スターリングエンジン・Q&A Q101〜Q150


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 1998年4月27日から1998年12月22日までのQ&Aです。


Q150: 熱循環用ファンと燃料供給搬送システムとを出力できますか。これらのアクセサリは質の悪い熱では運転できませんか。
22 December, 1998
USA

A150: あなたの目指しているものがよくわかりませんが、全て可能なことだと思います。


Q149: こんにちは。私の質問は次の通りです。
1. ESE-10の作動温度と圧力を教えてください。
2. なぜ、あなたのエンジンはショートストロークなのですか。増やすことはできますか。
10 December, 1998
Taiwan

A149: ESE-10の高温側温度は約700℃(ヒータ壁)、平均圧力は大気圧です。
ストロークを増やすことはできますが、注射器を使ったエンジンではあまり大きいストロークは望ましくないと思います。


Q148: 私はイギリスの学生です。私は医療機器冷却用としてスターリングエンジンに興味があります。あなたが持っているエンジン設計についての情報、特に熱を取り除く性能を教えていただけないでしょうか。その医療装置は、体を5℃まで冷やします。何か役立つ情報はありますか。あるいは関連するサイトはありますか。
20 November, 1998
UK

A148: 私には難しい質問です。スターリングエンジン・ホームページAcademic editionが参考になるかもしれません。


Q147: あなたの最も新しいロータリディスプレーサ形スターリングエンジンのシリンダ容積とディスプレーサ容積との関係を教えてください。またどの程度の回転数で運転することができますか。
この形式のエンジンにおいて、理想的な圧縮比はどの程度でしょうか。
3 November, 1998
Mexico

A147: 申し訳ありませんが、この質問にはすぐに答えられません。なお、このエンジンは600 rpm程度の回転数で運転しました。


Q146: 商業用スターリングエンジンはありますか。それはどのような寸法で、どこで売られていて、いくらするのですか。
1 November, 1998
USA

A146: 「その他の情報」から探してみてください。


Q145: 2ピストン形スターリングエンジンの場合、なぜ、低温シリンダはいつも小さいのでしょうか。
1 November, 1998
USA

A145: Q134を参照してください。


Q144: ある人がシリンダ内に蒸気を封入してはどうかと提案しました。蒸気の沸点や凝結などの化学的な説明は必要としません。このような試みが既にされているのか、どのような結果が得られているのか教えてください。私はスターリングエンジンを使ったつり船に興味があります。
30 October, 1998
USA

A144: 詳しくは知りませんが、十数年前に東京大学でそのような気液二相スターリングエンジンの研究が行われたようです。申し訳ありませんが、どのような結果が得られたかはわかりません。


Q143: 私たちの先生からスターリングエンジンの図面を受け取りました。私たちは授業でそれを作ります。お手伝いしていただけますか。オーストリア語の図面を持っていませんか。
25 October, 1998
Austria

A143: 残念ながら、オーストリア語の図面はありません。


Q142: すべてのQ&Aを読んだのではありませんが、なぜ、初期の航空用エンジンのような星形エンジンやバンケル形ピストン(マツダ)を採用しないのでしょうか。よい方式だと思うのですが。
23 October, 1998
USA

A142: 模型スターリングエンジンにそれらの形式を採用することはできなくはないと思います。しかし、星形エンジンは過熱する部分が多くなるので、模型にはあまり適していないように思えます。また、わずかなガス漏れがエンジン性能に大きく影響するので、バンケル形ピストンを使うのは難しいと思います。


Q141: 2〜3馬力のフリーピストン形スターリングエンジンを製作・販売している会社か団体をご存知ですか。教材として使いたいと考えています。
14 October, 1998
USA

A141: フリーピストン形スターリングエンジンについてはよくわかりません。サンパワー社のページを参照していただくことをお勧めします。


Q140: 私はLSE-01を作り、ロウソクでの運転を試みてみました。もっと多くの熱量が必要なのでしょうか。それとも私の作り方がよくないのでしょうか。10ccの注射器を使って5 mmのストロークとしたこと以外は、LSE-01と全く同じ寸法にしています。フライホイルはやや思いかもしれませんが、ガス漏れはないようです。このエンジンを運転するためにはどのようにすればよいのでしょうか。
13 October, 1998
USA

A140: LSE-01を運転するためには、ロウソクではやや熱量不足だと思います。もう少し高い熱量を加えてみてください。なお、私はアルコールランプかプロパンガスバーナーを使っています。


Q139: このページは、私が見たページの中で最もすばらしいページの一つです。とてつもない資源であると思います。ありがとう。
12 October, 1998
USA

A139: どういたしまして。


Q138: 私は、2ピストン型スターリングエンジンをL型に配置した物を作っています。最近になって気づいたのですが、模型のエンジンは、加熱側シリンダ(ヒーター部)の体積が大きいものがよく見られます。私のものは、冷却側と同じ体積なのですが、思うように作動しません。体積の差は、何か関係があるのでしょうか。また、フライホイールは、大きく、重い方がよいのでしょうか。どうか教えてください。よろしくお願いします。
6 October, 1998
Japan

A138: 貴殿のエンジンがどのような形状であるのか、よくわからないのですが、加熱側シリンダの容積というのは、伝熱面積のことではないでしょうか。一般の模型エンジンでは、加熱側の容積を増やすためではなく、伝熱面積を増やすためにキャップを付けたような形状にしています。
フライホイルの大きさは大きいほどよいというものではありません。3000rpm以上で運転するような高回転エンジンでは非常に小さくて軽いもので十分です。重くしすぎると、軸受などでの摩擦が増大するので好ましくありません。


Q137: ガラス製注射器についての質問です。なぜガラス製注射器はすばらしいのですか。その他の材料を使うことはできますか。
Thank you and I am enjoying your web page.
30 September, 1998
USA

A137: ガラス製注射器は安価でありながら、非常にすばらしいシール性能と低摩擦、そして高い耐熱性があります。そのため、模型スターリングエンジンにとても適していると思います。残念ながら、この性能に匹敵するような代用品はわかりません。


Q136: 大学のサークルで模型スターリングエンジンを作ろうということになったのですが、旋盤とフライス盤がありません。それでも本格的な模型スターリングエンジンをつくることは可能でしょうか。卓上ボール盤やリューター、グラインダーはあります。
18 September, 1998
Japan

A136: 旋盤やフライス盤がないとなると、私のホームページで紹介している高回転形エンジンをそのまま作るのは難しいと思います。板材やアルミの部品は、やすりなどである程度の加工ができると思いますし、フライホイルなどは流用品が見つけられると思います。しかし、ステンレスの加熱部分はどのようにすればよいか思い浮かびません。自分なりの設計にしなおした方がよさそうです。


Q135: 今までにV形エンジンを作ったことがありますか。もしあれば、写真を送っていただけますか。
18 September, 1998
UK

A135: V形エンジンを作ったことはありません。私の考えでは、シリンダをV形に配置すると、連結部が大きくなり、エンジン内の無効容積が増加すると思います。そのため、模型スターリングエンジンではあまり適していない形式のように考えています。


Q134: ロータリ形のスターリングエンジンのデータを探しています。そのエンジンは、ディスプレーサを設けたタービンのように見えます。それについての情報はありますか。
11 September, 1998
Canada

A134: 私のページで紹介しているロータリディスプレーサ形スターリングエンジンとは異なる形式のようです。残念ながら、情報はありません。


Q133: 今日空缶スターリングエンジンをつくって動かすことができました。 大変貴重なデータをありがとうございました。
ひとつ質問があります。ディスプレーサーピストンと空缶の直径の大きさの比はどの程度が最良でしょうか。何か検討結果があれば教えてください。
27 September, 1998
Japan

A133: 残念ながら、あまり検討したことはありません。ただし、このような空き缶エンジンの場合、ディスプレーサピストンと空き缶とがぶつからない程度に、できるだけピストン直径を大きく(隙間を小さく)した方がよいと思います。


Q132: 10 MWeのスターリングエンジンシステムに興味があります。そのようなエンジンシステムに使うような、熱交換器、特に高温側の熱源との接続についての情報はありますか。
27 August, 1998
Turkey

A132: あなたの質問には十分に答えられそうもありません。私は10 MWeという大きい出力のスターリングエンジンを聞いたことがありません。そのような大型システムにスターリングエンジンは適していないように思えます。
そのような大出力エンジンでは、熱交換器に問題があると思います。例えば、熱効率が30%の場合、ヒータは33 MWの容量が必要、クーラは23 MWの容量が必要になります。そして、それらの熱交換器は高圧にも耐えられる構造でなければいけません。その開発はとても容易なことではありませんし、そおの設計方法についてもわかりません。
高出力スターリングエンジンは、SOLO社(ドイツ)などで開発されていますが、出力はわずか10 kWです。


Q131: 下手な英語ですみません。あなたがエンジンを作っていることはとても価値があることだと思います【?】。
私はこれから模型エンジンを作ろうと考えています。何かわからないところがあったら、相談にのってください【?】。
24 August, 1998
Netherlands

A131: ありがとうございます。ぜひ、模型スターリングエンジンの製作を成功させてください。


Q130: とても感心しました。あなたの生活はスターリングエンジンとともにあるのですか。あなたは「スターリング技術」で学位を授与されたのですか。
20 August, 1998
USA

A130: 模型スターリングエンジンは私の趣味の一つです。しかし、娘が生まれてからは、模型スターリングエンジンのために多くの時間を費やすことができません。
私は1998年3月に「スターリング技術」で学位を受けました。ただし、私のページにあるような模型スターリングエンジンではなく、もう少し実用的なスターリングエンジンについての研究内容です。


Q129: あなたのページにはとても感心しました。私は、学生時代に1台だけスターリングエンジンを作りました。もっともっと役立つ情報を提供してください。
31 July, 1998
USA

A129: ありがとうございます。


Q128: スターリング水ポンプはありますか。
29 July, 1998

A128: Bomin Solar社でスターリング水ポンプを開発しています。とても高性能のようですが、まだ販売はされていないようです(Q117参照)。


Q127: スターリングエンジンを用いた人工心臓に関する文献を紹介して下さい。
27 July, 1998

A127: 例えば、
M. A. White, R. P. Johnston, W. E. Carr, S. G. Emigh, L. C. Krogness, P. Riggle, Fully Implantable Stirling Engine for ArtificalHeart Power, 17th Intersociety Energy Conversion Engineering Conference, Vol.4, p.1778-1783, 1982.
などです。探せば、もっとあるはずです。


Q126: 20〜30 kWの木材を燃やす蒸気発電機を探しています。何かよい考えはありますか。
26 July, 1998

A126: 残念ながらよい考えはありません。参考までに、デンマーク工科大学のCarlsen教授は、木材燃料を利用した40 kWのスターリングエンジンの開発をしています。そのエンジンは、まだ実用段階ではないようですが、とても高性能だと思います。そのエンジンの主な仕様は次のとおりです。
シリンダ径 x ストローク: 140 x 74 mm,
シリンダ数: 4,
平均圧力: 4.0 MPa (ヘリウム),
エンジン重量: 1200 kg.
参考文献は次のとおりです。
H. Carlsen, 40 kW Stirling Engine for Solid Fuel, 31st Intersociety Energy Conversion Engineering Conference, Vol.2, p.1301-1306, 1996.


Q125: 私は12歳のUshir Mehtaといいます。スターリングエンジンにとても興味を持っていて、すぐにでも空き缶エンジンを作りたいと思っています。
そこで質問です。
1) 空き缶エンジンの設計で、気をつけなければいけないところはありますか。
2) スターリングエンジンはどのように動いているのですか。
3) 空き缶エンジンはどのぐらいのエンジン回転数が得られますか。
25 July, 1998

A125: 十分ではないかもしれませんが、お答えします。
1) すべての模型スターリングエンジンにおいて、作動ガスの漏れと機構部の摩擦を減らすことに気をつけなければいけません。
2) 貴殿のために、新しいページを作りました。次のページをご覧ください。
http://www.bekkoame.ne.jp/~khirata/japanese/howwork.htm
3) 空き缶エンジンは約100 rpmで回ります。貴殿のアイデアで摩擦を減らすことができれば、もっと高い回転数で回るでしょう。


Q124: とても役に立つホームページです。図面を頂きましたので、私も作ってみようと思います。これからもがんばってください。
23 July, 1998

A124: ありがとうございます。


Q123: 自由工作につかいたいけれど、11歳のぼくが作れるうえ、もうすこし簡単に手に入る材料で作ったスターリングエンジンを紹介してほしいのですが。
お湯でうごくスターリングエンジンを11歳の僕でもつくれるようなものを考案してください。いいホームページだけど、もっと作り方をはっきりお願い。
22 July, 1998

A123: メール、ありがとう。残念ながら、今は貴君に紹介できるようなエンジンはありません。これから、貴君の意見を参考にして作っていきたいと思います。
春日部工業高校の土田先生のページが参考になるかもしれません。ぜひ、ご覧ください。


Q122: スターリングエンジンの一部を地面に埋めて、大気との温度差で動かすようなエンジンを開発している人はいますか。地面の中は、夏に冷たく、冬には保温されています。スターリングエンジンがどの程度の温度差を必要とするのかはよくわかりませんが、2〜3フィートの深さで10F程度の温度差は得られると思います。
21 July, 1998

A122: 地面に一部を埋めるスターリングエンジンについては聞いたことがありません。貴方が言ったとおり、10Fの温度差があればスターリングエンジンを回すことができます。しかし、その程度の温度差では、実用的に十分な出力は得られないのではないでしょうか。10m平方の地面を掘って、ようやく小さい電球をつけることができる程度だと思います。もし、より適切なアプリケーションがあれば、役立つエンジンになるでしょう。


Q121: 太陽熱で動く水ポンプ用のスターリングエンジンを見ました。それは1.5m程度の窓ガラスで構成されていて、高さが1mほどでした。窓の裏側には、黒い平らなピストンがあって、駆動機構によって水ポンプを動かしています。これは暖かい国の人々にとても役立つように思います。このようなエンジンを知っていましたか。また、図面などはありますか。
12 July, 1998

A121: そのエンジンは、Bomin Solar社 (http://www.bominsolar.com/main.html)のエンジンだと思います。私も1993年にオランダで見ました。すばらしく、高性能だったように記憶しています。
Bomin Solar社は商業用エンジンの開発をしているので、そのエンジンの図面を手に入れることはできないでしょう。しかし、模型エンジンの図面であれば次のページから手に入れることができます。
http://www.webmania.com.au/se/info/stirling/buildme.html
このページで紹介されているエンジンは、Bominのエンジンよりかなり小さいものですが、基本的な構造はほぼ同じだと思います。


Q120: 模型スターリングエンジンの制作にどのくらいの時間・期間をかけていますか?また、良い制作手段がありましたら教えてください。
9 July, 1998
Japan

A120: LSE-01のような簡単なエンジンであれば、1〜2日で作ることができます。模型ボートのエンジンような複雑なものは、2〜3週間程度かかります。よい製作手段は特にありません。時間があるときに、こつこつと作らなければなりません。


Q119: 作動ガスにヘリウムを使った低温度差エンジンの開発をしています。
ヘリウムの技術、またヘリウムの物性値についての情報はありますか。
6 July, 1998

A119: ヘリウムを作動ガスにした低温度差スターリングエンジンというのはあまり聞いたことがありません。熱交換器での流動抵抗が減るため、良好な性能が得られると思います。しかし、エンジン回転数が低いエンジンではパワーピストンからのガス漏れの影響が大きくなるので、高性能が得られなくなることもあると思います。
スターリングエンジンの設計に使われる主な作動ガスの物性値は、ガス定数、比熱比、定圧比熱、定容比熱、熱伝導率、粘性係数、動粘性係数などでしょうか。残念ながら、海外の資料については知りません。


Q118: 私の専門は、2サイクルのlawnmowerエンジンのオーバーホールです。私は25年前におよそ1896年のスターリングエンジンを見ました。それは既に失われたデザインのようでした。
最近の実用スターリングエンジンのアプリケーションについてご存知ですか。また、地熱利用についての研究を知っていますか。
3 July, 1998

A118: 最近ではバイオマス燃料を利用したスターリングエンジンや空調用ヒートポンプのアプリケーションについて、活発な開発がされているようです。また、1997年まで、私たちは埼玉大学で地熱利用のスターリングエンジンの研究を進めてきました。しかし、このエンジンはまだ実験室レベルのエンジンです。実用化にはしばらく時間がかかりそうです。


Q117: 空き缶エンジンのおもりの重さはどのぐらいですか。
11 June, 1998

A117: おもりの重さは、おおまか50〜100g程度でよいかと思いますが、エンジンが完成した後に適切に調整する必要があります。実際にエンジンを作ってみれば、どの程度の重さが必要なのか容易にわかると思います。


Q116: スターリングエンジンはどの程度実用的ですか。
350kWの熱源から、出力10kWのスターリングエンジンを作ることはできるでしょうか。
そのようなエンジンはどの程度の重量になりますか。
8 June, 1998

A116: 残念ながら、最初の質問にはうまく答えられません。いくつかの商業ベースのスターリングエンジンは十分に実用的であると考えています。
2つ目の質問では、エンジンの熱効率は、10kW/350kW=3%となります。この値は高温度差形スターリングエンジンでは決して難しい値ではありません。このようなエンジンは、約50〜100kg程度のエンジン重量になるのではないでしょうか。


Q115: ロータリディスプレーサ形スターリングエンジンを作りたいと考えていますが、この種のエンジンは一般のレシプロエンジンに比べて、熱伝達性に劣るのではないかと思います。いかがでしょうか。
1 June, 1998

A115: はい、仰るとおり、ロータリディスプレーサ形スターリングエンジンの伝性能は非常に低いと思います。より高性能なエンジンを望むのであれば、熱交換器の改良をする必要があります。
最も手軽な方法としては、伝熱面積を増やすために、ロータリディスプレーサとシリンダにフィンをつけるなどがありますが、これが最善の方法であるとは思えません。
最善の方法は、作動ガスの流れを制御することだと思いますが、現在のところどのようにすればよいのか私にはわかりません。


Q114: 低温度差リングボム形エンジンに興味があります。ディスプレーサ軸の直径をどのように決定すればよいのでしょうか。他の部品との関連はどのようになっているのでしょうか。
ディスプレーサの直径: 140 mm、ストローク: 10 mm
パワーピストンの直径: 8 mm、ストローク: 11 mm
31 May, 1998

A114: リングボム形エンジンの場合、ディスプレーサはディスプレーサ軸の上下の圧力差によって動かされるので、ディスプレーサ軸の直径の決定はとても重要です。私はまだリングボム形エンジンを作ったことがないのですが、ディスプレーサの重量を十分に考慮してディスプレーサ軸径を決定しなければいけないと思います。


Q113: 70年代か80年代、Winnabagoにヘリウムを用いた20kW級スターリングエンジンがあったと覚えています。どなたかこのエンジンのメーカーをご存知ですか。
25 May, 1998

A113: 私にはわかりません。どなたか、ご存知でしたら教えてください。


Q112: スターリングサイクル冷凍機を逆回転すると圧縮側と膨張側の温度はどのようになるのでしょうか?
22 May, 1998
Japan

A112: スターリングエンジンを外部からエンジンの運転時と同じ方向にモータで回転させると、エンジンとして運転している場合のヒータ(膨張空間)が冷やされ、クーラ(圧縮空間)が暖かくなります。逆に回転させると、クーラが冷やされ、ヒータが暖かくなります。


Q111: 私は、α型のスターリングエンジンをつくりたいのですが、注射器を使いたくありません。そこでシールが問題になってくると思うのですが、簡単に手に入るもので、どんなものを使用すれば良いでしょうか?また、どこで手に入れられるものかも、教えてください。
21 May, 1998

A111: アルミ合金、ステンレス材料、黄銅あるいは鉄鋼材料を使っても、α形エンジンを作ることができます。その場合、冷間(室温)時のシール性能ではなく、加熱運転時のシール性能が重要となります。


Q110: 今、模型スターリングエンジンの設計をいま行っています。今回作る形は複動2気筒を位相を90°ずらして2つくっつけようと考えています。複動2気筒スターリングエンジンについてどう思いますか?
21 May, 1998
Japan

A110: おもしろいと思います。ただし、2組のエンジンの加熱部、あるいは冷却部が離れてしまうのではないでしょうか。あまり、離れすぎると複動形エンジンのメリットが十分に活かされなくなる気がします。


Q109: 私はスターリングエンジンの発電についての情報を探していたフランスの学生です。私の高温熱源は300℃の高圧の水です。
私はこの熱源を使って、120V、10kWeの発電をしたいと考えています。そこで次の情報を教えてください。
- 出力への変換効率はどのくらいですか。
- この装置の具体的な重量はどのくらいですか。
- その全重量はどのくらいですか。
- 誰に連絡をしてみればよいでしょうか(関連会社、研究者)。
20 May, 1998

A109: 難しい質問です。そのような比較的低い温度の熱源を使った、大出力スターリングエンジンを見たことがありません。本当に実現できるのか疑問です。私の感覚で、重量10トン以上になってしまう気がします。十分な回答ができなくてすみません。


Q108: It is possiable to use the cut off tip of a latex dishwashing glove to form your dsplacment type power piston...simply streach the glove tip over a hollow plastic bottle cap or one inch diameter plastic pipe and mount to one side of your displacer container (beef stew can) the displacer is of thin cardboard and held in the center of the can by a thin brass rod the diplacer is driven by a crank arm attached to a verticle double can lid flywheel between the center displacer rod and the outer stew can rim latex dishwashing glove thumb tip power piston the power piston is mearly duct taped to another thin rod and is alloweed to osccillate up and down in a guide a flat balsa stick connects both the latex glove tip power piston and displacers verticle brass rods to the between them flywheels crankshaft the design requires only plyers to build and is far more robust then the fishing thread can motor its very easy to work on... I have no way to submit a photo over a webtv lin!
K but I wish I could it has operated for hours without stopping or failing using the thumb tip piston that has a one and a half inch stroke...its easy to demo the piston put a cut off latex dishwashing glove thumb tip over a short piece of one inch diameter plastic pipe and gently blow or suck on it with your moth asif inflating a toy balloon...the thumb tip will go concaveby suction and convex by pressure instantly remember its the preformed shape of the glove tip that makes it oscillate like a piston not the elastic streachiness of the thick latex material that requires far more pressure ....the engine is simple and has no hard to find parts and no machining whatso ever and is far sturdier then the original can motor you describe i have run it at one to two hundred r.p.m. For hours using an electric stove top with exact speed control related to the stoves electric temperature dial setting ive had it to 500 degrees with no burning of the light wieght hollow carboard displacer!
...I think its a very good demo design for students as the power piston is almost fool proof and can be removed instantly to inspect the diplacer motion by simply pulling the latex glove tip from its plastic mounting tube....most students have no machine tools but this design is as elegant as any machined stirling engine....the power piston is safe and completly leak proof...the engine can be made in only a few hours and will last years...I wish I could provide a photo...I dont want to ever here again about some one not succeding in there first attempt to make a Stirling displacement engine this designs fool proof and almost cannot fail to work on any electric stove top or regulatable hot plate ...bunseen burners or gas stoves are not suitable to my design and I believe introduce an uneeded fire hazard...if you want exact deminsions I will provide them no student should be deprived of the joy of watching a stirling engines flywheel turn...nor should they require a machine sho!
14 May, 1998


Q107: 本年の夏頃、都内近郊でスターリングエンジンのコンテストがあると聞きました。これに関しての情報がありましたら教えてください。よろしくお願いします。
12 May, 1998
Japan

A107: スターリングエンジンのコンテスト「第2回スターリングテクノラリー」は、平成10年11月14〜15日に(株)本田技術研究所で行われるとのことです。参加申し込み期限は9月10日となっています。さらに詳細な情報は、もうしばらくすると手に入ると思います。


Q106: 今、ディスプレーサ型のエンジンを製作したいと思っているのですが、あまり温度を高くせず、高出力のものを作りたいのですが、どのくらいの温度差をつければよいのか教えてください。
12 May, 1998
Japanese student

A106: この質問は少し漠然としていて、答えるのは難しいですね。最初に使用する熱源を決めてみてはいかがでしょうか。例えば、お湯を使うとか、パソコンの熱、電化製品の排熱、バイクの排気ガス、太陽熱、ごみの焼却、ガスバーナなど。もちろん、高温の熱源ほど高出力なエンジンになり、回しやすくなります。その後に、温度差を想定して、出力の概算、エンジン設計をしていくのがいいと思います。 がんばってください。レポート、期待しています。


Q105: 私は12mmのピストンを使ってLSE-01を作りました。私のLSE-01は、加熱すると、2000〜3000rpm程度で回ります。ベアリングは内径2.5mmのものを使っています。
私は、そのエンジンの圧縮比を高めた場合(最小容積にした下場合)、再起動がとてもしやすいことに気づきました。なぜなのか教えてください。
私はこれからV-4エンジンを作りたいと考えています。
10 May, 1998

A105: 一般に、圧縮比を上げると(最小容積にすると)エンジンの出力は大きくなります。一方、機械損失は圧縮比を変えてもあまり変わりません。エンジンは出力と機械損失との兼ね合いで動きますから、圧縮比が高いエンジンほど回りやすくなります。そのため、再起動もしやすくなります。


Q104: ディスプレーサピストンによって発生するエネルギは、エンジン全体のエネルギに対してどの程度の割合ですか。
5 May, 1998
The Neterlands

A104: ディスプレーサピストンの両端の空間の圧力差は非常に小さく、容積変化もほとんどない(ディスプレーサ軸の断面積のみ)ので、ディスプレーサピストンはほんのわずかなエネルギしか発生しません。
ディスプレーサピストンで発生するエネルギが、熱交換器内での圧力損失であるとすると、エンジン全体のエネルギに対する割合は約2〜5%程度だと思います。


Q103: 私は30ccの注射器を手に入れました。そして、LSE-01を作りたいと考えています。そこで質問なのですが、それぞれの部品を大きい注射器用のサイズに変更することは簡単にできるのでしょうか。また、そのときの注意事項はありますか。
28 April, 1998

A103: 30ccの注射器の直径は約20mm程度でしょうか。簡単に大きい注射器用のサイズに変更することができると思います。注意事項としては以下のことがあります。
(1)クランク機構への荷重がかなり大きくなりますので、より大きめなベアリング、ピストンピン、クランクピン、シャフトを使ってください。
(2)大きい注射器はとても壊れやすいので、高音側のピストンホルダを注射器の外側に取り付けた方がよいでしょう。アルミの熱膨張率はガラスよりもかなり大きいので、注射器の内側にピストンホルダがあると、ガラスが割れることがあります。


Q102: 250W以上の高出力スターリングエンジンを使って実験をしたことがありますか。
私は発電用のエンジンを作りたいと考えています。そのエンジンを個人的に作るので、簡単に作れて、安価なエンジンを探しています。私は貴殿の模型エンジンの図面を勉強しました。そして、より大きいエンジンを作ることを考えています。その後、貴殿はロータリディスプレーサ形スターリングエンジンの開発をしましたか。そのエンジンはとてもすばらしいと思います。
27 April, 1998
Germany

A102: はい。現在、私が勤務している船舶技術研究所には2kW級の高出力スターリングエンジンがあります。数年前までそのエンジンを使って実験をしていました。しかし、そのエンジンはとても複雑な構造なので、個人で作るのには適していないと思います。
その後、ロータリディスプレーサ形スターリングエンジンの開発は行っていません。このエンジンは温度差をつけづらいので、高出力化は難しいかもしれません。むしろ、低温度差スターリングエンジンに適しているように思います。


Q101: 私は小型のスターリング冷凍機を設計しています。現在、スターリング冷凍機は電気エネルギで動いています。貴方は小型のスターリングエンジンで小型のスターリング冷凍機を動かす、複合機器を作ることができると思いますか。
27 April, 1998
The Netherlands

A101: はい、まだ試したことはありませんが、そのような複合機器はできると思います。その複合機器が完成すると、太陽熱を利用して、氷や冷たい水を作ることができるのでしょうか。すばらしいですね。


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Koichi Hirata

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