前の1997年6月頃からデジタルカメラを使い始めて、CASIOのQVの使い勝手に感動して、サイトに画像を掲載し始めたことと、受験に関するサポートが忙しくなって、自分の旅を文章でまとめる時間がなくなり始めたことがきっかけでした。はっと気がつくと、最近も通う香港に関する情報も更新されていないし、年に何度も通う韓国についてのサイトも開設を始めたのに、なかなか更新が続きません。

 もちろん、このサイトばかりではなく、僕の人生にとっても、大切なことが進んでいません。このサイトでも聞いてもらおうとしている、BEST CDのレコーディングも、なかなか自分が満足出来るものが仕上がりません。こちらは、まとまった時間がつくれないために、どれだけ細切れの時間を集めても、連続した時間の中での作業の結果としての録音が出来上がらないことが原因のようです。

 最近八年間を振り返ってみると、細切れの時間を集めて、何とか、様々なものを仕上げてきたようです。八年前までは、帰宅後の人生の時間を、自分のために作ることが出来たために、様々な作品が次々と生まれていました。

 この八年間、何をしていたのだろうと考えてみると、やはり、誰かへのサポートに、夕鶴のつうのように、我が身を削って生きていました。最近、このサイトにも時々書いているのですが、自分の時間は、世界で苦しんでいる人々が一番力強く感じるようなものを完成させるために使わなくてはなりません。Macのサポートはお金を払えば業者さんにやってもらえるだろうし、印刷だって印刷屋さんがあります。これまで、誰かを支援することを重視して生きてきたのですが、人生に何か大切な目標がある人にとっては、様々なものを切り捨てることが大切です。

 そこで決意。これからも間伐材のように、細切れの時間を使うことが出来ることは、これまで通り続けて、まとまった連続する時間を奪われてしまうようなことは避けて、極力、作品を生むために時間を作ろうと考えています。(でも、困った人がやってくると、なかなか出来ないんだな、これが。)

 あっ、念のために。高校の教師として生徒たちと過ごす時間は、こんなに少ないお給料でも働いてしまうくらいに、かけがえのない大切な時間なので、そちらを切り捨てることはしません。もしそのようになる時は、その前に退職することでしょう。

 というわけで、細切れの時間の残りのさらに細切れの三十秒ずつを集めて完成した、旅のTips & Tricks第92章ソウル発券再入門:上級編「日本の国内線」を今日は掲載します。これからは、優先順位を変えて、『旅のTips & Tricks』の掲載に力を注ごうと決意しています。これから、旅の安全に関する部分の連載を第100章までくらい続けるつもりですが、目的は、夏休みに旅をする生徒や卒業生たちです。夏休みに、カナダのバンクーバーにホームステイする生徒たちの引率を担当することになったので、生徒たちが、(比較的安全な街ですが)バンクーバーで安全に過ごして、全員が生きて帰ることが出来るような、そんな文章を重点的に続けたいと思います。



海の幸のフランス料理

 高橋シェフの料理は、初めて食べたときから感動の連続でしたが、フランスに通うようになって、本当の素晴らしさがわかるようになりました。彼はとても謙遜して自分勝手な料理とおっしゃいますが、素材を大切にすることや、お客様に楽しんでいただくことに対して、自分勝手になっているので、それは、素晴らしい自己流になるのですね。でも、彼の料理が、いつでも食べることが出来る賢島に比較的近い名古屋に住んでいる幸せを感じるようになったのは、フランスの地方を精力的にまわることになってからのようです。いろいろな方がすすめてくださる小さなレストランやホテルをまわるうちに、そこで感動の料理を作り続ける素晴らしいシェフたちが、わざわざ日本からやってきた東洋人に話してくださるときに、高橋シェフの話と共通するものが多いことに気がついたのです。

 それは、何と言っても素材に向き合う姿勢。その素材が、地のものであることには深い意味があるのだと思います。現代では輸送手段が高度に発達しているので、世界のどんな素材でも新鮮に使うことが出来ますが、法隆寺の宮大工の口伝に、木を見ず森を見よと伝えられているように、木を生かす建築をするためには、それぞれの木の一本一本が、それぞれどのような場所に生えていたかを深く知らなくては、その素材を適材適所に生かすことが出来ません。素材を生かすというのは、本当に、奥が深いのですね。



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5/23「青木孝夫くんへの手紙:『昭和の日』の問題点」の内容を読む
5/22「過密スケジュール」の内容を読む
5/21「祝:空手道インターハイ出場決定!」の内容を読む
5/20「空手の付添」の内容を読む
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