正倉院展の楽しみ方 (updated Nov 03 1999)

 正倉院展は、展示物そのものが楽しめるのですが、ちょっとした工夫で、違った楽しみも生まれます。

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荷物は無料で預けよう

 遠くに住む方にとって、荷物は多くなりがちです。特に、一泊して翌朝一番に鑑賞する場合は、大きなバッグがあるのではないでしょうか? そんな方は、無料の荷物預かりを活用して下さい。

 本館と西新館の間に、屋根だけではなく側面も被われた、運動会でよく使われるようなテントがありますが、そこが、荷物預かりです。カート等も預かって貰えます。

 僕は、若かった頃、東向北通の奈良カトリック幼稚園の教会にテントをはらせていただいたので、大きなアタックザックを預けたものです(ちなみに、国立博物館の登大路の向かいにあった「日吉館」に泊まって、全国から集まった若者たちと、奈良論をたたかわせた(でも、たばこの煙にはまいった、まいった。)のも、懐かしい思い出です。この話はいつかまた。)。

 よく、荷物を預けたまま、正倉院展を見終わってから、奈良公園の散策をされる方も多いそうですが、あくまでも国立博物館のサービスなので、そのようなことはしないようにしましょう。

日付入り風景印を押して貰おう (奈良中央郵便局「正倉院展」臨時出張所)

 若かった頃は、貧しくて、図録を買うことが出来ませんでしたが、最近十数年は、豊かになったので、毎回図録を買って帰っています。

 昔は、図録なんてなくても、眼に焼き付けて帰るから、なんて思っていたのですが、やはり、図録があった方が、前回展示されたのがいつだったかとか調べる時に便利です。

 本館と新館を結ぶ新しい地下通路が出来る前は、新館前の池のほとりで、奈良中央郵便局が臨時の出張サービスをしましたが、今は、荷物預かりの南側百メートルくらいの場所に、テントと車が止まっています。

 昔は、奈良中央の風景印だけを押していましたが、最近は、毎年、その年の正倉院展の風景印を作って、選択できるようになりました。ちなみに、1999年第51回の風景印は、鳥毛立女屏風のデザインですが、第一扇の上半身です。

 自分のお気に入りの切手でもよいし、出張販売される最近の記念切手でもよいし、図録の中表紙の、スタンプののりのよい紙の部分に、切手を貼って、風景印を押して貰ったらどうでしょう? 自分が、その年にいつ正倉院展に行ったかがわかって、とてもよい記念になります。

 残念なことに、日本語の中表紙が、つるつるとした紙で、今ひとつスタンプののりがよくないので、今年は最後の方の英語の中表紙の部分に押して貰いました。昔の僕のように、図録を買う余裕がない場合には、観覧券の半券の裏を使ってもよいですね。

 奈良中央郵便局「正倉院展」臨時出張所の、画像中心の特集ページを作りました。

スタンプも忘れずに

 出口に置いてある、赤・青・緑三色のスタンプは、ご存じですか? こちらは、毎年、回数の数字を変えるだけですが、僕は、図録の最後の白紙に押しています。

 かつては、今の西新館が「新館」と呼ばれていて、地下の売店もなかったので、出口は、一つでした。今では、見終わってから、地下の売店とレストランを通って、残った半券で本館を見られる方も増えたので、つい、出口のスタンプを見落としてしまうかもしれません。

 見終わると、坂のようなスロープを降りて、西新館の一階に下りてきますが、下りてすぐ右手、つまり西新館の南側に出る出口(出た所が喫煙所になっているので、息を止めるのを忘れずに)の所にスタンプが置いてあります。

奈良県版絵入り年賀状

 郵便局の出張販売の目的の一つは、年賀状の販売です。どこの街でも、10月31日の発売日から、「年賀状発売中」ののぼり付きのテントの販売所を出して、売りさばいていますが、奈良も同じです。

 そこで、提案。運良く発売日以降に正倉院展に出かけたのなら、奈良でしか買えない、奈良県版年賀状を一枚買って、風景印を押して貰ってはどうでしょう? 毎年、違うデザインの絵入り年賀状がたまって、正倉院の思い出が出来るのは、悪くないと思いませんか?

 ただ、人気なので、毎年11/3には、なくなってしまいます。

地下で正倉院グッズの買い物

 図録は、入り口の階段を登る前で売っていますから、最初に買って、解説を読みながら展示を楽しむとよいと思いますが、見終わった後は、地下一階で買い物を楽しんで下さい。

 前回までの正倉院展の図録や絵はがきの残った物を売っていますし、一般の書店ではなかなか目にすることの出来ない専門的な雑誌のバックナンバーや、正倉院関連書籍も売られています。

 ハンカチやスカーフなど、ちょっとしたレプリカ風のものもいろいろ売っているので、是非、ゆっくり見て下さい。

 もう一ついい点があって、こちらから出れば、喫煙所の煙に苦しむことはありません。96年から、一階も禁煙になったので、空気のきれいな中、安心して歩き回ることが出来ます。一階の喫煙は、ものすごい煙になっていて、ガラス越しとはいえ、二階まで匂ってくる副流煙の収蔵品に対する害が心配でしたが、もう大丈夫ですね。

常設展も忘れずに

 チケットには、常設展も見ることが出来る半券がついています。正倉院展会期中以外は、この本館の常設展しか見ることが出来ませんが、見応えたっぷりの収蔵品が楽しめます。かつては、正倉院展会期中は、本館には入ることが出来なかったのですが、このように、無料で常設展まで見ることが出来るようになったので、忘れずに楽しみましょう。

 見終わって地下にいるのなら、そのまま地下通路を通って本館まで行くことが出来ます。もちろん、地上から、鹿たちと遊びながら、あの重厚な本館入り口に向かっても、楽しいですね。


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