「正倉院」も見てみよう

updated! 上の正倉院をクリックして下さい。正倉院の公開部分のQuickTimeVRパノラマ・ムービーで、360度自由自在に近づいたり遠のいたり、上下左右も楽しむことが出来ます。表示されない方は、最新版のQuickTimeプラグインを、アップルのサイトから入手して下さい。

 かつて、特別な時期しか公開されていなかったこともあって、建物としての「正倉院」そのものが、いつでも公開されていることは、あまり知られていないように思います。

場所

 場所は、東大寺の大仏殿(金堂)の裏手(北側)の、東大寺講堂跡の北です。

 もちろん、公開されているのは外観だけで、明治時代前半のように、いくらかの案内料を払えば、中に入れて貰えるわけではありません。僕には夢があって、正倉院について、深く豊かに学んでいれば、いつか、きっと日曜美術館のゲストに呼んでもらえて、今度はNHKの特別番組のレポーターになって、ぎしぎしと正倉院の中に入ることが出来るのでは? というものです。あと十年のうちに実現したいものです。

 もちろん、収蔵品も、今では、建物としての「正倉院」の中ではなく、空調設備完備の「東宝庫」と「西宝庫」の中に保管されています。NHKの番組の、秋に封印をとく場面も、もちろん、新宝庫の扉です。

時間

 もちろん、無料ですが、公開時間は、限られています。

 時間は、朝十時から午後三時まで。土曜日曜祝日と、年末年始はお休みです。正倉院の門のすぐ前、正倉院が見えるところに、「菊葉文化協会販売所」というのがあって、本や写真などを売っていますが、そこで、無料のパンフレットも貰うことが出来るので、忘れずに、いただきましょう。英語の解説パンフレットもあって、海外の方に、正倉院を紹介する時に、とても参考になります。ちょっと英語の感覚が古いのですが、そこが、また、正倉院の古さを伝える時に、雰囲気が伝わりやすくなるというものです。

正倉院展期間中は特別公開

 なんと、午後四時まで延長して、会期中は無休です。平日に正倉院を御覧になる方は、三時四十分過ぎ、修学旅行の団体が、正倉院を見終わって、東大寺伽藍、二月堂、三月堂方面に向かってからの時間が狙い目です。

 波があって、人がいっぱいで、写真さえ写せない時も、数分待つと、すっと、人がいなくなることがあります。

周囲の見所

 毎回、正倉院展のついでに、散歩がてら、必ず見に行っていますが、このあたりは、とても風情があります。

 正倉院のすぐ西の手貝町バス停前の、国宝「転害門」。門そのものが素晴らしく、木を読む人は、何時間でも見つめたくなるでしょう。

 正倉院の南の大仏池から大仏殿を眺める撮影ポイント。大仏池のすぐ西にテニスコートがあるのですが、そのあたりは、昔の(今の天皇が若かった頃の)軽井沢のテニスコートみたいな雰囲気があって、レトロでいいですよ。

 でも、一番のお薦めは、大仏殿の裏から二月堂へ抜ける「裏参道」。お水取りの時に、二月堂の中で、法要を全て見たあとに、明け方に、坂道を下るときなど、思わず涙ぐんでしまう土塀の景色です。よく観光写真に使われている土塀の坂道がここです。

 ちなみに、僕のお薦めの東大寺周遊コースは、中門から、大阪の70年の万博の古河パビリオンの塔の先端に使われた相輪を見ながら、くねくねと坂をのぼり、辛国神社を見て韓国との関係に思いを馳せて、国宝鐘楼で一休みして、東に向かう普通の参道ではなく、北に向かって、裏参道に合流して、そこから、二月堂に向かい、舞台で生駒山信貴山から、奈良の街を眺めて、三月堂、手向山八幡へ向かうというものです。デートコースとして最高ですよね。

 そのうち、画像たっぷりの、桐谷の大和古寺風物誌を完成させますよ。奈良はライフワークです。


正倉院展ホームページへ戻る

作者のホームページも見る