2000年2月8日(火)

雪が降ってきた


雪よ降れ!

 本当に寒い日でした。雪が降ることを期待したのですが、どうやら、マイナス36度の寒気団は、早めに東に抜けてしまいそうで、名古屋の雪は、あまり期待できなかったのですが、今、今日の文章を書いているところですが、雪が降ってきました。量はあまり多くないので、うっすらと積もる程度と思いますが、明日の朝は、名古屋市内でも雪だるまを作ることが出来ることでしょう。

 今日の画像は、夜が明けてから撮影したバルコニーの雪です。

 雪が降ると、デジタルカメラのQVは大活躍します。ちょうど二年前に、やはり名古屋に雪が積もって、写真集『雪景色』を作ったのですが、今回は、寒いのに、雪の量が少ないので、画像をまとめることは、無理かもしれません。



不眠の日々

 昨日、途中まで書いたことの続きを書こうと思います。18歳くらいから、不眠に苦しんだことの話です。始まりは、16歳の終わり頃ぐらいからでしたが、最初は、気にせず、そういうものだと思っていました。今では、一日の活動が充実しすぎて、寝不足すぎて、横になると、あっという間に眠ってしまいます。眠くならないときは、何とラッキーなんだと思って、喜んで起きているのですが、その頃は、どうしても眠れなくて、苦しんでしまいました。

 岩波文庫の『眠られぬ夜のために』は、就眠儀式のために欠かない本でした。音楽も重要で、当時はオープンリールのデッキを使っていたので、かなり長時間の眠るための音楽を設定できました。お気に入りの音楽をLPからダビングして、全てが終わると自動的に電源が切れるようにして、いろいろと工夫してみたものです。

 まずは、有名なエピソードから、効果があるかなあと思ってゴールドベルク変奏曲を流しながら眠ろうとしましたが、一番のお気に入りは、アンソニー・ニューマンだったので、ものすごく刺激的な演奏で、目がさえてしまったものです。そのうち、全ての変奏を暗譜して、即興的な装飾音も身に付いてしまった頃、眠れるようになりました。

 もう一つよく使ったのが『浄夜』です。今では、古典的にさえ感じるハーモニーですが、当時は、とても現代的に感じながら、一曲聞き通すと、そのうち、眠っていったように思います。その頃全作品を読破したのが、福永武彦で、とても彼の作品世界と近いように思ったのですが、彼は『浄夜』については、何もふれていません。

 さらに、一番効果的だったのが、マーラーの五番の第四楽章だけを聞く方法です。第四楽章が終わってからすぐ第五楽章に続くのですが、長い間、第四楽章だけを聞くようになってしまった結果、第五楽章の始まりを感じなくなってしまったものです。

 恥ずかしい話ですが、マーラーが好きになったのは、第一次マーラーブーム、つまり、名画『ベニスに死す』が封切りになって、その中で、マーラーがモデルに使われて、音楽にマーラーがたくさん使われた時です。マーラールネッサンスなんて、言われていたような気がします。もう四半世紀前の話ですね。今でも、マーラーは、僕の生活にとってなくてはならない作曲家です。曲の構成と発展とハーモニーに関して、学ぶところが本当に多くて、いつか本気で交響曲を書くときには、マーラーの十一番になってしまいそうです。

 もちろん、具体的な不眠の原因になる出来事があったのですが、それとは別に、純粋に形而上の人生に対する生き方の問題があって、最終的に18の時に決意したのは、無理をして人とつき合うのはやめようということでした。

 この話は、いつか丁寧にまとめようと思うのですが、若い目には、まわりの人々が、人生の問題について論ずるのではなく、世間話のような話をしながら過ごしているように見えて、その輪に入って楽しむことが出来ずに、このような自分は直さなくてはならないと思ってしまっていました。

 それでも、18の後半に、自分には、自分の生き方しかできないし、他の人とは違う自分の生き方を、とことん生きることは、一般論としても、何よりも大切なことなので、桐谷は、無理をすることはやめて、仮に、孤独に苦しむことになっても、人間の本来的な孤独に目を背けることなく、孤独を生きるべく、自分の人生を、自分らしく生きることを始めました。それは、無理をせず自分らしく生きるということは、毎日、どんな時でも、自分の死を見つめながら、今日死ぬかもしれない自分の人生を生きることでした。その後、この基本線は、まったく変わっていません。

 この話は、いつか、「人生論メモ」の中で、扱おうと思っています。


前回2/7「余命について」の内容を読む
2/6「梅の思い出」の内容を読む
2/5「白梅もぐんぐん開花が進む」の内容を読む
2/4「紅梅の開花」の内容を読む
2/3「希望が見えた日」の内容を読む
2/2「文化発表会最終日」の内容を読む
2/1「文化発表会第一日目」の内容を読む
1/31「久しぶりの学校へ」の内容を読む
1/30「教研終了、津和野へ」の内容を読む
1/29「教研三日目:いろんな分科会をまわろう」の内容を読む
1/28「急遽、今日発表することに」の内容を読む
1/27「教研が始まった!」の内容を読む
1/26の「夜行で萩へ」の内容を読む
1/25「急ぎの仕事が入った!」の内容を読む
1/24「まだまだ病院通いは続く」の内容を読む
1/23「生徒のサイトへのリンク集スタート!」の内容を読む
1/22「QV Millennium 始動」の内容を読む
1/21「今年初めて梅の花を見つけた」の内容を読む
1/20「伊吹おろし」の内容を読む
1/19「全国教研結団式」の内容を読む
1/18「新年最初の徹夜」の内容を読む
1/17「胃検診とセンター処理」の内容を読む
1/16「本当に何もしなかった日」の内容を読む
1/15「静養の始まり」の内容を読む
1/14「センター試験前夜」の内容を読む
1/13「静養を決意」の内容を読む
1/12「気管支喘息は苦しい」の内容を読む
1/11「気管支喘息の疑い」の内容を読む
1/10「Rock Style: メトロポリタン美術館」の内容を読む
1/9「ニューヨークのTIBET ARTS & CRAFTSは大賑わい」の内容を読む
1/8「Metropolitan Operaの新作"The Great Gatsby"」の内容を読む
1/7「欲をコントロールする難しさ」の内容を読む
1/6「"The World is not enough.」の内容を読む
1/5「Tony基金を始めます。」の内容を読む
1/4「生中継もおしまい」 の内容を読む
1/3「NewYork! NewYork!」 の内容を読む
次回2/9「雪遊び」へ進む
これまでの日記一覧を見る
今日のWhat's Newへ戻る