位相差可変機構の構造
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位相差可変機構は4つの傘歯車を利用しています。この機構をスターリングエンジン
に用いることで容易にエンジンの出力制御を行うことができます。
位相差可変機構の構造
この機構は上図のように4つの傘歯車(bevel gear)と2本の出力軸、内輪(inner
ring)、外輪(outer ring)から構成されています。
上図において、傘歯車Aは出力軸A、クランクA、さらにコンロッドAを介してピス
トンAにつながっています。傘歯車Bは出力軸B、クランクB、さらにコンロッドBを
介してピストンBにつながっています。
ここで傘歯車CとDが傘歯車AとBとにかみ合うように内輪に固定されています。す
なわち、出力軸AとBとは互いに逆方向に回転します。
この機構により、外輪に対して内輪を回すことで2つのピストンの位相差を任意に変
化させることができます。
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Koichi Hirata