Speakers' Corner

1995年第47回正倉院展 (Kirium 第12号 Apr.30.'96 pp.48)

 正倉院展、行って来ました。たまたま東京に出張する機会があったので帰りは初めての関空経由にして、奈良に寄ってきました。行ったのは会期最終日、思ったほど混んでおらず、ゆっくり見ることが出来ました。「墨画仏像」の新鮮な筆使いには驚き、そしてふっと目頭が熱くなりました。残っててくれて良かったという思いと、その自由闊達さに時代を超えたエールを受けたような気がしました。

 奈良では通りすがりのお米やさんでお米を買ってきました。「お米やさんが普段食べているお米を分けて下さい」とお願いしたら、Kg430円のお米を分けてくれました。もっと高いのもあるのですが、「いつも一番売れているのを食べていないとお客さんの味が解らなくなるから」ということでした。なるほどなと思いました。おいしい新米、楽しみです。

 東京にいたときには「正倉院展」の存在すらも知らなかったのに、教えていただいて大変ありがとうございました。インターネットは驚きと好奇心の元ですね。余談ですが、私の娘は今アメリカのコーネル大学に在学中ですが、毎朝インターネットで「おはよう」が来ます。ありがたいことです。
*** XML02656/バンコク 新さん <95/11/12 18:39> ***


【桐谷より】
 バンコク 新さんから、E-mailを頂いてしまいました。彼は、素晴らしい文化に対する目を持った文筆家。彼の文化を見つめる視点の鋭さとやさしさには、誰もが感動すると思います。桐谷の尊敬する方で、現在バンコクに在住。
 日本の新米は、毎年本当に楽しみなものです。僕は、縁があって、農薬を一回だけ使ったお米を分けていただいて食べています。ちょうど、この前、今年の新米を食べた所。もちろん玄米のまま炊いています。
 やっぱり、味のある文章ですね。きっと、同じ正倉院展を見ても、うんと深い何かを見出されたことでしょう。
 地球の裏側の娘さんと、毎朝インターネットでやりとりなんて、ステキですね。うらやましい。僕も、今、インターネットの不思議さに驚いています。こんな、人と人の結びつきが生まれたのは、不思議ですね。
 さて、ことしの正倉院展は、本当に見応えたっぷりで、いろんな方がE-mailやお便りで、コメントを下さいました。全部は紹介出来ないけれど、もしかしたら、僕が見に行ったあの日に、隣で熱い眼差しで見つめていたあの方も、インターネットで結びついていた方かな? とか思うと、ますます不思議な気持ちになります。

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