2000年3月1日(水)

卒業式


感動の涙の卒業式

 僕の学校の卒業式は二つのパートにわかれていて、一つは、いわゆる卒業式。例によって滞りなく終了しましたが、僕も、もちろん校歌は、声を出して、大声で歌いました。

 悲しくてたまらないつらいことが、二つあるのですが、その二つの問題は、わざわざ、ここに書かなくても、わかりますね。これから、じわじわと、人間の良心の自由を求めて、がんばらなくては。

 生徒たちの、いわゆる答辞と送辞は、真心のこもったもので、保護者や在校生や卒業生や、もちろん教師の間から、感動する涙がながれていました。もちろん、僕も、この二年間がよみがえって、感動にひたりました。いわゆる送辞の文体ではなく、生徒の間の答辞の委員会が、全生徒の希望を取り入れて、練り上げた内容です。ラグビー部の奇跡の大逆転、しし座流星群観測、卒業生の池田貴族さんを応援したことなど、この一年の様々な出来事が、次々と語られる中で、生徒たちが、学校をどんなに愛しているかが伝わってきました。

 僕の知る限り、こんなに、生徒たちが学校を愛する高校は、まだ聞いたことがありません。卒業生たちが訴えることは、時代の変化によって、学校の姿もどんどん変わるべきだけど、根底の、「   」らしさは、大切にしてほしいということだったと思います。ほとんどの教師は、この「   」らしさを、心から大切にしています。何よりも、この「   」らしさを命令によって、どんどんなくしてしまって、普通の高校と同じ高校にしてしまったら、このような高校は愛知県中、どこにもなくなってしまいます。どこに、遅刻や掃除や普通教師がお説教をする問題を生徒の委員会が自主的に解決に乗り出す高校があるのでしょう? もしも、ゼロから、このような高校を作ろうとしても、それは、残念ながら不可能です。僕は、卒業生の言葉を、心の奥底から受け止めて、「   」らしさを守るために、全力で闘わなければと決意しました。

 第二部は、卒業生による学年企画。退職する先生や担任の先生に、個性豊かな賞状を送ったり、コントタッチで、様々な人々への心からの感謝を表現したり、スライド画像で三年間を鮮やかに見せたり、盛りだくさんの、楽しい時間でした。

 NHKと、TBS系のCBCという地元の局が取材に来て、お昼のニュースには、もう、卒業式の模様が流れていてびっくり。

 今日の画像は、何にするか迷ったのですが、卒業式後に卒業生を待つ在校生の姿です。詳しくは、以下の「卒業式後」に書きますが、今回は、EOSでもたくさん撮影したので、現像が終わったら(リバーサルしか使いません)、スキャンして、卒業式サイトが作れてしまうほどです。



卒業式後

 どこの高校でも見られるのは、クラスでの時間が終わって教室から出てくる卒業生たちを、お昼過ぎに待ち受けて、交流する在校生の姿ですが、僕の高校は、在校生の数が圧倒的に多く、校門のアーチの前のロータリーが生徒でうまります。

 もっとすごいのは、普通は三時くらいで皆帰っていくのですが、夕方まで、生徒たちの交流が続くのです。勤務が終わって車で帰宅する教師も、生徒が集まる中で、じわじわ徐行するしかないほどです。

 様々なクラブの胴上げや、お別れ会が続く中の名物行事は、ラグビー部の通過儀礼です。今年は、こんな漢字でした。一年生が、様々な仮装をして、大きな簀の子(名古屋ではざら板といいます)の上に卒業生を一人ずつ乗せて、運んできます。途中では、上からバケツの水をかけたり、泡を顔にパイ投げのようにぶつけて、いよいよ、ロータリーの池に到着。そこでは、待っていた二年生が胴上げをして、最後に、池から汲んだ水を、みんなで思い切りかけます。

 もちろん、全員の先輩が一人ずつ、それをされるのですが、女子マネージャーも、板に乗せられて水をかけられたのにはびっくり。大切な通過儀礼なのだと思います。全てが終わった後には、まだまだ送別の儀式が続きます。



桐谷にもプレゼント

 桐谷の所にも、様々な卒業生や保護者が話しに来てくれるのですが、印象的なものを、二つだけ書こうと思います。一つは、お花のプレゼント。本当に、うれしくて、うれしくて。担任団ではなかったし、そんなことは、全く意識していなかったのですが、お世話になりましたと言われながらお花をもらって、びっくり。思わず、お世話なんてしなかったよーと答えていましたが、いろいろと例をあげてくれて、そうだったねと、思わず納得してしまいました。『桐谷のセンター試験90%得点法』一つとってみても、かなりお世話したのかもしれません。来年は、もっと、すごいお世話をするパワーが、お花に託されていたように思います。

 自分の中では、もっと、こんなことをしたいという目標があるので、毎年、三年生が学校に来なくなる頃には、もっと、あんなこともするのだった、とか、色々なことを考えるのですが、今のままでも、十分なことが出来ているのかもしれませんね。もしかすると、理想とする、存在するだけで深い意味のある教師の境地に、少しずつ近づいているのかもしれません。(よく生徒たちに、体を大切にして、長生きしてね、今のままじゃ早死にするよ、何かを一所懸命やってくれるから先生がすごいんじゃないよ、などと、何もしなくてもいい先生だよと言われます。)

 もう一つは、今年初めて授業を担当した生徒(以前から話したことはあったのですが)が、二年生の夏に友だちと北海道を旅した、旅行記の本(まさに、私家版の、千二百円で本屋さんにならんでいそうな本でした)を贈呈してくれたことです。その友だちは、二年生の授業の時に一緒で、二人で旅をしたことは聞いていたのですが、詳細な紀行文によって、詳しく、旅の模様を追体験できるのは、うれしいことです。今度は、入学までの間に、屋久島へ出かけるとか。すごいなあと思いました。旅の途中でのヒッチハイクについても書かれていて、様々な冒険もあるのですが、本当は初夏には完成していたのに、関係方面に配慮して、卒業式後に贈呈してくれたというわけです。

 何となく、桐谷も、一つの卒業をした気分になりました。さあ、これからは、卒業生の人生のサポート。以前から考えていた、高校教師桐谷先生のサイトを、ネーミングに工夫して、いよいよ公開しようと考えています。明日は、誕生日なのですが、ちょっと、大変なことが起こって、ゆったりお誕生日のお祝いなんてしていられなさそうになってきました……。



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