2000年2月11日(金)

この日は祝わない


おととい雪を楽しんだ生徒たち

 朝の、ショートタイムという、クラス別の連絡の時間が終わって(名古屋では、登校直後の時間にします)、一時間目の授業が始まるまでの、短い時間に、生徒たちは雪合戦で盛り上がっていました。今日のような悲しい日には、元気な生徒たちの姿を思い出して、元気を出すに限ります。

 バレーコートは、一面の雪景色になって、今、女の子の投げた雪が、男の子に命中した瞬間で、本当は、そのくだける雪も見えていますが、ウェブ用のこの画像では、解像度を1/10以下に落としているので、ちょっとわかりにくいかもしれません。もちろん、男の子の手には、すぐ投げるための雪玉が待っています。

 思い出すのは、よく授業をつぶして雪合戦をしたことです。以前勤務した高校では、そのために、同僚や管理職から攻撃されたりもしたのですが、今の高校では、そんなことは決しておこらないでしょう。今度、僕の授業で雪が降ったら、コートに悪い影響が出ないような、かつ、授業の迷惑にならない場所を選んで、楽しい雪合戦をしましょう。そんな時、教師は、みんなの雪玉をあびて、雪だるまになります。

大切なのは人間一人一人

 君が代、日の丸に関連して、国会では、強制はしないと明言していたはずなのに、現実には、教育の様々な場で、強制が続いています。もちろん、政府の言葉や、答弁を信じるほど、愚かな人間ではありませんが、今の日本のように、法案を通すときには、強制しないと明言しておきながら、法案が通ると、どんどん強制する日本の在り方は、何とか変えなければ、いつまでたっても、民主主義は日本には生まれません。

 「皇紀弐千六百六拾年」を祝う、この日、「紀元節」などという、歴史的には真実ではないことを、まるで歴史的事実であるかのように、日本を素晴らしい国であるかのように、祝う人々を見ると悲しくなります。こんな日は、日本を離れるようにしなければ。

 政府文部省の方針は、「子どもたちが、日本という国家を素晴らしい歴史を持つ国だと、愛国心を持つように教育したい」と、考えているようです。桐谷の考える素晴らしい国は、歴史を反省して、二度と過ちを繰り返さないようにする国です。(その意味で、広島の原爆慰霊碑の、過ちは繰り返しませんから、という言葉は、素晴らしい意味を持つと思うのですが、日本は第二次世界大戦の被害者だとのみ考える方には、わかってもらえないことでしょう。)

 今の日本のように、歴史的な国家の過ちを、事実として認めず、否認しつづけるような国は、国家として信頼できません。こんなに、美しい自然を持ち、あたたかで思いやりにあふれる人々が暮らす国が、こんなにひどい国家として人々が知らない内に支配されていることは、悲しいことです。

 いつも言うことなのですが、国家としての日本は、今なお「国体」の維持を最優先して、国民一人一人を大切にすることを無視しています。この在り方を変えるためには、国民一人一人が立ち上がるしかないのですが、投票率が五割を割るような状態では、いつまでも、この状態が続きそうです……。

せめて名前を正確に

 様々な立場や考えがあると思いますが、せめて、名前だけは正確に呼んで欲しいなあと思います。僕は、この日を祝日にすることに反対なのですが、この日は、「けんこく きねんび」ではありません。あくまでも、「建国記念の日」。「の」が入ると入らないでは、大違い。

 「けんこく きねんび」では、この日が、建国の日となってしまって、「2660年の歴史を誇る日本という国家」が建国された日になってしまいます。一応現在の名称の「建国記念の日」なら、この日が建国の日ではないかもしれないけれど、建国を記念する日となって、少しは、戦前の「紀元節」とは、違う日に出来るかもしれません。

 ちょうど、「国旗」、「国歌」ではなく、せめて、「日の丸」、「君が代」と呼んでもらいたい気持ちと通ずるものがありますね。最近、将来政治家として一時期人生を生きるようにしないと、日本は、ますますだめになるなあと考えることが多くなりました。立候補したら、何票くらい集まるのでしょうか。


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